1.卒業の話
(1)「卒業」と言えば、ひとつは初等・中等教育でしょう。
もう150年になりますが、明治維新以来、この3月に卒業と
いうこと。ゆるぎない「学制」ですね。
うに、夏卒業・秋入学があるし、昨年新型コロナ騒動の際、
議論が急浮上しましたが、高等教育の秋入学も一時話題に
なりました。
世界では、歴史を見ても随時入学、随時卒業事例もよくあり
ます。
(2)さて卒業式ですが、自分のことを書いても仕方ないの
で、長男の小学校の卒業式のことを書きます。
「全員参加」をもくろんだが、諸般の事情で、「長男と義母
だけ参加」になってしまった、という話です。
当社、超名の卒業式は、定番どおり妻と長男の出席、小学校4年
であった次男と田舎から上京した祖父母も出席という予定でした。
ところが不幸にも、妻は大病であり、手術入院中。何とか中学入
学式には出たいということで、医者と話して手術時期を選択し、
卒業式の時は、病室のベットの上でした。
なお、たまたま卒業式の日に次男が熱発、上京していた義父が医
者に連れていき、その後自宅で次男の看護です。(幸い大事には
至りませんでした。)
さて、私は、普通に外で仕事だった様です。
海外出張でもなく、超多忙で短時間も離せないというわけでも
なかったようですが、なぜか、私は出席しなかったのか?
最初から、あてにされてなかった様子です。
なお、その後私が転職した複数の会社で「子供の卒業豪式参加で
仕事お休み」の事例は、いくつかありました。
と、言うわけで、妻、次男と義父、父親である私が不参加となり
長男と義母の出席となりました。
あれから時は流れ、長男・次男も社会人となり、義父母は鬼門に
入ることになりました。
2.いつまでも卒業できない話
(1)これは私自身のことで、案件は、山ほどあります。
どうしても暗い話になりますが、お付き合いください。
事例はひとつ、アルコールから卒業できない話としましょう。
アルコールへの「入学」は早かったし、途中40歳代、50歳代
に脳に関わる大病(事故)をして、一時期「完全卒業」となり
ましたが、意志の弱さでしょう、「出戻り」状態なのです。
(2)一方、タバコの方は、体質的に向かなかったのでしょう。
なお、高校生や大学浪人中の頃ろ、モノはためしに少し吸いま
したがあまり好みではなかった、といこと。
つまり「うまい」と思ったことは、ありませんでした。
高校生の頃、大人がくわえたばこで、いろんな作業をするのを
みて一時的に「かっこいい」と思いましたが、やってみると、
なかなか面倒で、うまくいきません。つまり、スムーズに諸般
の行動が出来ません。
タバコからすぐ卒業したので自動的に「くわえたばこのしぐさ」
も卒業となります。
(3)アルコールに戻ります。
下戸であった尊敬する経営者の叔父がよく話していましたが
「理屈をつけて、酒に逃げるやつが多い」と。
私もその典型です。嬉しい、悲し時、苦しいとき、気分転換、
理屈には事欠きません。
章の冒頭に書きましたが、二度脳の大病(脳出血)を起こして
います。
さすがに、怖くなり、また仕事上の敬意を表する大先輩の断酒
継続を聞き、一念発起で一時的「完全禁酒」をしました
(当然医者は禁酒を勧めます)。
しかしながら、月日が流れ、元の木阿弥状態。
いくら飲酒高揚の理屈を書いても、無意味で単に言い訳をしている
のが自分でも良く解ります。
「二度ともよく無事生還したな」と言われるくらいで、「脳に爆弾」
を抱えているのは事実でしょう。
さすがに恐怖心はあります。また、加齢の影響もあります。
酒量は減ってきて「暴飲」のレベルからは、遠くなりつつあるのは現実。
将来脳がやられたとき、「長患いなく一気に」と思うのですが、これまた
「ままならないのが人生」なのでしょう。