中高年michiのサバイバル日記

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株式投資の基礎 第19回  澤上篤人さんのインフレ予測に触れます 勝つにはやはり優良株式保有

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今日は澤上さんのインフレ予測の話
1.株式投資の先達について
(1)実績のある先人に倣う、のはどんな「勉強」においても「定
石」の一つです。
そもそも「勉強」地板が学習=学び、習う、ということですから。
私は、先人としてよく、ウォーレン・バフェットを取り上げ、この
ブログでも多数彼の言葉を引用していますが、
今回「さわかみ投信」の澤上篤人さんを取り上げます
さわかみファンド」については、多くは触れませんが
運用にあたっては、その時点で最も割安と考えられる投資対象に資産を
集中配分し、その投資対象資産の中で、将来価値から考えて市場価値が
割安と考えられる銘柄に選別投資し、割安が解消するまで持続保有する
「バイ・アンド・ホールド型」の長期投資を基本とする、
というものです。
(2)私の投資への考え方の一つに、「長らく成功し続け実績を残し
てきた人物」、という意味があります。
その意味では、理論的にあまり若い人、短期間だけの成功者は、あま
り対象としていません。
一貫した投資理論に基づき、長期間実績を積んできた人の意見は、
尊重しましょう、ということです。
なお、この「株式投資の基礎」で投信活用について、触れましが、
今日ここで、「バークシャー・ハザウェイ」を買えとか、「さわがみ
投信」を買え、と言っているわけではありませんよ。
 さて、最近澤上さんが、インフレ論を書いていまして、投資の考え方
に大いに参考になると思い「基礎勉強」として、紹介します。
 
2.今後インフレが来るという考え方
私なりに、まとめますが、誤認があれば、恐縮です。
( )内に私のコメントを入れます。
リーマンショック以降の金融緩和によって、これまでも資産バブル
(株式や商業用不動産のバブル)が生じていた

②今回のコロナ問題で、各国はリーマンショック時を上回る金融緩和

と資金供給の対応をした。

(現状は、ここまで。米国や、日本の事例を考えるとよくわかりま

す。しかし、米国や、日本ですがこれ以上の「資金共有」はいろいろ

そう)

コロナ問題が落ちつけば、経済は急回復するが、あまりに拡大され

た財政投入・金融緩和により、今度のバブルは巨大、かつ短命で終る

たろう。

(基本は、同感ですが、「落ち着く」のが、いつ頃になるかで、

選択肢が別れれそうな、気がします。)

④従って、マーケットは激しい乱高下から総崩れするだろう

中央銀行の財務も異常に膨らんで、自分のことで精一杯

 本来求められる企業や金融機関の救済どころではない。

⑥まずは悪性インフレ、そして本格的なインフレへ、これが世界で。

⑦国には、恐ろしい現実が待っている

 年金や預貯金の目減りは割けようがない

⑧世界経済の大荒れに対処するための防衛プランとして

 ・その混乱の中から、需要と供給をベースとした経済活動本来の姿

  が、ごく自然と戻ってくる。

 ・人々の毎日の生活とそれを支える企業活動とが合わさった、

  まともな経済が主役となり、それを担う優良企業への長期投資

  家の 視点で投資をする。

 (インフレに勝つには優良株式の保有という考え方に、私は同調

  です。)

 
3.個人的なこと
個人的なことですが、20年ほど前借入により不動産を購入しました。
むろん、高度成長期経済でないのは解っていますし、そんなに大きな
インフレは近いうちは来ないだろう。
しかしそのうちにインフレが来て、少しは借金が軽く・・・
と考えました。
どうもも人間は弱いもので、精緻な理論というより「こうなってほし
い」という願望から、ついついインフレ論者の意見を、勝手に曲解し
ていましたが、現実は小さなインフレどころか、長い深いデフレ経済
でした。
経済は、方向性をもって進む場合と、循環する場合の双方があると思
います。
過去の、実績を残してきた澤上さんですが、今後「超インフレ」が来
るのか、それは「いつ来るのか」、世界の株式市場を継続して注目し
ていきたいと思っています。