中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦前の中高年がざっくばらんに書きつける日記

ノーベル賞の賞金原資は大丈夫?基金の運用が上手なんでしょうね。

ノーベル賞ウイークが、始まりました。
タイトルに書きましたが、お金の観点から少し調べてみました。
 
ノーベル賞の賞金のもとは、
ダイナマイトでひと財産築いたアルフレッド・ノーベルの資産を
ベースとした基金であるのは知っていましたが、ハテ、賞金は基金
からだけなのか?
そもそも、お金の規模はどのくらい?
よく解っていないので、調べてみました。
 
1. アルフレッド・ノーベルはいつ亡くなり
  おカネをいくら残した? 
  また今は基金はいくらくらい?
  についてすが、
  1900年に財団が設立され、1901年から省の授与が始まります。
  120年弱前の基金イメージを、現在の為替ではかるのは、
  変ですが、対円で1クローナ=10.82と仮置きすると
  3.41憶円くらいでしょうか。
 
少し古いですが、2002年のリポートで、
基金設立当時は、3160万クローナ(現在の日本のお金で約200億円)といわれる。また、現在(2002年)の基金総額は300億円以上」
とのコメントもあります。
  さて、賞金総額ですが、
 2012年には、財団の経済危機などから、当時の賞金の1000万
 引き下げられました。
 2017年のノーベル賞の賞金額は900万スウェーデンクローナ
 (約1億2500万円)となりました。
 
なお、参照したのは、下記の2つのデータです
➀「ノーベル賞とその研究テーマに関する数値と単位」
2002年のデータですから、ちょっと古いですね

 および
②直近この9月に調べた方の下記「お金のカタチ」という記事

 

  以下、私のコメントですが、
 現在の米国著名私立大学の基金や、政府系、民間のグローバルな
 巨大ファンドと比較すると、小さい規模です。 
 また、純粋に資金運用益が賞の原資であり、米国著名私立大学の
 ようにみたいに、卒業生からの多額の寄付をあてにできない、
 思います。
 基金の性格から、「増資」「追加出資」というのも変な感じです。
 
2. 基金運用はうまくいっているの?
 1901年からもう一世紀以上経過し、潰れていない基金ということは
 掛け値なしに運用は上手といえるでしょう。 
その基金の運用方針ですが
ノーベルの遺言として、
「私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」とのことです
もちろんノーベル遺言の趣旨を組んで「安全な有価証券に投資」
でしょうから、
不動産の投資や、ヘッジファンドベンチャー企業投資は、含ま
ない(仮に投資しても大きなポジションではない)と思いますが、
当然、運用上のいろんな創意工夫は、あると思いますよ。
 
 3. 基金運用益の使いみちは、
  どんな振り分けになっているか?
 これも上記➀ノ2002年データですが
運用益の75%が受賞者に配分される賞金原資
15%がノーベル財産の運営費用,
10%が基金の元金に組み入れ、ということ。
妥当な、比率の気がします。
これも運用益ありき、なければ絵に描いた餅ですよね。
仮に基金総額が潤沢であったしても、
どこかの国の「ゼロ金利政策」をうけた銀行預金利回りだと、
「安全資産」かもしれませんが、運用利回りが限りなくゼロ、
これではそもそも、制度が維持できません。
 
4 おカネの面から見た将来
リーマンショックほか過去の金融危機の際はどうたったので
しょうか?
確かに経済情勢により、賞金総額に増額に増減はありますが、
過去に「賞金無し」は寡聞にして聞かないし、その意味では
経済変動の荒波を、掻い潜ってきました、といえます。
将来も、必ず経済危機はあるでしょうが、運用技術で生き延び
くれるでしょう
基金の中立性考えたら特定勢力からの大きな寄付受入れは不可で
しょうが
一方ノーベル賞の審査には、今後ますます時間やおカネのコスト
がかかると思料します。
AIを駆使してもそうなるでしょう。
 
5  まとめ
ノーベル賞」のブランド維持大切ですよね。
身もふたもない言い方ですが、
基本となるおカネがないと、制度の維持ができません。
ノーベル賞設立時の基本理念を維持しつつ、基金の運用頑張れ
と、応援するばかりです。