1.私の雑感 4月21日現在
連日、各方面で話題の新型コロナ問題ですが
私も結局、ニュースを負う形で、いくつかコメントしています。
日々刻々と、情報は入ってきますし、時事的問題にコメントしよう
とすると、材料は尽きないわけですが、あえて今日は少し古い情報に
コメントと、末尾に私の素朴な疑問。
(1)山中さん
2020年4月1日のノーベル賞受賞の京都大学の山中さんの記事
山中教授が「批判を恐れず」5提案
コロナ対応「ペースダウン」に危機感
2020年04月01日14時10分
というタイトルで、具体的には
3月31日には、
「批判を恐れず、勇気を振り絞って5つの提言をします」
として、国などに
▽今すぐ強力な対策を開始する
▽感染者の症状に応じた受入れ体制の整備
▽徹底的な検査(提言2の実行が前提)
▽国民への協力要請と適切な補償
▽ワクチンと治療薬の開発に集中投資を
ーーの5項目を求めた。
山中さんの意見は正論、全く正しいと思います。
皮肉では決してありません。
(2)問題は、それができるかの優先順位の判断
政治判断、経営判断に限らず、なにごとも優先順位で動いているのは
実体でありそしてそれは、トレードオフ。
一つの選択をすると、別の選択は選べない。当たり前のことです。
現在の政府の判断、指示に私見は非常に懐疑的。
「高度な政治判断」なのでしょうが、説明責任はあるはず。
一連の今までの行政対応が、一貫性に欠けるし、お粗末な面多々と
いうのが、私の感想です。
(3)報道のお粗末ぶりは、輪をかけて・・・・
一般的な報道は以前書いたように「数字無し、根拠不明、一方的」
というのが私の感想。
➀新型コロナウイルス PCR検査の「陽性率」 全国的に上昇か
2020年4月18日 19時55分、
というのがあって、内容は
厚生労働省によりますと、公表されている検査の実施人数
は、東京都など、保健所を通さない民間の検査機関での検
査は含まれていないケースなどがあるということで、陽性
率はあくまで目安の数字となっています。
新型コロナウイルス PCR検査の「陽性率」 全国的に上昇か | NHKニュース
割と丁寧な記事で
「陽性率はあくまで目安の数字」
言っていますが、一人歩きさせて、誘導しよう、利用しようとする
輩もたくさんいそうです。
煽る方が、冷静になれ、というより視聴率は取れるでしょう。
②感染者や死亡者数字を海外と比較すると、「あおれない」ためか
国内情報で対応
タイトル:国内感染確認1万1152人 20日の死者 23人で最多に
記事内容が
東京都で102人の感染が確認されるなど、20日午後10時半
までに30の都道府県で合わせて345人の感染が新たに発表
されました。 (中略)
死亡が新たに発表され1日の死者数としてはこれまでで最
も多くなりました。
恐らく4月12,13日が感染者数のピークで、4月20日は減少して
いるはず。
これでは「あおれない」ので、死者数増加を強調する記事。
感染者も東京都で、増えていることを強調して、全国では減少して
いることは、報道しない。
「片手落ち」の典型のように、私はに思います。
③報道を変に思うことは尽きないのですが、
私の素朴な感想を少し上げると
・「新型で解らないから怖い」というが、新型と言うが昨年12月
から感染が広がっていて、データはある程度集まっており、対応
も進んでいるはず。
・これから、最悪イタリアや米国を上回るスピードで感染が広まるの
では、との主張の根拠がよく解らない
・大きく構えると、ウイルスと共存しつつ、ここまで生き延びてきた
ホモ・サピエンスが今ここで、ウイルスに完敗して滅び去るとは
思えない。
「報道」にある程度の倫理を、と言うのが、私の願いです。
2.いい方向では?
変異ノーテンキでなく、冷静にかつ美点凝視も必要かと思います。
ここでいい方向と言っているのは、世界的に公衆衛生概念が、少し
進歩したかなということ。
(1)まず、日本ですが「手洗い、うがいの徹底」が一層進展
もともと、公衆衛生概念は、日本はとても進んでいたと思います。
今回、さらに徹底された感じ、です。
(2)世界的にもいいいこと
「感染症対策に、手洗い、うがい、マスク着用」といった公衆衛生
概が、少しは広まったかなということ。
風俗、慣習、考え方が世界中で違うのは当然ですが、上記はとて
もいいことと思います。
精神論でなく、今年のインフルエンザで死亡する人が、世界的に
少ないのは、この成果もあるかと思います
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