中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

今週のお題「読書感想文」読んだ本を理解するのが前提でしょうが・・・

1.読書感想文と書評

今週のお題「読書感想文」です。

改めて考えると、難しいお題ですね。

一般的には、

読書感想文は、

「その本を読んだあなたの心がどのように動かされたか」を述べる

こと。

読書感想文の読み手の、関心事は、筆者の感想ですよね。

一方書評とは、書籍の内容を読者に紹介するために論評したもので、

主に読者が書籍を選ぶ参考にする目的で書かる、と言われています。

つまり、読書感想文は自分の感想を述べるのが目的、

書評は本を紹介するのが目的。

 

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 2.読書感想文のむずかしさ

今も昔も、読書感想文が難しいのがよくわかります。

どのように心が動かされたかを

  〇把握することも、

  〇それを表現すること

も、双方とも極めて難しいですよね。

難しいこと、苦手なことが嫌いになるのは、人間の心理。

私は、子供のころも、現在も「読書感想文」は苦手です。

 脱線

  感想文を書くのが「苦手」であることと、趣味の読書は別。

  ある程度の年月生きてきて、それなりに読書ををしていると、

  一定の知識の蓄積の部分があります。

  そこでは、々の書籍が「繋がって」くることもあり、それなり

  に面白い体験です。

さて、読書感想文を書こうとして、

もう一つ、本質的な話、理解力の問題があります。

誰でもみな、一流になれるわけではないのは芸術でも、スポーツでも

そうでしょう。

理解力も、人それぞれでしょう。

あるコラムを読んでいたら

読書感想文作成にあたり

「きっかけ→あらすじ→心が動かされたこと→まとめ」

の構成をしろ、とあります。

そのとおり、正しい指摘かと思います。

問題は「あらすじ」が、書けるか、ということ。

書くというのは、大変な作業で、理解している、解っていることが前

提とならないとできないし、相手に伝わるように正確な表現をしなければならない、と思います。

笑い話的に、極端な例を書くと、

  数学や物理学の世界で長らく解けなかった難問を、ついに証明し

  たと宣言したとします。

  ところが、その証明が正しいか否か解かる人が世界に十数人か

  ら、数十人しかいない。

私が言いたいのは、あらすじが書けるほど、理解できる文章は、人

によって違う。

私の場合、理解できる文章の分野がかなり限定されていて、正しく理

解して「こころが動かされた」ことは、そんなに多くはないのでは

、無いか、と不安です。

今更不安がっても仕方ないですが・・・

 

3.「もどき」で逃げる。

私はこのブログで「読書感想文もどき」という表現をよく使います。

ちゃんと書いてあることを理解して、それに対して「心を動かされ

た」ことを書けば、立派な読書感想文でしょう。

私の場合、勝手な読み方をして、実は著者の意図を充分理解しないま

ま、自分が考えていることを、書いてしまう、事がよくあります。

恐らく、著者の意図とずれているのでしょう。

それは、「書籍の内容を読者に紹介するための論評」とも違います。

ある書物をネタに、自分勝手に書いている意味で「もどき」を使うよ

うに、しているだけです。

 

 

 

 

 

 

「読書感想文に関する思い出」から「大人の本気の読書感想文」まで