中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

デジタル化の明るい未来 諸手続きの迅速化・効率化邪魔違いない 一方情報管理者が絶対的権力を持つ危惧?

1. デジタル化も目的は同じ、問題解決

(1)最近、申請手続きのデジタル化が進むといいなと、思ったこと

が私事でありました。

ある機構に対し、口座を照会しし、特定の有か証券が保持されている

かを確認したいのですが、本人確認や申請照会のための書類を、まさ

に「紙」でそろえて、郵送で申請しろと、という手続き。

おそらく、その後相手方でやることは、郵便を開封し、必要事項を手

入力し、既にデジタル化されている部分を、つなげていくこと。

おそらく、組織内では、業務フロー全体のデジタル化がますます進ん

でいくでしょう。しかし現時点では、最後に対象顧客には、再び「紙」

の郵送での返信手続き、という具合。

つまり連絡や情報保管含めて大きな費用と時間のコストがかかります。

(2)一歩下がって、少し考えます。

別に変なことをやっているどころか、長年の情報蓄積と経験から確立さ

れた、法や金融を取り巻く諸規則に則った正当な、当然の手続きなので

しょう。

顧客含めた、もう少しの全体の改革を、望むところです。

取って付けたようですが、行政で「ハンコの廃止」は進んでいるようで

すし、金融の世界も、技術革新と制度・手続きの革新を。

デジタル化のために「ラストワンマイル」がネックになっていると、確か

20年ほど前に、何かで読んだことがあります。

まだまだ解消していない点は多いようですね。

(3)国際比較でも検討

半年ほど前、日本の国民全体を巻き込んだ話題となったのは、新型コロナ

対応での10万円の国からの給付金が手続き上、オンラインのインフラが、

とても未熟であったこと。

昨今では、新型コロナワクチン接種に関する予約手続きや、システムイ

ンフラが問題になっています。

思いつくのは、台湾です。

日本の行政のトップに台湾のオードリー・タン氏同等の実務能力を求めて

も無理でしょうが、組織の「周知」を集めて、頑張ってほしいものです。

 (4)日々の生活から気づくこと。

確かに、日本でもデジタル化進んでいる場面もあります。

昼食のシーンで、現金を使うシーンがずいぶん減りましたし、カードや

スマートホン内在の情報で、照合する部分ががかなり据えました。

 早晩、ボトルネックの解消に向かうと楽観視する反面、待てよ、効率化

主催者にとっての効率化によるリターンが必要で、それなくしては、

ずっとほおっておかれる、との危惧もあり、です。 

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スマホよりPCが力を発揮する場面が私には多々あり。

2.デジタル化の道具としてはスマホよりPC

(1)深遠な理論構成や、好きキライでなく、極めて単純な話。

私の肉体の問題という極めてアナログ的なこと。

何の事はない、小さい文字が読みにくい。

スマホの限定された画面は、同じ情報量を埋め込むとすると

PCに比べ、文字は小さく、行間は狭く、要するに情報を読み

取るのに苦労します。ましてや書き込みの作業となると、一層大変。

一昔前、PCの画面に見入るとき、メガネをずらしている諸先輩を

内心嗤っていましたが、もはや自分がそうなる年です

上記の「嗤い」からは後の時期ですが、PC画面でスプレッドシート

を75%解像度で平時で送ってくる若手に対し、こちらは一々100%に

拡大していました。

(2)ユーザーフレンドリー?

いきなり、スケールの大きな話をします。

あらゆる局面で、アナログからデジタルへの転換局面が起こっています。

とはいえ、人間の肉体は1万年以上変わっていません。

人類の「高齢化」は全世界的な現象。

だれでも、高齢化すると小さい文字が読みずらくなる。これは変わら

ないから、システムの方から歩み寄ってもらわないと。 

 

3.情報管理の怖さ

上述を、ひっくり返すようじゃことを一つ書きます.

「ジョージオーウエルの1984」の世界ではないですが、特定の権力者に

より、情報が一元管理されるようになった場合、デジタル面で一人の人

間が「抵抗勢力」として対抗するのは極めて弱い、というが不可能。

対抗策として、面白い話を一つ。

大事な情報ほど、時の権力者の一元管理(情報の歪曲や、捏造勝手解釈

を含む)を避けるためには、従来型の補完ツールである紙で分散して

情報を保管すべし、との意見。

これはなるほどと同感です、