今回は、お題の「特別な街」に従って、少し書いてみます。
誰しも生きている以上、地球上のどこかに住んでいるわけで、
仕事やプライベート他、諸般の事情で、激しく住所や依拠、仕事場等が動い
ている人と、そうでない人もいるでしょう。
永遠の放浪者的な方も中にはいらっしゃるでしょうし、自分の意志でなく
「難民」とならざるを得ない方もいるでしょう。
私の場合、そんなに激しく動いていないし、仕事場や居住地に
かかわる抱腹絶倒の思い出話は書けません。
ただ、学生の時少し知っていて、その後仕事場として関係したこと
がある、渋谷について書きます。
1.昔の思い出
① 熊本の高校を卒業して、浪人生として東京に出てきたわけですが、
東京在住の叔父と渋谷で待ち合わせとなりました。
40年近く前の話です。
今では、考えられないかもしれませんが、正確な時間と場所を決めて
おかないと「会えない」ことになります。
その場での通信手段がないのです。
何せ、その叔父とは,私が小学校の低学年の時会って以来ですし、
私の服装や容姿に何か特徴があるわけではありません。
私はともかく、先方は私を見つけるのに難渋でしょう。
事前に「〇時×分に渋谷のハチ公のしっぽを握って
います」、という話をしておきました。
②40年近く前は、渋谷にもいわいる「ガード下の安い居酒屋街」が
ありました。
渋谷の待ち合わせの店に行くのに、駒場のほうからてくてく歩いて
下っていくのですが、途中松濤を通ります。
豪邸をいくつも見かけます。
表札を見ると、中には誰しも知っている政治家の名前があります。
田舎者の私は、「これが東京の金持ちの豪邸か」
となぜか感心します。
2. 最近の思い出
①ある仕事をしていた時、オーナーが渋谷に住んでいました。
仕事の打ち合わせで、喫茶店等外でだけでなく、自宅にお邪魔した
ことがあります。
誰しも悩みがあります。
資産を持っていると持っているなりに悩みがあり、金融資産より
土地についてのほうが、相続問題は大変です。
スーパー級のお金持ちは、自分がいくら資産を持っているか、
正確に把握できていないこともあります。
一代の大立者でなく大きな資産を引き継いだ方は、傾向として、
資産を「自分の代で大きくで増やしていく」と
いうより「資産を減らさないで守って次世代に
繋げる」という発想
が多いように感じます。
②渋谷での、割と高級な居酒屋。
結果として飲みすぎたのでしょう。
なんか平衡降感覚がなくなり、あれ、と思ううちに動けなく
無くなりました。
脳の血管が切れたようで、翌日から即入院。
いやはや情けない話。
いろいろ支障はありますが、何とか今こうやってパソコンで文字は
打てるし、人と話もできています。
脳出血が微量であり、ダメになった脳の部位が少なくて、良かったです。
3.都会と田舎
都会は重層的 田舎は割と単層構造とよく聞きます。
当然でしょう。人はそれぞれ違うわけで、人がたくさんいれば
いるほど、多様化しますから。
渋谷も老若男女がたくさんいて、出身や懐具合、考え方も様々、また特に
昨今はグローバル化を受け、人種、民族、宗教も違うひとびとがたくさん。
各人が、物理的には非常に近い場所にいても、
全く違う世界を見ていることになります。
人が集まると、消費も大きくなり、それに向かったビジネスも集まってきます。
勝手想像です。
渋谷、四谷、というと「谷」がついていますから、昔の感覚からすると、
周りの土地からすると、「低い場所」であり、水害が怖かったと思います。
時代は下り、私が初めて接した40年近く前も渋谷は大都会であり
またまた最近の渋谷の変貌ぶりは、メディア報道の通りです。
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