中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦前の中高年がざっくばらんに書きつける日記

カラマーゾフの兄弟 (「大審問官」ではなく)第11編「兄イワン」から書き抜き ドストエフスキーです。

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第二外国語ロシア語選択はいまや絶滅危惧種と聞きました

1.「カラマーゾフの兄弟」とは

韓非子 司馬遷史記列伝)、マキアベッツリ、ロシュフーコー

モンテ―ニュ等々このブログで、私が長年読んでいる古典(主な著

作)を引用・紹介しています。

「小説家」というジャンルははじめてです。

なんと、ドストエフスキーにしました。

せっかくですので、かの「カラマーゾフの兄弟」から「大審問官」

の部分の一部抜粋概要を少ししようと思いましたがやはり難題。

罪と罰』と並ぶドストエフスキーの最高傑作とされる。

信仰や死、国家と教会、貧困、児童虐待、父子・兄弟・異

性関係などさまざまなテーマを含んでおり、「思想小説」

「宗教小説」「推理小説」「裁判小説」「家庭小説」

「恋愛小説」としても読むことができる。

 三兄弟を軸に親子・兄弟・異性など複雑な人間関係が絡む

中で、父親殺しの嫌疑をかけられた子の刑事裁判について

三兄弟の立場で向き合うことが本筋と目されている。

この本筋からやや離れたサイドストーリーも多く盛り込ま

れている。

無神論者のイヴァンと修道僧のアリョーシャが神と信仰を

めぐって論争した際に、イヴァンがアリョーシャに語る

「大審問官、第2部5編5章)は、イヴァンのセリフ(神が

いなければ、全てが許される) によって文学史的に特に

有名な部分である。

 どれくらい「重い」かは、いろんなエピソードありですが、

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン第一次世界大戦

軍時の数少ない私物の一つが本書であり最低でも50回は

精読した」と言っている。

村上春樹は「これまでの人生で巡り合った最も重要な本の3

冊」として、F・スコット・フィッツジェラルドの『グレー

ト・ギャツビー』とレイモンド・チャンドラーの『ロン

グ・グッドバイ』と並んで本書を挙げている。

さらに、東京大学の教員を対象に行われたアンケート

は、全ての分野の本の中で『カラマーゾフの兄弟』が

「新入生に読ませたい本」の1位に選ばれてもいる。

 カラマーゾフの兄弟 - Wikipedia

 2.第11編「兄イワン」から

今回抜粋に使ったのは、

カラマーゾフの兄弟  4

ドストエフスキー/著   亀山郁夫/訳  

出版者    光文社 2007.7  です。

(以下はグルーシェニカの発言)

わたし、嫉妬に対しては怒らない。

わたし自身の心の中にも残酷なものが隠れているし、この私が嫉妬

深いんだもの。

ただ癪にさわるのは、あの人、わたしのこともちっとも愛してない

くせに、今ごろわざとやきもちを焼いてみせることなのよ、わかっ

た?    (P158)

  

(以下2つはアリョーシャの発言)

そう。何かよいものを押しつぶしてやりたいっていう欲求、というか

あなたが言ったように、放火してみたい欲求かな。

それもよく見受けられることですよ。  (P202)

 人間って、時によると、罪を好きになる瞬間があるものなんです

(P203)

 

(以下は三―チャの発言)

神様なんて人類がつくった 人工的な概念に過ぎないとなりゃあ、

人間が大地と世界の主人てことになるよな。

悪くないぜ!

ただし、人間は神様がいないのに、どうやって善良でいられる?

問題はそこだよ!

おれはずっとそのことばかり考えているのさ。 (P233)

 

(以下はスメルジャコフの発言)

無限の神が紙がなければ、どんな善行もありえないし、そうなっ

たら、善行なんて全く必要なくなるとね。

これはあなた(イワンのこと)が本気で教えてくださったことで

よ。

 ですから、僕もそんな風な考えにたどり着いたんです。 (P344)

 3.最後に感想

確か、国際政治の高坂正尭さんの言葉として、出口治明さんが

書いていましたが「現代の文章が分からないのか著者がアホ、古典が

解らないのは読者がアホ」

まさに、私がその「アホ」でしょう。

わたしにとって、韓非子史記列伝、オデユッセイア等々に比べて、

カラマーゾフの兄弟」が、今一つピンと来ていないのは、事実。

正確には、「ストンと腑に落ちない、感覚」といったところ。

とはいえ、わたしはまだまだ生き抜く予定であり、可能な限り読書

を続けますので、一生のうちに、ピンとくる(腑に落ちる)瞬間も

あるやにしれません。