中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦前の中高年がざっくばらんに書きつける日記

中小企業を潰して減らせ、と言ったって・・・政治と行政はリード役でなく障害物の取り除きに徹するべき・

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中小企業従業員イメージ

日本経済の復活の処方箋と書くと

大きすぎる議題というか、現在に日本に確固とした方針があり、

それに沿って動いているとは思えません。

二つの極論を書くと

① 過去の政策は、成功事例がなく、ことごとく失敗している、

 日本は衰退の一途、もしうまくいっているとすれば、すでに日本

 経済は復活しているはずだ。

という見解がある一方

② 日本はそこそこ成功している。中国、韓国、米国、欧州各国

 等の経済は総じて非常に大変な状況。

 日本は、世界の主要各国の比べて、国際収然り、失業率然り、

 マシな国ではないか。 

 そこで、一つの切り口として元ゴールドマン・ザックスの日本

 経済アナリストで 現在非上場企業の社長でもある、デービット

 アトキンソン氏の日本再生の処方箋の中の、大幅賃上げ論を

 紹介し、 氏の説に対しツイッターを中心とした、反論や対抗

 論的処方箋、擁護論等を紹介、その後少し私見を書いてみたい

 と思います。

 1.アトキンソン氏の見解

議論は多岐に渡ります、要約しますると

  ➀日本企業の生産性が低い

  ②原因は、企業数の大部分、また雇用している従業員数でも

  最大勢力勢力を占める中小企業の生産性が低いからである。

  つまり非効率な産業構造が存在するから。

  ③中小企業の非効率には歴史があり、

   1963年施行された中小企業基本法に想定される、厳しい

   外部環境から中小企業を守ろうとした政策が、結果として

   日本に「低生産性・低所得」維持し「非効率な産業構造」を助長す

  ることとなった。

  ④当該体制を壊して、新し秩序を構築しなければならい。

 

処方箋の一つ必つとして、氏は大幅な賃上げを主張

引用しますと

最低賃金を引き上げるべき3つの理由

1つ目は、自然災害との関係です

2つ目。今も述べたとおり、生産性の向上は国の死活問題なので、

できるだけエビデンスに基づく議論を展開するべきです

3つ目。日本の場合、極めて急激なペースで人口が大きく減少

するという、他国にはない事情がある

 また、アナリスト出身らしく「徹底的にエビデンスを見よ」 と

 主張します。

社会保障の負担が増える一方、担い手が激減する日本では、根拠

なき感情論ではなく、徹底した分析に基づく科学的根拠をそろえ

たうえでの議論を展開することを強くお勧めしたいと思います。

 https://toyokeizai.net/articles/-/307134

  2.いくつかの反論 さみだれ式に

ツイッター中心に、私が面白いと思った、いくつかの反論を上げると

 ➀アトキンソン氏の論調の矛盾

中小企業が多すぎるから生産性が上がらない、だから淘汰すべきだ。
と主張する一方で、最低賃金上げても中小企業は潰れない、大丈夫

だというのは、矛盾していないか?

 ②もう一つの反論

国は、後進国新興国→先進国→成熟国で最終目標である「持続可能社会」

になる。

先進国(経済成長有り)に至るまでは=成長社会(拡大)経済成長で豊かに

なり成熟国(経済成長無し)=成熟社会(縮小)効率で豊かになる
成長社会は拡大であり、成熟社会は縮小なので、全てが真逆になる。
今の日本は先進国の中で最も早く成熟国になった国。
成熟国になった日本で賃金を上げようとするのは、間違い

日本が成熟国なのだから間違っている。

 ③厳しい現実的対応策

中小零細企業の70%が赤字の現状で、時給水準が最低賃金に張り付いている

地方で最低賃金を引き上げると、

社長の給与を減らして従業員に給与を払うしかないですね。
それが嫌なら利益を上げる努力をしろ経営者、できなきゃ従業員解雇して

廃業しろ、ですね。

④生産性処方箋提言

生産性を上げる最も有効な方法は

労働力を、人間という感情も欲もある厄介な労働力から、機械という感情も

欲も無い労働力に切り替えること。
日本は幸運なことに現在、労働力不足になっているので、労働力を人間から

機械へと本気になって促進させること。
移民という時代遅れの国外の人間に労働力を頼る方法はだめ、
そもそもが産業革命の目的は最後は労働力を人間から機械に全て切り替え任

せること。

  ⑤アトキンソン氏支持意見もあります

・私は中小企業診断士、日本の中小企業がいかに甘やかされている

 のか、よく認識している。

・原因をデータできちんと分析された上で具体的な対策も示されて

 いると感じる。
 主張されていることをもっと官民でブラッシュアップして、実行

 に移してほしい。

 

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役所のたらいまわしイメージ

3.私も少し考えました

➀アトキンスさんの意見は正論部分あり。

 1963年の中小企業基本法が、非効率な中小企業体制のそ存続を

 助長したのはそのとおりと思います。

 しかし、処方箋の大幅賃上げ、現実にやれるのでしょうか?

 「隗より始めよ」でアトキンスさんが社長の会社は、賃上げで

 きているのかな? 

少子高齢化、人口減少のなか、現実的に、地方中核都市への一極集中化、

全国的なコンパクトシティ化か進んでいると思う。

自然災害の多さは避けられない日本で、事前対応としての一層の

都市や居住地域のコンパクトは進み、

不謹慎のそしりを受けるかもしれませんが、災害が起こってから

の復旧でも「すべて元通りに戻す」というのは、時代の先を

にらむと、合理的判断を欠く面があると思います。

 ③抵抗勢力の強さで、流れが滞ることはあると思う。

例えば、今、法律は施行され、実務対応大童の「働き方改革法案」

だって、ずっと以前から構想は煮詰まっていたが、人口の最大勢力

の「団塊の世代」がほとんど引退する時期になってら、ようやく

動き出した。

④政治や行政の役割は流れを止めないこと、逆方向に竿を刺さない

こと。

人口動態を基に、今後何が起こってくるかは、おおよそ皆解ってくる。

上から情報管理や、愚民化しようとしても無駄だ。

政治や行政の役割は、時代の流れを読み、自らでしか、なしえない、

障害物を取り除いていく業務をすることだけ。しかも迅速な対応が

必要。

例えば、ネット事業者はじめ、新たな個人事業主の芽を潰さない、邪魔しない、

各種の障害を取り除いていくことであって、

民間をリードして町おこし、村おこしに大きな予算使って突っ走る

のは、私はどうかと思う。

官の方が民より有能と思うのは横暴を超えて、幻想ではないだろうか。