中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

少し勉強:リバタリアニズム、グローバリズムとナショナリズムの間で

最近、政治思想をめぐる、論議に少し興味があり、つづってみま

した。最後に、情けない「私見」も書きます。

1.リバタリアニズムとは

これをグローバリズムナショナリズムの間のどちらかの位置付

るかという問題に対して、

どちらかの範疇に括られるのでなく、幅広い概念であり、グロ、

ナショ双方に親和性があり、局面、局面によって違う、という

はなはだだあいまいな本日の結論です。

 

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考えるお爺ちゃんのイラストにしました。

2.まず、言葉の定義から

言葉の定義は大切っで、議論がありますが、取り急ぎwikipediにより

ます。

法律学に正解がないのと同様に、社会科学に正解は一つではないの

ですが、それでは話が進まないので、以下の定義とします。

(1)グローバリズムとは、

地球を一つの共同体と見なして、世界の一体化(グローバリゼーシ

ョン)を進める思想である。

字義通り訳すと地球主義であるが、通例では、多国籍企業が国境を

越えて地球規模で経済活動を展開する行為や、自由貿易および市場

義経済を全地球上に拡大させる思想などを表す。

(3)ナショナリズムとは、

国家という統一、独立した共同体を一般的には自己の所属する民族

のもと形成する政治思想や運動を指す用語。

日本語では内容や解釈により国家主義国民主義国粋主義、民族

主義などとも訳されている。

なお、パトリオティズム愛国心)とは区別される。

(3)リバタリアニズムは、

個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する、自由主義上の

政治思想・政治哲学の立場。

新自由主義と似るが、これが経済的な自由を重視するのに対し、

リバタリアニズムは個人的な自由をも重んじる。

他者の身体や正当に所有された物質的、私的財産を侵害しない

限り、各人が望む全ての行動は基本的に自由であると主張する。

日本語では完全自由主義、自由人主義、自由至上主義、自由意

志主義などの訳語がある。

 ②哲学、神学、形而上学においては決定論に対して、自由意志

決定論が両立しないことを認めつつ、決定論から自由意志

の存在を唱える立場を指す。

この意味では自由意志論などと訳される場合が多い。

 

 3.リバタリアニズムリベラリズムとの違い

リベラリズム(リベラル・リベラリスト)は結果的な平等を

重視するため、リバタリアニズムと相反する。

例えばリベラリズムは、努力を怠った結果としての貧困者や

社会的弱者をも救済するため、富の再分配や法規制など政府に

よる一般社会への介入を肯定し、それにより格差を是正しよう

とする社会主義思想である。

 他方、リバタリアン、結果の平等を担保するために「徴税」

によって富を再分配する行為は公権力による強制的な財産の

没収の上に成り立っており、経済的自由の侵害であると説く。

貧困者や弱者の救済は国家権力ではなく自発的な仕組みによ

って行われるべきだと主張する。

さもなければ、人々は努力して富を築こうとするインセンテ

ィブ(誘因)を失うことになる。

このためリバタリアニズムが一定程度浸透するアメリカ合衆国

では、富める者から弱者・貧困者への自発的な支援は当然の事

として一般に認識されている。

 

4.考え方の補足

(1)直近私がyoutubeを聞く3市を表すると

茂木誠氏は、グローバリズムに親和性が近いと評している。

氏は、リバタリアンでなく、ナショナリズムに近い。

及川幸久氏は、反グローバリズムを信条としているようだ。

「 ゆめラジオ」氏はリバタリアニズムを信条としており、第二次

世界大戦までの日本の軍国主義ナショナリズムには反対だが、

現在の日本には非常に強いナショナリズムを感じているようだ。

 (2)私自身はリバタリアニズム賛成、若干右寄り、反グローバリズム

ただし、ナショナリストの面は若干弱い。

ただし、「信条と行動」が首尾一貫せず、は情けない限り。というのは

経済的苦境が続くと、自己責任を貫けず日よってしまい「結果平等的

救済」も、期待したりしてしまいます。

最近「亜イン・旦土の「肩をすくめるアトラス」を読んでいますが

上段・下段に分かれて一冊で1270ページと分厚く重いです。