中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

わずか1年弱前なのに・・サバクトビバッタのその後 対応策はまず成功、今後は?

0.ふと思うこと

私のブログも、広義の情報媒体だとすると、

広範囲の関心を引こうとするならやはり恐怖心を煽ることでしょう。

これができないとすれば、次は対象を絞った「特化」情報でしょう。

一方、自分が関心のあることを勝手に書いても、共感を呼ばないのは、

解っています。「常識」でもあります。

とはいえ、関心があるから勝手に書くことも、許される現代日本です

し、それはありがたい。

「当局」はじめ「周りの目」の検閲や圧力を意識しないでいいのは、

世界の常識ではなく、少数派なのでしょう。

さて、思い出して現状が気になった「サバクトビバッタ」ですが、

私に特別な情報はもちろんなく、今年3月の応報を、再度紹介と言っ

たところです。

1.昨年5月からの蒸し返し

(1)以前から気になっていたサバクトビバッタの話で

昨年5月10日に取り上げていて、趣旨を要約します。

・2020年4月9日、アフリカ東部で発生し、中国付近まで到達したサ

バクトビバッタによる蝗害問題で、対応に追われる各国からの支援

要請額が1億5,320万米ドル(約160億円)に増えたと発表。

・現在、蝗害被害が深刻なのは、エチオピアケニアソマリア

3ヶ国。

南スーダンウガンダタンザニアを合わせた6ヶ国では、すでに

2,000万人が蝗害で飢餓状態に陥った。

・イエメンでも、内戦により予防接種が困難になったペストの拡大

も含め、1,500万人が飢餓状態にある。

 一見自分に遠い話ですが、気になっていること 欧州難民危機 サバクトビバッタ - 中高年michiのサバイバル日記

(2)その後6月27日には

6月下旬現在も沈静化しているわけではない

7月18日にも、

日本の糧安全保障は大丈夫なんだろうか」タイトル取り上げて

います。

 

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殺虫剤を大量散布したイメージです。

2.今年(2021年)3月末の記事からで

東アフリカのバッタ大群、大量の殺虫剤に「相当な」環境リスク

欧米で禁止の殺虫剤も使用、被害は緩和されるも板挟みに

 というもの

東アフリカのバッタ大群、大量の殺虫剤に「相当な」環境リスク | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

(1)2019年後半以降、サバクトビバッタの大群がアフリカ北東部

の「アフリカの角」を覆い尽くし、農作物や牧草地を食い荒らして

きた。

 その対策として、バッタを追跡して退治するための驚くべき大規

模な作戦が開始された。(参考記事:「バッタ大量発生、数千万人

に食料危機の恐れ、東アフリカ」)

(2)国連食糧農業機関(FAO)が主導する東アフリカ8カ国での

剤の散布活動の結果、最悪の事態は今までのところ回避されている。

 FAOの推計では、この作戦のおかげで2020年にはアフリカの角およ

アラビア半島南部のイエメンに住む2800万人分の食料と牧草地が守

れた。  (参考記事:「アフリカでバッタ大量発生の第2波、

 食料不足の危機」)

(3)しかし作戦が進展する一方で、環境にもたらす影響はまだわか

っていない。

 対策にあたる関係者たちは、植物や昆虫、野生動物、人間に害を及

ぼすことなく害虫を駆除するという難しいバランスを模索してきた。

 ケニア北部は、花粉や蜜を集めるハナバチ類の多様性で世界に知られて

おり、農業関係者や保護活動家たちはハナバチが被害を受けることを懸念

している。 これまでに230万リットルの化学殺虫剤が190万ヘクタール

に散布され、FAOによれば費用は1億9500万ドル(約213億円)にのぼる。

 散布は2021年も継続される予定だ。

(4)今回の作戦が環境にもたらす被害についてはまだ評価が不十分

 だが、殺虫剤 の影響については数十年にわたるデータが積み重な

 っている。

 効果を発揮する害虫の種類が幅広い殺虫剤は、バッタだけでなくハナ

 バチやその他の昆虫まで殺してしまう。

 また、水系にも浸出し、人体にも悪影響を及ぼす恐れがある。

 

3.当たり前のことを思う

(1)以前からるる書いているように、私に特別な情報や、専門知識

があるわけでなく、至って当たり前のことを考えています。

殺虫剤が効いて、食料がバッタに食べ尽くされることなく、飢餓状態を

回避できたのは、本当によかった。

自然現象に対し、一つの選択肢を取れば、複数の反応が出ることは常。

起こった反応に対し、真摯の検証し、その対策を練っていく、その繰り

返ししか無いのでしょう。

 (2)私が生理的に嫌うのは、現実を見ない、一方的で傲慢な見解と

それに基づく施策。

自分の考えを広げていこうとするのはかまいませんが、一方的で傲慢な

議論が世に蔓延しているのは気になります。

医療問題(新型コロナ含めて)、環境問題(地球温暖化等)に至る所

で引っ掛かります。

私に何ができるわけではありませんが、(現在の最新知見レベルでの)

現実の確認、気構えとしての「謙虚さと寛容」しかないと思っています。