中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

社会学の名著30(読書感想文もどき) M・ウェーバー M・フーコー ボードリヤールほか紹介

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また本棚ですが、本日は社会学の名著が多数並んでいるイメージ

社会学の名著30 

 竹内洋/著  

出版者    筑摩書房 2008.4

1. 概要

ブックガイドを読書感想文として、紹介するのは邪道かもしれま

せん。

私個人は、全体論を知るために、こういったガイドもよく読みます。

下記は、ある書評ですが、私も同感、社会学は手ごわいです。

 社会学は、一見わかりやすそうで意外に手ごわい。

ただし、良質な入門書、面白い解説書に導かれれば、見慣

れたものの意味が変容し、知的興奮を覚えるようになる。

著者(竹内洋さん)自身が面白く読んだ名著30冊を厳選し

たブックガイド。

まさに、偏見と自己満足に極みですが、実学(と私が勝手に思う)の

法律、金融、会計等と違って、社会学が少しわかっているとカッコよ

さそう、と思っています。

とはいえ、原典に当たるも、跳ね返えされ、ピンとこないこと多々。

私には、ガイドブックは必要です。

2.ピックアップ

エミール・デュルケーム「自殺論」

自殺は自殺者の個人的気質の結果のように見えるが、そうではなく、

当人の属している社会集団の「道徳的構造」によるものである。

それぞれの社会集団には、人びとを自殺へ駆りたてる、一定の効果を

もったある集合的な力が存在」しており、自殺はそうした「社会状態

の結果であり、またその延長であって、当の社会的状態を外部的に表

現している。」

純粋な個人行為とみられる自殺は、集合的傾向から派生する」と結論

づけられる。  (P37)

 

マックス・ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の

精神

 ウェーバーは近代資本主義の結末を次のようにいう。

近代資本主義が成熟することによって、宗教倫理の必要がなくなり、

ひたすら働かないと生きていけない鉄の外枠となり、という。

精神なきワーカホリック人間や営利活動をスポーツのように純粋競争

として行うゲーム人間などの末人」の蔓延を予測している。 (P60)

 

ミシェル・フーコー「監獄の誕生」

いまや権力の本源は、人格ではなく、身体・表面・光・視線などの

仕掛けのなかに偏在する。

一望監視装置は絶妙な機械仕掛である。

監視人の姿を目にすることができないが、そうであるが故に恒常的に

見られている恐れにさらされる。

こうした顔のない監視のまなざしは、自己を監視する自己を誕生さ

せ、自発的にその強制を自分自身へ働かせる。 (P82)

 

マーシャル・マクルーハン「メディア論」

人間の経験様式とそれに伴う社会改革はメディアにのった内容よりも

メディアそのものだ。 (中略)

どんなメディアによって表示され伝達されているかは、メッセージの

内容とは別に、それ自体固有の作用とする。

中身や内容(情報)ではなく、器(メディア)そのものの固有の効果

の重要性を指摘するのである。  (P102)

 

ジャン・ボードリヤール「消費社会の神話と構造」

生産性が加速度的に増加する消費社会は、ボードリヤールによって

「根源的な」疎外の時代だとされる。

労働過程や物質的生産物だけでなく、文化全体、性行動、人間関係、

個人の衝動にいたるまでが支配されるからである。

楚辺手の機能と欲求が客体化され、利潤との関係で操作されるだけで

はない。

すべてが見世物となる。  (P110)

 

〇ベネディクト・アンダーセン「想像の共同体」

国民国家(ネーション・ステート)を構成するものを、具体物として

の国民でも、言語や民族の起源でもなく「イメージとして心の中に想

像された政治共同体」とする。 (P123)

 

ピエール・ブルデューディスタンクシオン

ブルデューは場違いという宙吊り状態経験を学問的に深化させること

で、ブルジョア文化と密通している正統文化のからくりを暴き、階級

社会を徹底解剖した。

宙吊り状態は鋭い心理的葛藤をもたらすが、反省的な意識を活性化

し、文化や社会の自明状態から抜け出させ、認識論的なアルキメデス

の地点に立たせることのもなる。

ブルデューは宙吊り状態という立ち位置を、学者としての特権にした

のである。  (P136) 

 3.最後に

知りたいことがあるが、なかなか直接挑んでも歯が立たない。

その場合いろんな選択肢を探ることは、どの世界にも必要かと思い

ます。

上手なガイドを雇うのもそう。

それでも、一生のうちに、たどり着けない高見が多いのでしょう。

それでも、かまいません。

誰に迷惑かけるじゃなし。 

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