ネットを見ていたら
「Netflixは、小松左京のベストセラー「日本沈没」を、オリジナルアニメシリーズ「日本沈没 2020」として初アニメ化する,とありました。
私のような古い世代は1973 年の「日本沈没」の小説と映画です。
「日本沈没」が何かというと
1. 小松左京が1973年に発表した原作小説で
ある科学者が海底を走る奇妙な亀裂と乱泥流を発見し、彼はデータを集め続け、
「日本列島は最悪の場合2年以内に、地殻変動で陸地のほとんどが海面下に沈没する」という結論に達し、これに対応してストーリが展開します。
「日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのか」をテーマ
に据え、大規模な地殻変動により次々と海底に没していく日本列島
と、それにともなう日本人国外脱出を壮大なスケールで描いた小説
で、累計470万部のベストセラーとなりました。
実写映画化され、映画の感想も好評で
「日本は、日本人皆の故郷で、その日本という日本人皆にとってのベースが沈没してなくなってしまう危機の様子を、本作での描写は実に上手く、感動的に、効果的に、仕上げています。
まだ本作『日本沈没』を観ていないという方がおられたら、ぜひ1度は、このような〝本物の感動を呼ぶ作品〟を観て頂きたいです。」
というのがありました。
下記の「感想&まとめ」から引用です。
日本沈没のあらすじと原作との違いは?11つの名シーンの感想を語り尽くす!※ネタバレ解説 | あゆレビ -are you review?-
2. また、2006年には「シン・ゴジラ」などで知られる樋口真嗣監督がメガホンを取り再映画化されてきました。(これ2回目の日本沈没ですね。)
3. . 今回は3度目の日本沈没か、となるわけですが、アニメ化は今回が初となる、
とのことです。
今回は、
「日本沈没2020」の物語は、2020年の東京オリンピック直後の日本
が舞台。
都内に住むごく普通の家族・武藤家の歩と剛の姉弟は、突然の大地
震に見舞われ大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を試みる。
しかし刻々と沈みゆく日本列島は容赦なく武藤家の面々を追い詰
めていき……。
途方もない現実と向き合いながら、歩と剛は未来を信じ、懸命に生
き抜く強さを身につけていく。
というストリーとのことです。
湯浅監督コメント
国ってなんだ? 日本人ってなんだ? 生まれた場所とそこの環境で何が決まるの? 決まらないの?
子供の頃に疑問に思った自分へ答えるべく、このビッグタイトルへ挑みます!
オリンピックイヤーに起きた、国家の存亡にかかわる天変地異の中を避難する一つの家族と、たまたまそこへ居合わせた人たち、出会う人々にフォーカスし、大災害の顛末を描きます! ご期待ください。
「日本沈没2020」がNetflixで2020年配信へ 小松左京の傑作小説を湯浅政明監督が初のアニメ化 - ねとらぼ
4 経済視点から日本沈没をどうとらえるか?
新作となるアニメの紹介は、もっと詳しい方に当然譲るとして
「日本経済の沈没」から、少しコメントします。
2年前の2017年11月30日の記事ですが、
報道されぬ2020年危機。日本経済があと3年
3つの理由として
1 10%の消費増税
2 働き方改革 日本人の給与所得がトータルで5~8%減少
3 オリンピック特需の終焉
をあげており、
経済危機は、地震や台風のようにその発生自体を止められないと
いう種類の危機ではなく「政治の力」によって食い止め得る危機
というのが、筆者の主張ですが、
1はすでに実施されたし、私見ですが2,3も このままだと蓋
然性が高いような気がします。
http://報道されぬ2020年危機。日本経済があと3年で「どん底」に落ちる3つの理由=藤井聡
以下は私見です。
持ち論、経済論調には、万年悲観論、万年楽観論もありますし、
経済予測の当たりはずれは、後年の結果で判断するしかない、
となります。
巷に流布してる話ですが、
「悲観でも楽観でもどちらかに固執して同じ主張をし続けると
いつかは当たる」
というのが経済予測かもしれません。
日本の消費税影響はこれから、米国の景気は悪そうだが、
利下げがどう影響?
ラグビーワールドカップは盛り上がっているし、想定以上の
経済効果ある?
天災のことは当然私には、想像だに尽きませんが、
週末にも日本を襲いそうな、台風19号のマイナス経済効果が、
気になるところです。
5. 最後に好きなパロディを紹介します。
当時のベストセラーであった小松左京のSF長編小説『日本沈没』のパロディであり、題名の通り日本列島以外の文明を持った人類が住む陸地すべて(チベット、アンデス等の高山・高原地域も残っていることが記されるが、治安が悪くて住めないと、著名人たちに嘆かせている)が沈没してしまった世界を舞台に、唯一の陸地である日本へと殺到する世界の著名人の悲惨な境遇と世界で一番偉い人種となる日本人と三等市民である外国人の軋轢を描いた小説である。
2020年4月加筆
外出制限のなか、大手本屋が特設コーナー設置、小松左京の感染症と言えば、
昔読んだ「復活の日」を紹介