中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

人間はまず生存が維持されることを望み、次は退屈を嫌い、面白い・楽であることが好き。テレビからインターネットへ

1.人間は考える動物であり、知りたがる動物

今日はまた抽象的な話です。

情報収集の本質というと、大げさですが、「人間は、知らないことを

知りたがる動物」なのでしょう。

生物として、生存のためのエネルギー接種、子孫を残すための生殖活

動がまず大事ですが、脳の余裕が出てきて何かと考えること、知りた

がること逆にいうと退屈に耐えられない、動物なのでしょう。

知りたい感情の中の「支配したい」要素を抽出してみると、
植物を支配したい感情から農耕が生まれ、動物を支配したいという感情
から漁業は牧畜の技術が発達し、自然を支配したい・自然の運航のその
奥にある節理のようなものを知りたい、ということから(言葉はいろい
ろあれ)「神」を作り出したのでしょう。
 
2.文字情報というもの

人間が、考える手段というか道具として「コトバ」がまず重要であり、

絵を描く、モノを作るのと同様いやそれ以上に抽象的思考には言葉の

発明が不可欠だったのでしょう。

次は文字の発明とそれを残すこと。

有限な人間の生きる時間、記憶の曖昧さを越えて、能登の地まで情報

を残す事が可能になります。つまり「歴史」の世界に入っていきます。

文字を書いてて記録したモノの一部が「書物」となりますが、書物を

読む行為はみずから能動的に活字をひろいあげてその内容を理解す

る行為であり、それには文字が読めなければならないので、一部の人

間に限られます。

そして、内容を理解するために自分の頭のなかでさまざまな想像や

思考を凝らさねばならない、これも大変です。

自分で様々な創造や思考を凝らしても、理解できない」ことは、多々

あるもので、それは仕方がありませ。

そもそも人類全員が、文字情報を理解できる、と考えること自体に

無理があります。とはいえ情報鵜の質と量に差異があるのは事実です

し、人間社会はこの文字情報により、何とかやっていけます。

歴史の経過と面に、文字情報を理解できる人間の割合は、確実に増え

てたのは周知のとおりです。

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テレビディスプレイは家ひとつ、何を流すかが問題

3.映像技術というもの

(1)今日の話はまずこの映像技術がもたらしたものが、すごい、

いう話です。

映像技術が発明されて百年足らず、日本でテレビという形で一般

向けに普及したのは、50年前くらいからでしょう。

世界中見回しても、60年を上回るものでなく、「世界中に映像技術

が浸透」と言えるのは、20世紀も終わり近くでは?

情報の内容と、受け手であある人間の需要とを比較してみろと

書物は、文字を理解し、内容を理解するために、想像力や思考力が

必要に対して

テレビは、単にぼんやりと受動的に映し出される映像を眺めて、流

れてくる音声を聞くだけでも、情報が取れるという点です。

一部指摘があるように「人間の想像力や思考力を低下させる」とも言

えるかもしれません。

テレビを見ながらいわいる「ながら作業」ができるのも、この点があ

るからかもしれません。

(2)私の情報が不正確なので、以下日本に限定します。

昨今「テレビ離れ情報」が、さかんに流されていますが、私なりに
①情報が面白いか否か②情報を楽に取得・受容できるか、から考えて
いきます。
 ①の面白いか否かについて
特に若い人のテレビ離れが喧伝されますが、基本的には、見たいもの
がない。興味をそそられるものが他にある。ということでしょう。
興味をそそられる・関心が高い情報が、インターネット上にあふれて
いれば、当然そうなります。
書籍の巻き返しについては、②の「楽に」で引っかかってくるでしょう。
②の「楽な情報の取得・受容」について
まさに、これが書籍からテレビが主役の座を奪ったものですが、技術革新
が進み、いつでもどこでも情報が取れる、というユビキタス環境が確立さ
れてくるとテレビより、インターネット情報が、一日の長があります。
加えて、映像、音声の質の劣後が、少なくなってくると、まずますテレビ
に分が悪くなります。
 
大そうな主張でもなんもなく、私個人にとっても、インターネットを
通じて、「自分の 見たいもの・知りたいもの」があると、「楽」さも
書籍にはない「リアルタイム性」があります。
インターネット上の情報の玉石混交ぶりと、そこから何を抽出できるか
の判断は、これも、自己責任でしょう。
(基本的には、テレビも同じですが・・・。)
私の場合も、書籍情報から、インターネット上に画像・音声情報に代替
される場合も多くなってきています。
書籍一般等からネット情報への棲み分け・時間配分の傾向が、今後も進み
そうです。