中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

日本史の新常識(読書感想文もどき) 常に知識の取り入れは大切、たとえ不愉快であっても

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常識とはなんだろうか?

日本史の新常識

著者       文藝春秋/編  

出版者    文藝春秋 2018.11

1.  概要

   学校で習った歴史はもう通用しない! 古代から幕末、明治まで、

日本史の転換点となった出来事や時代をつくった人物について、

一流の執筆陣が最新の研究成果をもとに、新たな論点を提示します。

粉期の読書感想文もどきとは若干レイアウトを変えて、目次の各

項目に引用と、感想、私見を入れていきます。

いつもに増して、全体のバランスはとれておらず、単純に私がよく

知らなかった部分、私にとっての新発見、および、同感だったこと

等を勝手にピックアップしていきます。

 序章(通史)

  交易から見れば通史がわかる   出口治明∥著

 十世紀にそんな日本に世界商品が突然、出現します。それは硫黄

 です。  P19 

 大久保利通は)「尊王攘夷の旗は降ろしてへんで」という格好を

つけながら、実は開国・富国・恭平と言う阿部正弘のアイディアに

宗旨替えをした  P 27

 岩倉使節団はおおよそ当時のGDPの順番に列強諸国訪れています、 留学先はぶっちぎりでアメリカが多い。 P29 

 第一章(古代)

弥生人」の大量渡来はなかった   片山一道∥著

 日本人の起源=日本文化の起源にあらず  P34

前方後円墳がピラミッドより大きいワケ   森下章司∥著

 一筋縄ではとらえきれない、古代東アジア世界の多面的な展開を

 映し出す存在としての前方後円墳  P43

謎の天皇・継体はヤマト王権の中興の祖   水谷千秋∥著

  携帯胆のうは、豊かな経済力と先進地域からの情報や技術を

 持っていたと考えられる  P47 

蘇我氏藤原氏を繁栄させた「最新技術」   倉本一宏∥著

「日出ずる処の天子」宣言は苦肉の策   河上麻由子∥著

壬申の乱の陰に「唐vs.新羅の戦争」   倉本一宏∥著

 3.第二章(奈良、平安)

東大寺大仏建立は宗教改革だった   武澤秀一∥著

 商務が意図したのは、祖先神信仰から仏教へと、国家鎮護の主軸を

移す「宗教改革だったのではないか。

だからこそ聖武はアマテラスの怒りを恐れた。  P75

長屋王の変 悲劇の王の「私生活」   渡辺晃宏∥著

本当は激務だった平安貴族   倉本一宏∥著

平安貴族の本当の姿は(女性の目ではなく)古記録という史料に

よって知ることができる。 P81 

(先例遵守、義理期の遂行、会議等の)激医務をこなした後、彼ら

は女性のもとに通い、朝になると帰っていく。我々からみると、

とんでもない働き者。  P84

光源氏」は暴力事件の常習犯   繁田信一∥著

遣唐使中止でも日中交流は花盛り   榎本渉∥著

日中間をつないだのは何だったのか。それは海を舞台とした貿易商

人、いわいる海商であった。

当初は新羅人・唐人。後には宋人が中心となった。  p92

第三章(鎌倉、室町)

鎌倉幕府成立年は一一八〇年が妥当だ   本郷和人∥著

北条政子「子殺し・孫殺し」の修羅   伊東潤∥著

御家人とその領民たちが手にできるようにした武家政権の確立こそ、

彼女にとって血脈より大切なものだった P108

元寇の真実「神風」は吹かなかった   服部英雄∥著

元寇の目的は中国兵のリストラだった   杉山正明∥著

南宋兵は、数は多くても、老人・愚連隊・やくざなどが大半で、

武器の代わりに農具などをたずさえた移民船団というのが実態

だった。 p121

「逆賊」足利尊氏は最後まで尊王を貫いた   亀田俊和∥著

第四章 戦国、江戸

応仁の乱は「東軍」が勝った   本郷和人∥著

 戦争をするのは、ものすごくお金がかかる P134

 (戦争の結果は)戦後の政権を見れば、勝敗が分かる。  P138 

 徳田輪家康は、(海外進出取りやめ、内需拡大内需重視の政策

転換)といった時代の要請を、見抜いていた。 P149

「汁かけ飯」北条氏政はバカ殿ではない   黒田基樹∥著

歴史への評価は、その当時の社会通念に照らして行わなければな

らない  P157

織田信長の意外なポピュリズム   谷口克広∥著

織田信長は)実は世間をたいへん気にする男だった。  P165

豊臣秀吉の世界帝国構想は妄想か   村井章介∥著

朝鮮国王が、日本軍に攻め込まれて、明を頼って都を捨てることを

秀吉は全く予期していなかった  P169

秀頼はやっぱり秀吉の子ではない   服部英雄∥著

同時代人は秀頼を実子とは信じていなかったと思われる。

(中略)無理のある秀頼への承継が、豊臣家の滅亡を招いたと

いえる。 P172

「豊臣家康」「豊臣秀忠」って誰?   堀新∥著

慶安御触書」は実在しない   山本英二∥著

名門・酒井雅楽頭家を再興した凄腕家老   福留真紀∥著

江戸の少子化が近代化を支えた   鬼頭宏∥著

江戸の人口停滞期は、人口調整と農業技術などの進歩によって、一人

当たりの所得水準を向上させて時期でもあった。

そこで生まれた余裕が、金差異化への原資となったのである。

第五章 幕末、明治

 討幕の雄藩がなぜ「松平姓」なのか 横山茂彦∥著

坂本龍馬は殺人の「指名手配犯」だった 菊池明∥著

西郷隆盛は「ストレス病」で苦しんだ   家近良樹∥著

神経が細やかで、好悪の情が烈しく、常に四方に油断なく、策を立

てる。意外に思われるだろうが、これが西郷の実像に近い。 P208

(西郷のストレスの源は)最大のものは、薩摩藩の支配者だった

島津久光だったと推定できる。  P209

岩倉使節団「留守政府」の功績   笠原英彦∥著

皮肉なことに、この「政治的リーダーシップの弱さ」が、かえって

各省の独走を許し、行政面での近代化を促進させた  P213

司馬遼太郎が見抜いた「西郷幻想」の危うさ   鹿島茂∥著

戦争指導者は西南戦争をモデルと仰ぎ西郷幻想による「大東亜革命」を夢見たのだ。  P220

日米戦争知られざる「原点」   渡辺惣樹∥著

最後に

人からでも、書籍からでも、どんな情報もそうですが、本人にとって「新鮮、知らなかった、目からうろこ」なモノを取り入れることは

大切。

そうしないと「自分の頭で考える」と言っても、情報なくしては考えられない、ですものね。

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