中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

感染症と感染力(読書感想文もどき) 対応策は自然免疫力を高めることに尽きる

感染症と免疫力

腸内細菌博士が教える新型コロナ予防法

藤田紘一郎/著  

出版者    ワニ・プラス 2021.2  ワニブックス(発売)

1.概要

(1)まず、概要を書くと

本書は、2020年11月執筆で、情報は「ホット」です。

猛威を振るう新型コロナウィルスだが日本は感染者、死者数は非

常に低い状況をふまえ、ワクチン以上に期待できる「自然免疫」

「訓練免疫」についてわかりやすく説明しています。

自らの免疫力で感染症から身を守る方法の紹介です。

(2)著者は1939根沼れで、東京医科歯科大を卒業し、東大医学

大学院修了を紹介、本職は大学教授歴任のようでです。

専門は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。

(3)いきなり、私の感想

新型コロナついては、至るところで、書いています。

今回は、本来の意味での専門家の執筆で、最近の知見も踏まえたもの

なおかつ私に「しっくりくる」見解を取り上げます。

引用した本文は、「あらすし・要約」というより、まさに私が言いた

かったこと語ってもらうスタンスです。

ただし、前提を抜いた意図的な切り貼り、脚色はなく、真摯な引用を

心がけています。 

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感染症対策は免疫力を高めること

2.本文から

交通が極度に発達し、地球温暖化も進む時代、新興・再興の病原体が

私たちの生活環境に入り込みやすい状況は、今後ますます拡大してい

くことになるでしょう。  P30

 

寄生体の目的は、生物に「寄生」し、自らの子孫を広げていくこと。

その目的とは、すなわり「共生」であり「殺人」ではないのです。

P34

 

考えを改めるべき生き方とは

地球とは微生物たちのもの。あとからやってきた人類は仮住まいを

させてもらっているに過ぎない」と理解するところから始まる。P35

 

今、新型コロナが流行するなかで、「いかに感染しないか」が重要視

されています。しかし、自然免疫で対応できる感染症の場合は、「たと

え感染しても、発症しない。重症化させない」というほうがはるかに

重要です。 P48

 

(抗体を持つ人が僅少、という結果報道に対して)

感染によって抗体が一度はできたけれどもすでに消えてしまった人

あるいは自然免疫によってすみやかに対応できたために抗体ができな

かった人が多かった、というのが正解と私は考えます。  P53

 

何事もよい方に考え、ポジティブな思考を心がけましょう。それだけ

でNK細胞の活性を高め、自然目根来を強く保つことができます。

それが感染症予防にもつながるのです。  P61

 

枠組みの見直し

1.感染のリスクを伝えるのは死亡者数

2.指定感染症から外す

3.煽りを止め、正確な情報に基づいた報道を  P72

 

(著者は、BCG支持)

効果もわからず、副作用の心配も残る海外のワクチンに投資するな

ら、なぜ国内で生産され、効果も明らかで、副作用の心配も少ない

BCGに国費を投じないのか。 P92

 

ストレスが少なく、規則正しい生活を心がけ、良い睡眠と健全な食事

、、、自然免疫力を高く保つことが出来る。  P107

 

「細菌やウイルスは悪いものだ」「風邪をひくのが怖い」という思い

込みを捨てることです。様々な舌筋と触れ合う機会を増やすことは、

自然免疫力を高め、アレルギーを予防し、新型コロナの重症化を防ぐ

ためにも欠かせない事なのです。  P140

 

 多くの国の人たちは、国に自主性を規制されることを嫌います。とこ

ろが、日本の多くの人は、国民の行動に対策を講じることのできない

主導者を責めます。その意見からは、自主性を奪われることより、

「国になんとかしろ」という思いの強さを感じずにはいられません。

 つまり私たち日本人は、集団のなかで横並びでいることや、指示を

仰いで生きている方が楽、という性質を持ってしまっているのでしょ

う。難しいことを考えなくてもよいし、失敗の責任を取らなくてもよ

いからです。 P187

 

3.改めて感想

感じたことは、当たり前のことが書いたあり、そのとおり「当たり前」

と感じたこと。

読み手の私にインパクトは少ないが、煽りがない、と感じる。

今に日本では、誰しも、自分の見解を忌憚なく述べてよく、筆者の

視点にに私も同感することが多い。

地球にあとからやってきた人類は仮住まいをさせてもらっている」

は、好きなフレーズ。 

 

 

今週のお題「告白します」 今回も昔話に終始と思ったのですが、中止

今週のお題「告白します」とあります。

1.「告白」を、秘密を漏らす、と取ると

昔、竹内宏さんで、読みましたが

「秘密を作ることは楽しいが、秘密を漏らすのはもっと楽しい」

というのは、人間の性(さが)のような気がします。

 「ここだけの話」は、みな大好きだし、「告白」に関連する恋愛
ものは身分、おかね、社会慣習、肉親の眼、といった障害があって
こそ、盛り上がるもので、時代が下がって「障害」が減ってくると、
それはそれで、難しくなってきそうです。
 ロミオとジルエットも、歴史的地理的背景が解らないと、さっぱり
切実さがありません。
人間は変わらないから、古典の中にも「告白」をテーマとしたのは、
幾多もあったことでしょう。

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「告白」されてプレゼントをもらったイメージ
2.「告白」古典の思いつき
(1)私が思いつくのは、アウグスティヌス「告白禄」で
 ・アウグスティヌスの青年時代の罪深い生活からキリスト教への
  めざめをたどっている。

 ・アウスティヌスは自分がこれまでの罪深く、道徳にはずれた

  人生を送ってきたことをどれだけ悔いているかについて述べ

  ている。

 ・またその後にマニ教を信仰していたことや占星術を信じていた

  ことの後悔を論じている。

 と、あります。
 昔歴史で知るくらいで、原典読んでいませんし、仮に読んでも、
 価値癌が私には理解できない気がします。
(2)もう一つは、三島由紀夫の「仮面の告白」でしょうか。

・人と違う性的傾向に悩み、生い立ちからの自分を客観的に生体

 解剖していく「私」の告白の物語。

・自身の性的志向への自覚と、男女の愛への試みと挫折が、苦痛と

 悲哀に満ちた理知的かつ詩的な文体で描かれている。

とありますが、三島は頭はいいんでしょうが、その理知的な文章は

、私にはイマイチです。

(3)夏目漱石の「こころ」

  「告白」とタイトルにはないですが、夏目漱石の「こころ」の下巻
 部分「先生と遺書」は、「先生の赤裸々な告白」ですよね。
 何度か、年月を経て「こころ」は読んでいますが、その時々で、読
 み方は変化しています。
 
3.私にとっての「告白」
(1)秘密を持つのは、私にとっても、楽しいことであり、仕事の中
ではいくつもの「機密情報」に接しますが、「墓場の仲間で持って
いく」パターンでしょうか。
そもそも、生活の方を稼ぐ仕事において、たまたま立場上接しただ
けで、形式上の「守秘義務うんぬん」を超えて私が「ばらして、告
白」という訳にはいかないでしょう
(2)同じく家族や、友人・知人関係に関わる「秘密」もそうでしょ
う。
 「大したことがない秘密だ、開示しても、誰も影響を受けない」と
は、 私が、勝手に判断してはいけないできないことだと思っていま
す。
(3)消去法的に、もう「時効」であったり、関係者が存在しなかっ
たり、 「明白に誰も悪影響を受けない情報」の告白、つまり「昔
話」が該当し そうです。
 ところが、この「昔話」をネット上に、開示して、誰が関心を持つ
の だろうか意味があるのだろうか、と考えます。
もっと、具体的に滑、歴史を生き抜いてきた古典はおろか、いわいる
三文小説や私小説にも、遥かに及ばない内容の文章に、全くの他人の
関心を引くようなことが書けるだろうか?と考えてしまいます。
(4)最後にひっくり返し
「このブログで、オマエは告白をしているだろう」と、詰められる
と、そうかもしれません。
私見」という言葉を、私はブログ上で多用するし、本を読んで感じ
たことや、新型コロナ報道に対する見解、米国大統領選挙に関する見
解を書いています。
私の信条の吐露、と言われるとそうかもしれませんし「告白」をいた
るところでやっている、ととられるかも知れません。 

マスコミへの信頼度から考えたこと やはり、自分でよく考えること

先日、あるyoutube channnelを聞いていて、とても面白かったので

元ネタを、紹介し、少し私見を述べます。

「日本だけ異様に高い信頼度」マスコミを盲信する人ほど幸福度は低い 欧米のマスコミ信頼率は5割以下 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

全体の見出しは以下の通り

日本人の価値観は世界各国と比べてどうなのか。

最新の「世界価値観調査」によれば、

他の先進国が「新聞・雑誌・テレビを信頼できる」とした率は5割以

下だったが、日本だけ7割近くと非常に高かった。

統計データ分析家の本川裕氏は、「他国より事実に基づく客観的報道

が多いと見ているのでしょう。しかしマスコミへの信頼度が高い人ほ

ど幸福感が薄いという調査もある」という

 1.信頼度について

2019年調査分で信頼度の高い組織・制度を順に掲げると、

 1)自衛隊(81%)

2)警察(79%)

3)裁判所(78%)

4)新聞・雑誌(68%)

5)テレビ(65%)

7)行政(45%)

10)政府(40%)

13)国会(31%)

(順番が飛んでいるのは、私が適宜削除しました)

※調査時の設問は、信頼している組織・制度を複数回答で選ぶという

かたちではなく、信頼しているかどうかを各組織・制度について聞く

というかたち。

 なお全体の論調のうち、マスコミへの信頼に絞って少し要約します。

(1)まずは、「政府」への一般論

①国民の信頼度は、「行政」「政府」「国会」「政党」の順で数値が

下がっており、政治的な要素が強くなるほど信頼度が低くなることを

示している。

② 自衛隊や警察といった実力組織、あるいは司法をつかさどる裁判

所の信頼度がこうした政治的な組織・制度と連動せず、政治から独立

した存在であることを示している

③先進国の場合、総じて軍隊、警察、裁判所の信頼度が高く、議会

(国会)、政府、政党の信頼度は低いという一般傾向が認められる。

政府への信頼度は、英国、イタリアが20%台と低いが、日本、米

国、ドイツ、フランスも30%台とそれほど高いわけではない。

欧米の中ではスウェーデンが50%台と比較的高い。

政党、および政党色が濃い議会はどの国でもほぼ最低レベルである点

が共通である。

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(2)マスコミの「信頼度」位置づけ

マスコミ(新聞・雑誌、テレビ)の信頼度は日本で特に高く、こう

した高い信頼度にもとづき、新聞・雑誌などのマスコミは日本の世論

形成に大きな影響力を保っている。

これとは対照的に他の欧米諸国におけるマスコミへの信頼度は低い。

特に英国では政党に対してすら下回っている。

政府の信頼度との関係では、日本では、政府発表よりマスコミの報道

のほうが信じられているのに対して、欧米諸国では、「どっちもどっち」か「政府のほうがまだまし」という状況にあるのである。

②途上国含む国際比較

途上国(ロシアなど体制移行国を含む)では、政府への信頼度は10%

以下から100%近くまで非常にばらつきが大きい点が目立っている。

他の先進国がいずれも新聞・雑誌に対してはほぼ5割以下の信頼度し

かないのに、日本だけ7割近くと非常に信頼度が高く、政府への信頼

度と比べて差が大きい点が非常に目立っている。

他のG7諸国、すなわち、英米、フランス、ドイツ、イタリアといった

国では、日本と異なって政府も新聞・雑誌もどちらも信頼できないと

いう国民が多いのであるが、政府はあまり信頼できないが新聞・雑誌

は信頼できると見なしている点で日本人は特異なのである。

 (3)原因について、筆者の見解

もともと日本人は、国家という存在に疎遠な民族と言えるが明治維新

とともに外国への対抗上、思いのほか強力な国家ができてしまった。

そうしたところに、御用新聞として国家に密着したり、逆に反体制新

聞として政府に反対したりするものの、実は国家とは距離を置いたジ

ャーナリズムという存在が現れたので、日本人は「待ってました」と

ばかりに、これに妙に親近感を抱くようになったのではなかろうか。

これが日本人特有の新聞・雑誌への高い信頼度の理由なのだと考えら

れるのである。

 (4)今後をにらんで

①日本人の高いマスコミ信頼度の功罪に関しては、マスコミやネット

の報道を、鵜呑みして無批判的に受け入れる文化・習慣ゆえに、最近

SNSなどで発信されたフェイクニュースに翻弄されがちというマイ

ナス面もある。

②やはり大局的に見て、諸外国と比較すれば、事実に基づく客観的な

報道がなされているほうなのだと解するのが妥当なのかもしれない。

国民の顰蹙を買うようなメディアの失点が他の先進国とは異なりまだ

起こっていないせいなのだろう。

③ただ、2020年以降のコロナ報道や政府に関する報道に関するネット

を含むメディアの姿勢に対してはネガティブな意見を持つ人も多い

め、次回(おそらく5年後)の調査では、マスコミの信頼度が急落す

る可能性がないとはいえない。

 (5)筆者の面白い指摘

①「マスコミへの信頼度が高い人ほど幸福感が薄い」という意識調査

結果もある(内閣府「生活の質に関する調査」)。

②報道機関を「信頼している人」の幸福度があまり高くなく、また

「信頼していない人」の幸福度が比較的高いという結果だが、これは

社会のマイナス面の指摘に偏りがちなマスコミの報道が、自分たちの

社会に対する暗い見方を必要以上に増幅するという副産物を生んでた

めと見られている。

ということは、今後さらにマスコミ離れ現象が起きたとしても、それ

は必ずしも悪いこととは言えないかもしれない。

 

2.最後に私見

数字の鵜呑みはやはり怖い。

母集団や集計の仕方等等データに、モノを言わせる過程で様々な操作

が行われるのは通例、そして、自分に「しっくりくる」データから、

理論を積み上げていく。

それを踏まえたうえで、上記説明には、私は組したい。

いわいる他の先進国比較して、マスコミの信頼度が高いのは「しっく

りくる」し、コロナ報道や政府に関する報道に関するネットを含むメ

ディアの姿勢に対してはネガティブな意見を持つ一人である。

次回(おそらく5年後)の調査では、マスコミの信頼度が急落する可

能性は、個人的には高いと思います。

自分の姿勢は、変りません。

何事においても、縦(歴史)と横(世界情勢)踏まえてよく考える

ことです。

長持ちさせるには、やはり情報の組み合わせ(独創的思考は凡人には無理)

1.関心を引くこと

 (1)人目を惹く、関心を引くとなると、過激なこと、極端なこと、

目立つことを言うに限るでしょう。

現在のSNS情報の限らず、テレビ、新聞、ラジオ等のオールドメディ

アも、もちろんこの分類です。

もう1年以上となる「新型コロナ報道」もそうでしょう。手を変え、

品を変え、比較を排除し、数字をいじり、理論を捻じ曲げて・・・

また、米国政治報道に関しても、よく

「オールドメディア、自分の主義主張を説明するのでなく、特定勢力

プロパガンダ機関となっている」いる、とよく言われるところ。

確かに、ウケを狙うと、「何が真実か」でなく、何が人々の心理に影

響を与えるか、となります。

 

(2)一般受け、を狙わない、ことについて。

例えば、哲学者の萱野稔人さんの言葉を少し引用します。

 結局、何らかの形で人類の数を減少させない限り、エネルギー

の大量消費による地球環境の破壊は軽減できません。

 (闘うための哲学書 P248)

人びとに厳しい認識をさせる、あるいはこういうものだと理論

的に納得させるのも哲学の役割だと思います。

だからと言って生き方まで暗くなる必要はないわけですし、厳

しい認識に耐えながら楽しく生きる作法を示すことだって、哲

学の役割ですよね。(同書 P249)

 つまり、「ほんとうのこと」は、なかなか、「一般受け」するのでも、

注意をひきやすい、言葉でもありません。

例えば、直近(2月14日のニュース)トランプ弾劾失敗は、肯定、否定ど

ちらの説も、センセーショナルに表現できて、関心を引きそうです。

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独創性は、普通の人には難しい

2.一つの手法は、深い思考と情報の「組み合わせ」

(1)では、一時的な「ウケ狙い」ではなく、地道な思考で、どう人々

の関心を長持ちさせるかですが、「対応すべき、情報の組み合わせ」と

なります。

➀自分なりには、考えたつもりでも、所詮独創と言っても既存知識の

 掛け合わせや、組み合わせの変更であり、 本質的な独創は稀有で

あろうと、再認識すること。

②人間の感性は、あまり変わらないから、一つの流れが気に入るはず

③とはいえ、人間は「飽きる」、「退屈を怖がる」から

 言いたいことはいつも同じで、かつ構成・ストーリーの目先を変え

ことが必要

④「創造性」を求められる場合、肩ひじ張っても仕方ない。

  適度の 「既存知識の掛け合わせや、組み合わせの変更」で対応

  するのが普通の人間が、生きていける道ではないか。

 そんなの「アタリマエすぎて」、面白くもおかしくもない、結論です

が、最近とみにそう思います。

  

3.補足事象 ワン・パターンだから安心

 (1)世の中で「受けている」映画や、ドラマ

これらを追っていくと、傍目には「ワン・パターン」の何がいいの?

と批評する人も、多いでしょうが、 実際は、そうでないと、つまり

一つの安心できる流れがないと、受けない、のでしょう。

 ディズニー古典的映画、時代劇(水戸黄門はじめ勧善懲悪ドラマ)

等々、誤解を恐れずに言えば 基本的に、流れは変わらないと思います。

 新規創造より同パターンで目先を変えて対応すること

 なぜなら、人間は変わらないから。

  あまりに「独創的」であると、びっくりして顧客の感性に響かな

い、 というか、顧客によく解らないので、結果として受けない、

のでは?

(2)「飽きる」、「退屈」は大敵

しかし「飽きる」、「退屈」だと受けないので、新規創造でなくて

、同パターンで目先を変えて、対応することが必須です。

人間の本質は、いつになっても変わらないのだから。

あえて、自然科学と社会科学という分け方をした、少なくとも「社会

科学」の方は、自分が生きている、70,80年程度のスパンでは、「目

先を変える」レベルにおいても、そんなに大きな変化は、ないと思い

ます。

 

(3)変わらぬ味

少しずれますが、「変わらぬ老舗の味」というのは、実は時代に合

わせて、少しづづ変化(例えば砂糖の割合)さて、お客さんには、

「変わらぬおいしさ」、と評価してもらうテクニックもあると思い

ます。

 

  4.補足その2:独創的発想を否定しません

(1)本質的な独創的思考は、否定しません。

   例えば、現代数学における長年の謎を解くとか・・

  しかし、無論私は、そういった人には該当しないし、本当の新規

性、創造性の目利きはできませんので、コメントできません。

ただ、否定しないだけです。

(2)ノーベル賞級の話

ノーベル賞級も、経済、文学、平和は横に置いといて

物理学、化学、生理学・ 医学、に関しては「独創性」の範囲かと思い

 ます。 しかしながら、こちらも(1)同様、何がすごいのかは、私に

は解りません。

PCRサイクル(CT値)厚生省通達で35と世界並みに変更 基準改定の実効性は?

1.PCR検査基準についての過去報道と私見

新型コロナウイルス対応については、何度も私見を書いています。

昨年11月19日の「PCR検査陽性基準」のブログもその一つ

PCR検査の陽性基準を、リポートしない不思議さ これをもっと国民に知らせるべきでは? - 中高年michiのサバイバル日記

長めの要約となりますが、以下の通り。

(1)前置き

不思議に思っていたのは、新型コロナで大騒ぎする人々がどうして

PCR要請基準について、議論しないのか、ということ

少し古くなりますが、2020年11月8日の新聞記事で、それらしきも

のを初めて見つけたので、各位と情報共有および私見

 (2)新聞記事

新型コロナ:PCR「陽性」基準値巡り議論、日本は厳しめ? :日本経済新聞

①陽性と判断する基準値には、増幅に必要なサイクル数(CT値)を使う。

基準を高く設定するとウイルス量が少なくても陽性と判断される。

国立感染症研究所の新型コロナの検査マニュアルでは、原則この値が

40以内でウイルスが検出されれば陽性と定めている。

 一方、台湾では35未満に設定しているとされる。日本で陽性となった

人が台湾では陰性となる可能性がある。中国は中国疾病対策予防セン

ター(中国CDC)によって37未満を陽性と判断するが、37~40の場合

は再検査などを推奨している。

 日本でも一部検査機関では40に近いと再検査する機関もあるが、国の

指針などはない。国際的にも40程度に設定している国が多いとみられ

る。

 ②記事その2

基準値が問題になるのは、この値を高めに設定すると、ウイルス量が

ごく微量で、他人に感染させる恐れがない人まで陽性と判断してしま

う恐れがある。

入院や治療が不要な人まで陽性とされる懸念がある。

・英国のある研究が、CT価25より小さい陽性者の85%以上は他人に感

染力があるウイルスが培養できたが、35を超えると8.3%しか培養でき

なかったとの結果もある。

 ・米ニューヨーク・タイムズの報道では、米国でも基準値は40前後に

設定されているが、一部の専門家から「30~35程度が適正だ」との

声も上がっているという。

 ・日本臨床検査医学会で新型コロナ対策を担当する柳原克紀・長崎大

教授は「ウイルスが極めて微量だから感染性がないとは現状では言え

ない。使う機械や試薬によってもCT値は異なる。この値だけで断言は

できない。」

(3)私見コメント

 その①

・台湾がコロナ対策の「最優等生」と聞いたいましたが、35未満とい

うのは「40よりゆるい」と読めます。

 中国はともかく、台湾と日本や、ニュージーランド、オーストラリ

アは同程度と思っていました。

 その② 

本来の感染者、重傷者を対応するのが、医療の趣旨でしょうから、

素人ながら、「30~35程度が適正だ」と思います。

PCR信仰が消えない日本で、台湾並みに、した方が「PCR陽性

者」はより正確な情報になるかと思います。

政治決断は経済状態、国際比較等もっとマクロな見地に立つべきで、

また、それに伴う責任を持つのが政治でしょう。

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ドライブスルー方式でのPCR検査

2.ようやく正常化の方向?

下記記載の先日の松田学さんのyoutube channel で、知ったのですが

今年の、1月22日付けで、厚生労働省から通達が出ており、このCT値

の基準が、ようやく正常化に向かうように読めます。

(1)事 務 連 絡 令和3年1月 2 2 日
都 道 府 県 各 保 健 所 設 置 市 衛生主管部(局) 御中
特 別 区
厚生労働省新型コロナウイルス感染症 対策推進本部
医療機関・高齢者施設等における無症状者に対する検査方法について(要請)

と言うもので、

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検体プール検査法の指針」

名の中に、次の記載があります。(太字は私)

検査機器および検査試薬、カットオフ値(検出限界値)について


検査機器名 ●●●  検査試薬名□□□
カットオフ値(検出限界値) CT 値 35(感染研法による)
プール化検体による事前評価の内容及び結果表(操作手順書を添
付のこと)
唾液、5検体プール 計 40 プール
陽性グループ(陽性検体1+陰性検体4)各検体 250μL
陽性グループ(30≦Ct 値<35) 20 プール
陰性グループ(陰性検体5) 20 プール

(2)以下が松田さんのチャンネルです。

 https://www.youtube.com/watch?v=HGU09Or5sIo&t=652s

www.youtube.com

 

 3.再び私見

(1)専門知識の欠落は、いかんともしがたく、厚生労働省の通達が、

充分理解できたわけではありません。

今回の通達が、「一歩進める」ことの一助になると願うわけです。

過去のことは、問いません。

今回の「新型コロナ騒動」には、行政及びマスメディアに私批判的で

あり、結果として医療関係者,製薬関係者のみを利することになった、

とか

今後温かくなり、感染症が下火になりそう、とか

オリンピックへ向けての画策等々とか

勝手に思いますが、それも無意味あり、共有は求めません。。

(2)もう少し前向きに考えて

PCR検査基準が「世間(世界)並み」日数いて、今後海外往来に必要とさ

れるであろう「陰性証明」がグローバル・スタンダードに、少しでも

近づけると、いいなと、まずは思うだけです。

 

自分の価値(読書感想文もどき)また曾野綾子さんのメッセージを取り上げます

自分の価値

曽野綾子/著  

出版者    扶桑社 2020.9

1.概要と私的所感

(1)まず、一般的紹介を書くと

こうあらねばならない、という生活はしない。弱さは財産であり、

幸運である。ものごとはすべて変化する-。不安や不満を抱えて

模索する人に向けて、力強く前進できる言葉を、これまでの著作

から抜粋して紹介する。

となります。

 (2) 私は、たまに「しっくりくる」とか「ほどんど同意見」ということを、使います。

 ふと、思い出すだけでも、昔は竹内宏、邱永漢らがいました。司馬

遼太郎、堺屋太一もそうです。

 最近よく引用する出口治明さんほか、曽野綾子さんもその一人。

若いころの彼女の小説をよく読んでいるわけではありません。

キリスト教一神教的考え方とは、私は一線を画しています。

しかしながら、この10年くらい、彼女がお年を召されてからの

エッセイ等は、出版物としては、割と読んでいます。

「ウマが合う」という表現でしょうか。 

 

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曽野綾子さんのエッセイもこの本棚イラスト

2.本文から

子供も中年も読書をしなければ人間にならない。テレビやインター

ネットの知識と読書のもたらす知識とは質が違う。さらに日本語の

文章を毎日書き、よく人と語らなければならない。その訓練をした

人だけが将来、自由で開放された人生を送るのである。  P32

「『群れない』生き方」

 

哲学者のエピクテトスが言ったことですが、「老年期こそ、実は学

ぶのに最適な年月なのだ」と。引退してからの時間、さらに老年期

に入ってからの時間、したいことが何でもできる自由を得ている。

人に期待されないということは自由ということでしょう。

いくらでも積極的に学べるのですから、暇をつぶしているのは時間

の無駄ですね。勉強する楽しさというのは、魂を満たしていくもの

だと思います。  P34  「死という最後の未来」

 

一人で遊べる習慣を作ることである。

年をとると、友人も一人一人減っていく。いても、どこか身体が悪

くなったりして、ともに遊べる人は減ってしまう。

誰はいなくとも、ある日、見知らぬ町を一人で見に行くような孤独

に強い人間になっていかねばならない。 P35 「完本 戒老録」

 

かつて地球が生成してから、どれだけの数の人間が生まれたか知

らないのだが、そのすべての人が死んだ。だから地球のすべての

土地が、たぶん誰かの埋葬の地なのである。

私たちは、死者の墓の上に生まれ、そこで育てられ、そこで終焉

の時を迎える。それ以外の運命を生きる人はいない。

 P58  「人間の愚かさについて」

  

私には他人の好みは計りかねるが、最大の成功は、自分と他人を

殺さないことだろう。なぜなら、人生の意義の第一は、与えられた

生活を文字通り全うすることで、その長さや質を自分で決めては

いけないものなのである。それは思い上がりというものだ。 

 P59 「死生観」 

 

若い時は、いい人か悪い人か、好きか嫌いか、であった。しかし

今では、どんな変った人も、面白い、会えてよかったと思う。

退屈な人は一つのグループだけで、「権力欲の強い人」と「有名人

に近づきたがる人」だけである。

他の人はどんな癖も楽しく思える。  P83  『群れない』生き方

 

外界の変化に耐えるのは、鍛え抜かれた肉体があるからだと信じたい

思いは誰にもあるのだが、精神力こそが肉体を支える基本で、それ故

に人間は危険を脱することが出来るのだ、という構図は、あまり描か

れて居ない。 P111   「人生の引き際」

 

高齢になるということは、途方もない解放をあたえるものだ。良くも

悪くも先が長くない。良いことにもさして執着せず、悪いことにも深

く傷つかない。こういう幸福な高齢者世代が日本には実に多くいる、

ということだ。  P131 「死正論」

 

人生で仕事と呼ばれて収入を得るには、すべてのつらさに何年も耐え

自分で工夫することが昔から条件だった。(中略)

しかし誰でもできる平凡な仕事には楽しさがない。人は生来好きなこ

とをして稼ぐことが、幸福になる秘訣なのである。

P158  「不幸は人生の財産」

 

自分の考えに正しい理論があるように、反対の考えにも正しい理論が

ある。そこをきちんとわきまえて、自分の正しさを他人に押し付ける

ことなく、一人一人が自分の信じるところに従って行動する。

それが大人というものでしょう。

P182   「幸せは弱さにある」

 

人間の努力がなくていいわけではない。しかし努力で何事もなし得

るというわけでもない。」そう思えることが、一人前の大人の状態

だ、と私は思ってきた。  P208  「人間にとって成熟とはなにか」

 

 3.最後に

  先輩の至言に、何も加筆はありません。

余り若い人が読んでも、ピンとこないのは、それは致しかたありません。 

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解らないので、携帯ショップに行って話を聞きました。当然、未解決は多々あります。

1.何が解らないかが、解らない(一般論)とは
先だって、タイトル類似の件を、少し書きましたが、
日々の生活で解ら居ないことだらけです。
ここで言っているのは、いわいる政治判断とか、経営判断とか、
そもそも正解がなくて、後々人が当該判断の結果を、周りに与えた
影響を鑑みてどうこう解説する、といった高度のことではありま
せん。
また、若い頃、法律の議論においてある先輩が「法律の解釈に正解
はないんだ」と力説していたことも、思い出します。
 
少し抽象的ですが
正解はあって、そこへ到達する道筋も確立されているのですが、
他の方には容易でも、自分が、なかなかそこへ行きつかない、と
いったこと、つまり、
具体的事例で言うと、私の場合、WEBをめぐるシステム的なこと
、その運用方法等です。
恐らくやってることの意味を理解して、手順通りやると、正解に
行きつくのでしょうが、私の場合、諸般の事情で誰かにお願いする、
というパターンが多いですね。
 
2.そこでの解決策は?
解決する手段は
 何が問題間も含めて、解っている人に聞いて教えてもらう。
となります。 
 まずわかっていそうな人を見つけること。
 そして、教えてもらう前提として
 ①自分の聞く真摯な態度と、教えてもらう人を「先生」とし
  て敬意を表すること
 ②自分でもわからないなりに、理解しようと事前勉強をしっ
  かりしておく
 言葉を捕捉しますと
 ①でいう「先生」は、
 自分の知らないことを、教えてくれるから「先生」であって
 別の論点では、私の方が「先生」であることもあるわけです。
 当たり前ですが、全人格、全知識に対応できる固定的な師弟
関係があるとは、思っていません。
 その「先生」には、敬意を表しましょう。
②の事前勉強の定義も厄介。
 ある面、自分の心構え、精神的な態度を指していることもあり
 ます。
 「事前準備」をしているつもりも「先生」や周りから見たら、
 トンチンカンな方向性もあるでしょう
 書くと簡単ですが、実効は大変ですよね。身をもって感じます。
 例えば、しっかりした組織に属する会社員であって
周りの「ちょっと詳しい人」や正式な「システム担当者」に聞ける
体制がある人は、恵まれています。
それでも聞く前提として、「マニュアルをまず読め」「検索しろ」
と異口同音に指摘されます。

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携帯の契約がよく解からない話です。
 
3.一昨日のフロント現実の対応
 (1)再度整理してみて、上記1,2はまさに正論であり、その通りだ
と思います。
以下の話を、も少しレベルを落として、今回の対応は
「ちゃんと文字(日本語)で説明しているのだろうが、自分自身に
よく解からないので、聞いてみる」ということ。
企業経営もそうですが、どの世界もオープンな情報と、機密情報が、
あります。
この「機密情報」を聞き出そうとは思いません。
今回の疑問点ですが、当該申し込みについてのHPに

「メールアドレスに、キャンペーンのお手続き案内や、おトクな情報

をお送りいたします。サービス開始まで今しばらくお待ちくださ

い。」と記載ありました。

しかし、待てど暮らせで、さっぱり情報が来ない。

知るべき「オープンな情報」が、来ないので、しびれ切らし別メール

で問い合わせても、回答がいまいちでした。

そこで、面談で窓口の、係の人に聞いてみた、という次第です。

(2)つまり、ネットを調べると、書いてあることなんでしょうが

私が「メンドウ」なだけでなく、勝手な解釈や思い込み、誤認もあ

るかと思い聞いてみただけです。

この手の話で、私が納得するのは

・ちゃんと文字化していることを説明する

・公表していることと未確認なこと、解っていることとそうでない

 ことを峻別して説明する

ということです。

多様化した現在社会、たかが一私企業の携帯電話プランさえ、利用者

の疑問点を詰めていくと、フロンででも「解らないことは多々あるで

しょう。

そこで、「現時点で解っていること」、と「そうでないこと」を峻別

して説明すること、ごまかさない、私見を挟まない、推測でモノを言

わない、といった、基本的対応には、今回気に入った次第です。

「解らないことを解らない、書いていないことを書いていない」とい

うことは大切です。

(3)今後の対応

現時点でも、未解決の点は多々あります。

自分に必要な手続きや、知りたいこと引き直すと、疑問点ばかり。

時間をおいて、解決していくしかないと、思っています。