1.旅に出られない今の私
いつものように、本を読んでいる日々です。
出口治明さんと同じく、「本、旅、人」どれも好きなのですが、新型
コロナだけでなく、諸般の事情が重なって「旅」ができていない状態
です。
この点でのストレスがたまっているのが、自分で解っています。
読書バートリーの中に「旅の本」が入ったり、地図を眺めたり。
いま、1982年生まれと若い小林希さんの「旅が教えてくれた人生と
仕事に役立つ100の気づき」とを読んでいるのですが、
名言というか、私が気に入った文章がありましたので一部紹介。
いわいるコソボ紛争の後の世界です。
国との対立。
1998年3月初めに対立が表面化し、99年6月に和平が成立し
た。
を可決して、コソボ自治州の権限を共和国に集中したこと
に求められる。
彼女の表現は、
最低限の知識を学ぶことは、
てはならないと悟った出来
インドでの話(彼女の初回インド)
インドで出会う光景は、とても混沌としていて、まるで「生きること
は死ぬことより大変だ」と突きつけれれているようだった。 P48
ペルーで高山病にかかったことから
南米をめぐり、心底自然は人の体には寄り添ってくれないのと悟
った。自然をよく見て、理解して、ゆっくり体を合わせていくし
かないのだ。 P146
2.旅の本の振り返り
最近読んだ「旅」にまつわる本をいくつか、再度掲載します
上記の小林希さんも初回インド体験に引用しています。
以下は私の、お気に入り文言の一部
死体の灰には、階級制度がない。 P27
ニンゲンは犬に食われるほど自由だ。 P33
太陽があれば国家は不要。 P50
極楽とは、苦と苦の間に、一瞬垣間見えるもの。 P114
人間は肉でしょ、気持ちいっぱいあるでしょ。 P13
(2)人はなぜ移動するのか
ペール・アンデション/著 畔上司/訳
ことによると旅は、世界観を広げるうえで有効かもしれない。結局の
ところメディアの報道だけでは不十分だし、歴史的な見方を怠ること
も多い。大体が、もし自然災害が起こらなかったり、選挙が終わって
しまったり、ないしは武器が鳴りやんだりするとメディアは沈黙して
しまうからだ。 P 9
「旅は、私たちがホモサピエンスであることと関連がある。好奇心
だ。『無用な』知識を求めて努力し、知恵を拡大し、視野を広げ、
世界像を拡大し、混沌を整理し、秩序を確保しようとする意思で
ある。」 P154
彼女の考えによれば、「旅をせずに本を読めば十分だ。そうすれば心
の中で旅をすることができる」とのこと。確かにそれも可能かもしれ
ないが私が受ける印象は本では抽象的すぎるのだ。私自身が旅で実体
験する中のごく一部に過ぎないのである。 P324
「死への旅」になるかもしれない最後の旅の部分でラゴスの
ことばを再度引用します。
「それにわたしは、そもそもがひとっ処にとどまっていられ
る人間ではなかった。だから旅を続けた。それ故にこそい
ろんな経験を重ねた。
旅の目的はなんであってもよかったのかもしれない。
たとえ死であってもだ。 人生と同じようにね。」(p249)
3.最後に
ふと、法顕を思い出しました。仏国気の僧法顕です。
仏典求めて西暦399年に長安からインドに向かうとあります。
御年62歳、今の時代と違います、当時の62歳です。
無論、強い意志が何物にも勝ったのでしょうが、「私にもまだまだ旅
にでる時間はあるぞ」と、勝手解釈をしてしまいました。
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