1.目標、やりたいことが不明
先だって、はてなブログのお題に「やる気がない」というのがあ
りました。
私は「やる気がない」原因の一つとして、目標不在をあげました。
大多数の人は、社会的動物として、ある一定年齢に至るまで、何
らかの社会的規制や縛りがあり、それは外部にある程度理解でき
そう。そしてそれは大なり小なり、本人はストレスを感じるは
ずです。
その際、本人にとっては、目標というか、もっと単純に「やるべき
こと」が与えられていたか、もしくは自分で見つけていたようで、
周りにもわかると、いいですよね。
2.生き残りたい、残したいという目標
(1)「敗者の生物史38億年」からの受け売りになりますが、
「38億年に及ぶとされる悠久の生命の歴史の中で、最終的に
生き残ったのは常に敗者の方だった。」というのが、とて
も印象に残っています。
(時代の強者から逃げ延びる過程で)
我々の祖先は海から汽水域に追われ、川へ逃れ、さらには陸上
に逃れた。 (P91-95) とお言う記載があり、
まとめ的に、下記の記載があります。
生物の歴史を振り返れば、生き延びてきたのは、弱きものたち
であった。そして、常に、新し時代を作ってきたのは、時代の
敗者であった。
そして、敗者たちが逆境を乗り越え、裕福の時を耐え抜いて、
大逆転劇を演じ続けてきたのである。 (P211)
今日のブログでいう「明確な目標」は、ありました、それは生き
延びることです。
生き延びて、何する? までは、至っていません。
(2)時代がぐっと下がって古典を残した人間を見てみます。
後々の歴史から見たら「不遇」だったでしょうが、目標や「やり
たいことがあったように思います。
例えば
誰しも知る話だし
・韓非子を書いた韓非は、才能を妬んだ李斯に讒言されて投獄
され、最後は自殺で生涯を終えたし、
・「戦史」を書いたトゥキディデスは将軍としてベロボンネソス
戦争に参加したが、失敗、追放され執筆時間ができた
どれも、そうかと思います。
(3)敗者からの立ち直り
もっと時代を下って、
「新天地」のアメリカで成功したのは、何らかの原因で、イギリス
や欧州から追われた「敗者たち」が、生き残ろうともがいて、たま
たま成功した事例であり、
太平洋戦争の後の日本で、戦後の焼け野が原から、立ち上がって、
今日の繁栄の基礎を築いた、事例もたくさんあります。
(4)現代でも、同じだと思います。
①10歳で香港に逃亡し、紆余を経て,反中国共産党路線のメディア
王となったジミーライ(そして現在、中国共産党に囚われの身)は、
今後も、生き延びることと、その先の目標があるのでしょう。
先日聞いた、彼の言葉を引用すると
に動く各国の動向も耳に入ります。
ここで書きたいのは
があって行動しているのでしょう。
外部からの強要の教養があったにせよ、自らの意志がないと戦闘行動
はできないように思います。
3.それで、あなたはどう?
上記で上げてきた事例はれも
目標(やるべきこと)を意識した事例です。
判断基準は、もちろんそれぞれでしょうが、タイトルの通り、本人の手元
の目標(やるべきこと)が、明確だから、周りには、彼(彼女)が何者な
のか、また何をやりたいのがが、解り易いこととなります。
一方、自分はどうなのか。
話が急激にしぼんで情けないのですが、「ささやかな」「手短な」目標も
失っているようで、自分で良く解らない、魂が抜けている、ようです。
さすれば、ほんの近くで接する人含めて、何者なのか、何をやりたいのか
意味不明な人間に、見えているでしょう。