1.今日の思い
今日の思いは「オンライン診療について、初診も4月13日から解禁」
とのニュース受け
「今の新型コロナウイルス対応一大事」が、「結果的に既得権益の岩
盤規制を揺り動かす一助となればいい」、これは明るさを期待できる
話題、です。
話の流れは
1.オンライン診療解禁のニュース紹介(海外比較含めて)
2.そもそも岩盤規制とは、なにか?
3.(歴史を)振り返り
例えば、第二次世界大戦の敗北が、地主制度崩壊
4. いろんな分野への波及
といった具合に進めようと思います。
2. オンライン診療
オンライン診療、初診も13日解禁 対応機関はわずか :日本経済新聞
(1)4月13日の日経新聞の記事の要旨は、
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、初診患者のオ
ンライン診療が13日から解禁された。
医療従事者や他の患者への感染リスクを下げるための特例
的な措置で、医療現場には歓迎の声も広がる。
ただ公的保険でオンライン診療に対応している医療機関は
全体の1%程度とされる。
3億人超が登録して先行する中国には遅れるなど課題も残
る。
政府は7日に新型コロナ収束までの期間限定でオンライン
診療の活用範囲を拡大する方針を示した。
感染が疑われる人や花粉症など様々な疾患に対し、初診か
ら使えるようになる。
従来は慢性的な疾患で6カ月以上の対面診療をしている患者
などに限って保険適用を認めていたが、2月下旬から規制緩
和を進めている。
詳細は、引用しません。
ご興味のあるからは、リンクを見てください。
(2)以下私見を述べます。
〇各国特有の歴史的社会的相違があり、何でもかんでも「海外比
較」で「進んでいる」、「遅れている」との見解には私見反対だが、
その制度 の詳細検討は必要。
〇しかし、どうも既得権益が岩盤規制となり、「みんなの幸せ」を
妨げているのが見え隠れする分は、取り除いていくべき。
〇うまく使うと「大きな社会変動」は「取り除く力」の後押しとな
りうる。
〇なお、規制緩和後が「当たり前」、と感じられるのはいいこと
だが、苦労して規制緩和を実行させた執行者には「オレの業績が評価
されない」の、不満もあるの、上手い対応も必要。
進めていくべき。
3.岩盤規制再考
(1)そもそも岩盤規制とは、
今回コトバンクから引用しますが
役所や業界団体などが改革に強く反対し、緩和や撤廃が容
易にできない規制。
1980年代以降、経済成長の観点から多様な分野で規制緩和
が行われた中で、既得権益を持つ関係者の強い反対にあっ
て問題の解決が後回しにされた規制を特に言い、医療・農
業・教育・雇用などの分野にみられる
(2)「岩盤規制」を緩和していくことが、どんなメリットにつなが
るか各人意見は、様々でしょうが一つ引用します。
日本の「規制緩和」が遅々として進まない事情 | 政策 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
・業界全体のパイが拡大する(経済成長をもたらす)
・民営化の進展で新規雇用が創出される
の国際化)
私見も、これに近いところです。
4. 振り返り
(1)大きな社会変動が、積み重なって厚くなり、とても壊せない
と思われていた岩盤を一気に崩す事例は、歴史上は多々あります。
「戦争に負ける」ことは、その典型でしょう。
事例の一つとして、第二次世界大戦後の地主制度崩壊の紹介。
下記見解への賛成反対は、問うていません。
【農地改革とは】簡単にわかりやすく解説!!目的や内容・結果・地主没落など | 日本史事典.com
主化政策の一つです。
地主は小作地を国に買い上げられ、小作人に廉価で売り渡
されることとなりました。
この政策により寄生地主制を解体させることに成功。
現代のような、「農地の所有者がその農地で農業を行う」
という形を創ることとなりました。
(3)なお、今回の新型コロナウイルス対応が「戦争」に匹敵との
考えがあることを、先日(4月3日)のブログで紹介しています。
コロナ危機 ①これは戦争だと為政者 ②行政が責任取れないので禁止でなく自粛と経営者の嘆き - 中高年michiのサバイバル日記
5. いろんな分野への波及
今般の「新型コロナウイルス対応」が、大きな社会現象それも「世
界的なというのは、おそらく正しいでしょう。
こと、日本国内を取ってみても、
・テレワークが進まない「ハンコ社会」の変容?
・行政の「紙対応」のオンライン化が、どれくらいのスピードで
広まるか
・学校教育の「やるべきことと、やらなくていいこと」があぶり
出しに?
少し考えただけでもいろいろ。
話は戻って、再度書きますが、
「岩盤規制を揺り動かす一助となればいい」、という明るさを期待
できる話」、というのが、今日の趣旨でした。
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