1. 広告宣伝費の市場規模
いきなりですが、
私は、日本の公告宣伝費の市場規模がどのくらいで、テレビとインタ
ーネット広告費がそれぞれどれくらいなんだろうかと、思いました
が、これまでの経験からは、数字のイメージがなく、また肌感覚も
ありません。
金融と不動産、一部製造業は、若干地理感が、ありますが、広告の
世界はさっぱり。
それで検索してみて、電通さんの資料が見つかりました。
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今年の2月28日掲載と、やや古いですが、電通の2018年日本の広告
費をみると
●日本の総広告費は、6兆5,300億円(前年比102.2%)
となり、7年連続のプラス成長
●インターネット広告費は、1兆7,589億円(前年比
116.5%)、5年連続の二桁成長となり、地上波テレビ広告
費1兆7,848億円に迫る
とあります。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2019/0228-009767.html
2.インターーネット広告費の近未来
すごいですね。
6.5兆円の総広告費の中で、インターネット広告費が1.75兆円と全体
の27%も占めて地上波テレビ広告費に迫っている、とのこと。
つまり、今や広告の世界もテレビとインターネットとが双璧で、
過去の成長トレンドからすると、早晩、インターネットがテレビを
抜いていく感じです。
普段の生活から、
身近に感じることも多いですね。
インターネットの世界の拡大は論を待ちません。
昔の子供は親から「テレビや漫画ばかり見ていないで勉強しろ」
といわれたものですし、その記憶のあるご同輩も多いかと思います。
最近の子供はテレビや(紙媒体の)漫画は、確かに少なくなってい
るのでは?
また、私は首都圏にいて、平日も休日も、電車に乗って移動する
ことが多いのですが、20年前、10年前と皮膚感覚で比較して
まず電車で寝ている人が激減しました。
新聞、雑誌、書籍を開いている人も減りました。
老若男女問わず、スマートフォンの画面を眺めている人が激増、
かくいう私も、電車で移動中は、紙の本を読んでいるばかりでなく
て、スマホをみて、メールチェック等やります。
もう一つ追加すると、電車の中の外国人比率が劇的に増えました。
彼らもスマホを見ている割合が多いように思います。
激増という表現は、少し変で、そもそもスマートフォン自体が20年前
には、存在しなかったのですから。
私は,予言者でも預言者でもなく、未来を見通す力はありませんが、どうも
このトレンドは続きそうで、より多くの人が、一層インターネット
環境にどっぷりつかることでしょう。
先進国、発展途上途上国問わず、また 当局の政治的締め付けの強弱
問わず、そうなるでしょう。
広告宣伝費市場においても、インターネット広告費のシェアが、上昇
していくように、思われます。