中高年michiのサバイバル日記

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株式投資の基礎 5回シリーズ その5 株式投資対象市場は世界に 個別はやはり米国株 インデックスとETF

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何事においても継続した勉強が必要

今日書いているのは

1.国際分散投資の考え方

2.アメリカ株

3.国際分散投資(インデックスとETF)

4. 感想

1.国際分散投資の考え

(1)「よく知っているモノだけに投資しろ」とか、「卵を分けずに

一つのバスケットに入れてそれをよく見ろ」、といった考え方や格言

も確かにあります。

一方私は、国際分散投資を押す側にいます。

国際分散投資とは、資産運用に当たり、さまざまな金融資産に分散

して投資することです。

株式・債券・不動産など資産の種類、日本・先進国・新興国など

できる限り変動の方向性が異なる金融資産を上手に組み合わせること

で、投資資金全体のリスクを低減させることができます。

(2)確かに、分散投資でリスク低減安定収益」は理想論であり、

現実は世界中で情報伝達のスピード化と金融商品のボーダーレス化が

顕著となってきた影響として、投資家が同時に同じ方向に動くことも

多々あります。

例えば、1998年のロシア通貨危機や、2007年からのサブプライム

ショックのときに起こった世界連鎖株安のように、ひとつの問題が

ひき金となり、世界中で株式市場の下落を引き起こすこともあるの

です。

 今回の新型コロナ感染症ショックは、上記の通貨危機やサブプ

ライムの時より影響は大きい、と言われています。

現時点では、解りません。

1930年代の世界恐慌に近い、との見解も出てきそうです。

安定した運用成果を得るためには、長期投資のスタンスで運用

に臨む必要がある、「時間を味方にする」ことかと思います。

  2.現実論はアメリカ株か

株式投資王道は、国際分散投資だと、思っていますが、現実論として、市場の透明度、開示規制、投資インフラ等を勘案すると、やはり

アメリカ株が軸かと思います。

具体的理由を列挙します。

(1)右肩上がりを続ける米国市場

過去、NYダウと日経平均には圧倒的なパフォーマンスの差

NYダウ平均、日経平均(ドルベース/円ベース)の変化率を1994年以

降で比較すると、日経平均アベノミクス以降の上昇が記憶に鮮明で

すがITバブル崩壊リーマンショックなどを経験しながらも復活する

米国株の力強さが目立ちます。

(2)株主を重視した経営で株主へ利益還元

株主還元が積極的。四半期配当や連続増配銘柄も米国株は日本株とは

異なり、四半期ごと(年4回)に配当金を支払う企業が多くあります。

日本企業の年2回の配当頻度とは大きく異なります。

また、連続増配(毎年、配当金を増額すること)する企業も多数存在

します。

中には半世紀を超えて増配を続ける力強い企業も散見されます。

(3).大投資家の存在

論理性に欠けると、言われるとそれまでですが、実績は実績。

現在の大投資家と言えば、ウォーレンバフェットでしょう。

彼が、アメリカ株に投資しているから、アメリカ株がやはり儲かるの

だ、という理屈です。

長年彼の動向は追っているのですが、近年のアップル、アマゾンへの

投資、このコロナ騒動で、航空機株や金融株の売却等、話題にこと欠

きません。

一度整理してリポートします。

  3.国際分散投資手法

 (1)カントリーファ

直近下火では、ありますが、投資対象としては、優れていると思いま

す。

具体的には、上場する金融商品の一つで、特定の国または地域の有価

証券に集中して投資することを目的とした投資信託(クローズドエン

ド型の会社型投資信託)のこと。 

投資家からみると、当該商品1銘柄に投資することで、投資対象国

代表的な銘柄に分散投資している形になる。

 上場対象は、外国で設立された証券投資法人の投資証券で、本国の

金融商品取引所等に上場又は上場申請されている投資証券となって

いる。

 (2)インデックスファンド

 ➀バランス良く市場全体に分散投資ができる

 投資信託の値動きを特定の指標と同じにするには、指標を構成する

銘柄を、すべて同じ比率で保有することが必要となる。

厳密には一部先物などで保有している場合もあるが、原則的には

「インデックスファンドの構成銘柄と構成比率=指標の構成銘柄と

構成比率」だ。

 中には、たった1本で世界中の株式市場に分散投資できるインデックスファンドもある。

例えば、「MSCI ACワールド指数」をベンチマークとしたインデック

スファンドで、アメリカやイギリス、フランスといった先進国から、

中国、インド、ブラジルといった新興国まで、世界中の国の株にバランス良く分散投資できる。

 ②運用コスト(信託報酬)が安い

インデックスファンドは、ベンチマークに連動することを目指して

いるので、保有すべき銘柄とその量は計算により自動的に決まる。

高額な報酬を求めるファンドマネージャーも調査費用も一切必要な

い。

つまり、その分、インデックスファンド以外、いわゆるアクティブ

ファンドより、遥かに運用コストを抑えることができる。

(3)ETF

ETFとはExchange Traded Fundの略称です。

日本語に訳すと、証券取引所に上場している投資信託です。

ETFは「上場投資信託」と呼ばれることもあります。

商品特性は

①市場をそのまま買える

②色々な種類がある

③株と同じように証券取引所で売買できる

④世界中が注目する新しい金融商品

個人投資家だけではなく、日銀や銀行も同じ商品に投資をしている

といったところでしょうか。

海外ETFへ投資することで国際分散投資を実践できるポートフォリオ

を構成することも可能です

 4、最後に偉そうな感想

僭越ながら、少し感想を改定見ます。

➀投資において、最低限の会計税務知識、経済常識、歴史認識は必要

では?

勉強あるのみです。

②投資の世界も、 AI(人工知能)が、大部分取って代わるにしても、

全部代替はないのでは?

 ③というのは、人間の脳の何たるか、が100%解っていない以上、

部AIに置き換えることは、そもそもできないのでは?

投資行動は、人間の根源的欲望の表れ、人間は世界上でいろんな

考え方をしている、多様化している。

ビックデータをいくら集めても人間の欲望が100%解るとは思えない。

つまり投資行動が100%葬的できることはない。