中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

行政改革断行の再スタートは、やはり船頭減らし(国会議員定数削減)からでは?

1.新内閣の目玉の一つは行政改革

菅内閣がスタートして、新内閣の目玉の一つは行政改革と聞いてい

ます。

菅総理の記者会見から粋すると

新型コロナウイルス対策と社会経済活動の両立を目指すとともに

・感染拡大により立ち遅れが明らかになった規制改革やデジタル化

 を集中的に進める方針

行政改革担当大臣に対し、「縦割り110番」など国民からの意見

 を参考に、実態に合わない規制に関する情報を集約する仕組み

 導入するよう、指示

・国民の声を背に、行政の縦割りの排除といった改革を強力に進め

 たい

・デジタル化を一元的に担う「デジタル庁」を新設し、行政の効率化

 進め、経済成長にも役立てたい

と、あります。

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総理大臣と言えば、まず伊藤博文でしょう

2.行政改革革担当、河野さん 

17日のNHKニュースですが、担当大臣によると

 ・今までの行政改革は、コストを削減したり、そぎ落としたりす

ものだったが、今度は、国民や社会から見て新しい価値が生ま

れるような規制改革を中心にしていかないといけない。

『こう思っていたが、できなかった』ということをしっかりとす

くい上げていきたい

・「縦割り110番」といった縦割り行政の弊害に関する情報を集め

る仕組み作りについて河野大臣は、

「SNSの時代に、コールセンターで集めるということはなく、

『ご意見をお寄せください』と言えばいいだけの話だ。いろいろ

な人が、いろいろなことを言ってきてくれているので、もう始ま

っているようなものだ」と述べました。

 

3.菅さん、河野さんへ一言

(1)菅総理の話は、まさに正論。

米中冷戦の国際情勢の中、国の安全保障のためにどう舵を切るか

議論も大い進めてほしいのですが、国内問題においては、

規制改革やデジタル化を集中的に進める方針

(2)政策実行担当大臣の河野さんですが

「 今までの行政改革は、コストを削減したり、そぎ落としたりす

もの」

というのは、その通りで、今までもできてないのだから、こちらも

本腰入れをお願いしたいところ

「縦割り110番」といった縦割り行政の弊害に関する情報を集める

仕組み作りについて、「もう始まっている」との見解だが、今後

実績を見せてほしいところ。

 

4.私が行政改革に思うこと

(1)まず、改革は「アタマ」から

行革がなかなか進まない実態報告や分析も、取り寄せるとヤマ

ほど、あります。

分析はヤマほどありますが、議論が尽きないのは実績に乏しい

からでしょう。

民間の立場からは、「行政はまだまだ甘い」というのが実感。

仕事を取るのも「役所」は甘いが、独特のしきたりあり、という

ところ。

私は外野席の立場(権限も予算も責任もない)から、言いたい

ことを言います。

まず、「改革」は、「アタマ」から。

つまり船頭が多すぎることが問題。

「国会議員定数削減」は、私の昔からの持論であり、小手先の数字

合わせでなく、必要最低限、大胆に議員定数削減をすべきかと思っ

ています。

いわいる先進国平均に見て、人口当たりで国会議員や公務員の数が

少ない、のは知っています。

また、大半の公務員は、命じられて、まじめに、着実に仕事をして

います。

しかし比較の問題でじゃなくて、議員は何をやるべきか、そのため

に必要十分な人材がいるのか、というところ。

本当に、「世界の中の日本」を考え、実力で引っ張っていく人材は

現状では、は多すぎると思います。

船に船頭が、多すぎると、座礁します。

「アタマ」の人数を減らすと、行政改革は必ず進みます。

人数が増えると、レベルが落ちるのは、どの世界も同じ。

現状の日本の制度でも、都道府県議会、市町村議会と、多くの地方

自治組織があります。

地方政治はそちらに任せて、国会議員は「国のこと」に限定して

考えるべき。

国政に対する意志・素養・実行力を持った人材は、日本では200から

300人もいれば十分では?

当然そこには選挙制度改革も前提としてあり、私は現状の都道府県制度

も、変えていくべきかと思っています。

(2)公務員の数が増えていくのは、仕方ないのか?

「人がいると仕事を作る」というのは、本当です。

真面目な人ほど、頑張って仕事を、作ってしまう。

効果効能度外視で、仕事をすること自体が、目的かします。

何が行政にとって必要な仕事かは本当に判断が難しいし、時代とともに

当然変化します。

一方「公務員」として採用された方は「安定性」を求めるわけで、内部

の力では、大胆なリストラクチャリングは、難しくなります。

普通に考えて、新しく生まれた仕事の「適材」は既存の公務員の外に

いる場合が多いでしょう。

とはいえ、「生活」のために公務員になった人々を「税金という担保」

があるなか、どこまで減少させることができるのか・・・

なんか、飲み屋での親父の愚痴になってしまいました。

そろそろお開きとします。

(1)、(2)ともに、実行が非常に難し、現実不可能に近いことを

知りながら、ついつい披露してしまう、一時的うっぷん晴らしの私見

となりました。