中高年michiのサバイバル日記

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株式投資の基礎 第17回 素朴な順張り、逆張りの話 私見は、流れを追わずバイ&ホールド

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今日は順張り、逆張りの話です。

1.投資手法の「順張り」と「逆張り

(1)まず、素朴な言葉の定義と、一般的に言われるメリット・デメ

リットを書きます

順張りとは、

株価のトレンド(流れ)に乗って株を買ったり売ったりすることで、

基本的に株価が上昇している場合は、トレンドの流れに合わせて株を

買う手法

つまり順張りで投資をするということは、現在まで価格が上昇を続け

ている株の価格がさらに上昇すると予想をして、株式を買うことです。

 逆張りとは、

株価のトレンド(流れ)に逆らって株を買うことで、基本的に株価が

下落している時に株を買う手法です。

 逆に、空売りでエントリーする際は、株価が上昇していくタイミング

空売りの玉を仕込むことになります。

 つまり逆張りで投資をするということは、価格が下落を続けている際

には株が近々上昇に転じると予測して株を買い、株価が上昇している際

はそろそろ天井ではないかと考えて空売りの玉を仕込むということです。

 (2)メリット・デメリット一般論

➀順張り場合

株価のトレンドに合わせてエントリーするため利益を狙いやすく、初心

者でもトレードがしやすいが、トレンドの判断するのが遅れてしまった

際には株価が上昇、もしくは下落しきってしまう。

またエントリーしたタイミングが天井か底になってしまい、損失を抱

える。

逆張りの場合

株価のトレンドが転換する前に玉を仕込むことにより、より大きな利幅

を狙うことが可能となるが、転換点と予想していたポイントでトレンドが

転換しなかった場合、損失額が膨らむ可能性がある

(3)あるアドバイザーの意見

株式投資の初心者には順張りの方がおすすめ

逆張りは大きなリスクを取るためリターンも大きい

まずは順張りを身に付けて、その後他の投資技術も学ぶべきです

2.最近の新聞記事から

2020/7/6 11:00日本経済新聞 電子版の

「AL・ANAに「逆張り」の買い 個人株主数が最高」から、すこし抜粋

JAL・ANAに「逆張り」の買い 個人株主数が最高 :日本経済新聞

(1)東京証券取引所によると、2019年度の個人株主数は延べ5672万人と

過去最高だった。

「老後2000万円問題」などを契機にミレニアル世代が資産運用に踏み出し

ている。

新型コロナウイルスによる急落相場では日本航空ANAホールディングス

に個人の「逆張り」の買いが入った。

配当利回り株主優待を手がかりにした銘柄選別も進んでいる。

(2)所得が伸びない「低成長」の経済しか経験していないミレニアル

世代は、もともと副収入につながる投資への潜在的な関心はある。

FX(外国為替証拠金取引)や暗号資産(仮想通貨)のブームに乗った人

も多い。

 

(3)ミレニアル世代を含む個人マネーはどんな銘柄を買っているのか。

有価証券報告書などに記載される個人株主数の変化をみると、まず相場

の大底を狙って買い向かう「逆張り」の傾向がうかがえる。

(4)ある証券会社社員の見解

3月中旬以降の戻り相場で入ってきた短期売買の個人は定着するかどう

か不透明だ。

新興市場の一部銘柄への期待が過熱すると、多くの個人投資家が退場を

迫られた06年の「ライブドア・ショック」の再来につながりかねない。

3.私の考え

(1)順張り、逆張りと分ける場合、「株価のトレンド(流れ)を読むこと」

 求められているようだが、本当にトレンドを読める投資家がいるんでしょ

 うか。

 たとえば、逆張りと言って、買い下がりながら、ついに、倒産や上場廃止

なり投資資金がゼロになるケースもあるのでは?

 単に、上がってきている株を買うと「順張り」、下がってきている株を

 買うと逆張り」と言っているのでは?

 (2)別の日の「株式投資の基礎」ブログで書いていますが、

 新型コロナ感染症対応で、米国で一人1000ドル、日本で一人10万円の資金が

 個人にわたり、その資金の一部が「足の速いおカネ」として逆張り投資に向か

 っている感じがします

 この観点からすると、おカネの正確は「短期売買」投資でしょう。

 FXや暗号資産投資と、同じベルで考えている人もいるでしょう。

 日本では「配当狙い」や「株主優待狙い」としても、あるようです。

4.冷水を掛けるようですが・・・

上記で述べてきた「タイミングを計る」、順張り・逆張り投資議論に、以下は

冷や水を掛けるような話です。

・「人のゆく裏に道あり、花の山」

・「誰もが見向きもしないときに」

・「市場が真っ赤な地で染まっているとき」

等々、付和雷同でなく、大衆の動きと一線を画するべし、というのは

投資の鉄則でしょう。

一見逆張り投資にみえるかもしれませんが、私が言いたいのは、

よくよく研究して、これは長期的に大丈夫という銘柄を買うべし。

➀選択する銘柄こそがすべてであり、市場が、その他と長期にクローズして

も構わない。

②対象が決まれば次にタイミングで、それは、市場が冷えて「不人気」な時

がよい。

ウォーレン・バフェット流投資といったところでしょうが。