新型コロナウイルス対応をめぐって、WHOと各国政府(特に米国)の
対立の様相ですが、WHOについて、少し整理してみました。
何をが「客観的記述」か否かは、難しい問題ですが、取り急ぎ
wikipeida を使います。
1.WHOとは、定義、組織、人事
組織と人事としては
WHOの最高意思決定機関は総会である。
総会においては3分の2の多数によって条約や協定を制定
することができる。
総会においては34カ国の委員を3年任期で執行理事会理事
に選出し、これによって構成される執行理事会が総会の
執行機関となる。
また、常設の事務局があり、総会の議決に基づき通常
業務を行う。
事務局長がWHOのトップとなる。
参加国の中に「2つの中国問題」から台湾は外れており、下記7代目
マーガレット・チャン事務局長の時代に、台湾はオブザーバ―参加
も不可となっています。
直近の事務局長の 氏名、 就任日、 退任日、 出身国/
地域を記載すると
7代目 マーガレット・チャン 2007年1月4日 2017
年7月1日 香港
8代目 テドロス・アダノム 2017年7月1日 (現職)
2.功績はあります。
COVID-19 をめぐる対応の遅れと政治性の指摘
2019新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患の対応をめ
ぐり、流行が始まった2019年12月の時点でヒトからヒトへ
の感染が起きた可能性があるという報告を台湾から受けて
いたにも関わらず、台湾によるWHO総会への参加が認めら
れていないことや情報を国際社会に示さなかったことへの
批判がある。
4.私見
(1)まず、この文章の趣旨は、WHOを少し整理たかったこと。
何だ、コピペだけじゃないかと言われると、そのとおりです。
時事的なHOTな話題、メディア露出の多い話題を考える際、
基礎的なこと、歴史的なこと、周辺情報をまず知っておきたい
というのが、趣旨です。
私の不勉強で、ウラを取っていない情報ですが
・WHOの活動資金拠出の現状として 拠出金は米国25%で筆頭
続いて中国、日本の順
・中国21億ドルを臨時拠出したが、「口止め料」とのうわさ
・日本も3月13日前ですが「オリンピックやりたい」ため多額の
臨時拠出、
というのが、あります。
(2) トランプ大統領はじめ、米国議会サイドが、
WHOの中国寄りの姿勢、隠ぺい工作加担に非常な不快感
結果、テドロス事務局長辞任(ほかの中国寄り幹部含む)や
米国の拠出金一時停止発言等のニュースが入っています。
この「トランプ vs. WHO」話題は、刻々と入ってくるでしょう
し、日本のマスメディアが流さない情報も、SNS通じて日本語で
解説する方もあるでしょう。
私は、当然そういった一次情報は持っていなくて、各情報解説
をマメにいれて、自分で考えるだけです。
(3)感想を少し
そもそも、国家間の争い、国と国際機関の紛争も、すべて勢力維持
目的と、争いと力の均衡の産物だと、私は思っています。
米国・中国間の争いは、ずっと続くでしょう。
古代のアテネとスパルタの勢力争いに、当てはめる見解
(トゥキディデスの罠、とか)もありました。
私に、先は読めません。
私が子供のころは米ソ対立冷戦構図でしたが
この米中覇権争いや、「代理戦争意味合い」は、私が生きて
いる間は、続きそうきそうに感じています。
ふと、国際政治学者のハンス・モーゲンソーを思い出しました
電子書籍にて、紹介します。
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