中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

大学受験で多数の「公平さ」担保には、技術が必要 派生して「大学」に門外漢が思うこと。

私のブログでは、過去になかったことですが

「大学教育」について、思うことを少し書きます。

1.入り口入試の話

今日の、ニュース記事から思ったこと。

私の結論は、大量の受験者がいる場合、記述式試験断念は技術的

に仕方ない。出来ないことはできないし、というもの。

記事を要約すると、以下のとおり。

大学共通テスト 英語民間試験と記述式導入断念へ 文科省

2021年6月22日 11時59分

大学共通テスト 英語民間試験と記述式導入断念へ 文科省 | 教育 | NHKニュース

・まず事実関係 

文部科学省有識者会議は、2025年の大学入学共通テストにおける、

英語民間試験の活用と記述式問題の導入について「実現は困難」とする

提言案を示す。

 ・過去経緯

地域格差や経済格差の懸念など制度の不備への指摘が相次ぎ、おととし、

いずれも導入が見送られました。

  ・断念要因

英語民間試験は地理的、経済的事情への対応が不十分で、コロナ禍で

中止も相次いだ外部の試験に依存することへの課題が指摘される。

記述式問題も50万人以上が受験する中で公正な採点体制の確保などの

課題を克服できない

さて、以下思うことを書いていきます。 

科挙の時代ならいざしらず

「大量」の情報処理となると、画一的処理のため記述式は、やはり無理

と思います。

今後の情報処理もそうでしょうし、少し昔の話ですが、切実だったと

思います。

現在の中高年なら「足切り」という用語をご存じ、かもしれません。

当時「共通一次」というのがあり、選抜を一次と二次に分け、一次で

終わる人が「足きりに合った」となります。

大学側としては、受け入れたい生徒、つまりその後の大学教育を受け

させて、より成果が上がりそうな人物を選抜したいのですが、「記述

式」という手法が不可欠と思っているが、「事務処理能力の限界」か

ら逆算して「二次試験該当者」を絞る、という手法でしょう。

 

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共通テストイメージ、マスクは無しとしました。

今日言いたいのは、昔話でなく今後の情報処理の方法についてです。

主催者側が記述式での回答を渇望したととしても、事務処理能力の

限界から、現在でも、マークシートにならざるを得ないと思います。

 

AIでもなんでもいいですが、採点者が記述式を、「一定の客観性を

持った公平な基準」で採点できて、その要員(コンピュータ台数?)

を増やして24時間フル稼働したら可能かと思います。

「夢の技術の実現」な度と、悲観されそうが、一昔前に言われた「ユ

ビキタス」もスマートフォン普及である程度実現しているし、電子書

籍や、車の「自動運転」今後広範囲広がるのでは?

ヒトの心理的抵抗は別にして、実は近い将来「事務処理上のネック」

は解消されそうな、気がします。

 

2.オンライン授業

先度記載しますが、AIが「一定の客観性を持った公平な基準」で採点

できるとなれば、「事務処理上の限界」は、クリアできそうで、話を

広げていると、授業を人間がやる必要があるの?となります。

 今般、世界的な「新型コロナ騒動」は、いろんな問題を露呈させまし

たが「大学教育」もそうでしょう。

オンライン授業でいいなら、しかも各種の学説を比較検討検討して、

講義するスタイル(授業をする人の「学説」は主張しなくていい)、

ヒトよりAIの方が上手な場合もありそう。

視点かえて、教育ビジネスとしてみると、

仕入れ」に相当する、入学試験の在り方も変わってくるでしょう

し、事業である「授業」もインフラ面で、相当変わってきそう。

ほかの業界同様大学もオンライン普及で「場所」の制限がずいぶん

緩和されたことですし、、、、。

岡目八目目でないですが、門外漢だからよく解かるところもあり

ます。

私は「教育界」には、今まで全く無関係で大学・高校で教えるど

ころか、「記述式の祭典一つしてことがありません。

ふと、大学教育について、思ったことでした

 

3.教育機関と研究機関

(1)「大学」という組織も取り方で様々多くの人にとっては、

教育機関ですが「研究機関」の側面もあります。あり、

受験する本人や、脱稿、予備校、塾等の取り巻き機関にとって

は「教育機関」の側面がほとんどでしょうが、

「学者」と呼ばれる人々は、教える人であると同時に研究者であり、

どちらかというと研究がメインなのでしょう。

(2)また、○○大学基金とか、大きなお金が動く場所でもあり、

運用を受託したい金融業者にとっては「潜在大口顧客」であり、「寄付」

を募れる「集金マシーン」とも言えます。

東京都内にたくさん取りを持っている大学は、当面収入が大丈夫な大地

主だね、と思ったりもします。

当たり前ですが、「大学」といっても、千差万別で、いろんな顔を持つもの

だと、今回の「共通テストの記述式」報道から、思い出しました。