1.今回、大規模な爆発
2020年8月4日大規模な爆発があった中東・レバノンのベイルート。
個人的に気になること多々ですが、私に第一次情報はなく、報道の真
偽を判断する能力も乏しいです。
とはいえ、現状収集した情報を真とし、私の考えを整理したいと思い
ます。
(1)概要(Wikipediaから、以下2,3も同様)
〇まず、レバノンはどこ?から
国境を 接する。
岐阜県ほどの面積に人口およそ610万人が暮らしていて、人口の
90%以上がアラブ人と言われている。
〇今回の爆発事件
2020年8月4日にレバノンの首都ベイルートで発生した爆発はベイル
ート港(英語版)で発生し、少なくとも100人が死亡し 、4,000人
以上が負傷し、さらに多くが行方不明となった。
レバノン総合治安局長は、今回の主な爆発は、政府によって没収
され、爆発時に過去6年間港に保管されていた約2750トンの硝酸
アンモニウムと関連していると述べている。
(2)爆発
最初の小さな爆発は、炎と煙が立ち上ぼり、花火のような閃光が
目撃された。
2回目の爆発ははるかに重大であった。これはEET18時30分頃に
起きた。
ベイルートの中心部を揺さぶって、赤い塵の雲を空中に発生さ
せた。
2番目の爆発による爆風はイスラエル北部と240キロメートル
(150 mi)離れたキプロスでも観測された。
推定されている。
(3)原因
国営メディアの他の報道機関は石油貯蔵施設または化学薬品
貯蔵施設で爆発が起こったと報告した。
ベイルート港には肥料や爆薬の一般的な成分である硝酸塩を
含む爆発物や化学薬品を保管する倉庫が港にあった。
レバノン公安局長は、爆発は没収されて何年も保管された
硝酸アンモニウムによって引き起こされたと述べた。
この硝酸アンモニウムは6年もの間、適切な安全対策がなさ
れることなく保管されていた。
報道によれば、爆発は倉庫の外壁に生じた穴の溶接作業中
に発生した。
(4)被害状況や犠牲者等
被害の全容が解るには、相当な時間がかかると言っていま
したが、同感。
諸外国の大地震例でも分かるように、時間が経過しても
そもそも全容が把握できるのだろうか・・・
2.歴史
(ブリタニカ国際大百科事典より引用)
のアマルナ文書に初めて現れている。
・フェニキア人の都市として繁栄。
でも繁栄を続けていたが,551年に大地震で破壊された。
・635年からアラブ人の勢力下に入れられ,1110年にはボード
ーワン1世の率いる十字軍が町を占領し,51年エジプト船団の
略奪を受けたのをはじめ,87年サラディンに占拠されるまで
絶え間なく戦乱が続いた。
マン帝国の宗主権下で回復した。
・18世紀後半ロシアの攻撃を受けて再び衰退し,19世紀初め
エジプトの太守ムハンマド・アリーに占領され,1841年のイギ
町は廃虚と化した。
・1912年トルコと開戦したイタリアは海上から町を襲撃。
18年には連合軍が入城した。
・第2次世界大戦初期からイギリス,フランスの支配下におか
れたが,41年レバノン共和国の独立に伴い首都となった。
(感想)
歴史の十字路とは、よくインタンブール等を形容しますが、
ここレバノンも、幾多の民族の攻防舞台。
日本国土の歴史を見ていると、確かに、分かりにくい、となり
ます。
ふと「レバノン杉」が、頭に浮かびましたが、引いてみると
建材や船材に利用されていた。
現在わずかにレバノンスギが残存するカディーシャ渓谷と神
と、あります。
3.昔は東洋のパリ、最近デフォルト
(1)1990年に内戦が終結してから、街並み整備が開始された
からフランス語も広く使われている。
こうした言語の環境も、パリを彷彿とさせる。
フランスは、大統領マクロンはじめ、今回の爆発で動きだしている
様子。
(2)デフォルト
レバノン政府は2020年3月7日、今月9日に償還期限を迎える外貨建
て国債12億ドル(約1260億円)の返済について、財政難を理由
に見送ると発表した。
同国は長年の汚職や政情不安を解消できず、深刻な財政危機に見舞わ
れている。
4.とにかく生き延びよう
以下は、「聞いた話」と「私が考えたこと」のまぜこぜ。
出典は明示できません。
(1)もともと、食糧の80%を輸入に頼っているらしく、デフォ
ルトもそうだし、今回爆発で港がやられたとなると、食べていく
のも一層大変。
クリスチャンのカルロスゴーンが日本脱出して住んでいるのが、ここ
イスラム教シーア派も多数に分かれているようだし「モザイク国家」
と、「激しい貧富の差」は、容易に想定できる。
加えて最近の「コロナ危機」を免れているわけではない。
(2)知れば知るほど「世界は広い」と感じる。
米国や中国国内情勢だけでなく、台湾、香港、ウイグル、インド
と次々と 連想が浮かぶ。
もちろん、情報の正確さは解らない。
ただし、世界のいろんな場所で、皆が必死に生きているのが、大半と
思う。
必死にならないと、生存すらできなくなる人々が多数いるのが、現状。
私は、現時点「生存の危機」からは免れているようですが、自分なり
の「必死さ」が必要だと、改めて考えました。