中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

今週のお題「一気読みした漫画」 またまた昔話になりました

1.今週のお題「一気読みした漫画」

私は、自分の凝り固まった思考パターンを崩して、少しは関心分野

を広げようとの意図で、この「今週のお題」については、極力対応

しようとしています。

とはいえ、気の利いたものは書けなくて、多くの場合「昔話披露」

に終始する状態で、今回も似たようなものになりそう。

子供の頃は「マンガ」も読んだのですが、はて「他のことを忘れる

ほど没頭」したものは、なんだろう、思い起こしてみます。

マンガに限らず、振り返ってみて遊び、勉強、趣味、仕事と、「他の

ことを忘れるほど没頭」した経験が、あまり思い出せず、寂しい人生

だった(いや、まだ終わってはいませんが・・・)のかもしれません。

 

 2.漫画の記憶

(1)マンガのなかでも、ギャグで落とす4コマ漫画とか、政治を風刺

したような歴史教科書に載りそうなマンガは、あまり記憶にありません。

私の子供は幼い頃「学習漫画日本の歴史」を見ていたようですが、私は

小学校までいわいる「理系的」であり、歴史はあまり興味がなかったよ

うです。

(2)お題の「一気読み」

「劇画」とは、今どき言わないのかな。

私の記憶で「一気読み」にあたるとしたら、本宮ひろ志さんの「男一匹

ガキ大将」がそれにあたるかもしれません。

小学校高学年か、中一くらいだったでしょうか。

わりと裕福な(確か歯医者の息子)同級生の友達の自宅の彼の部屋には、

いわいるコミック本がシリーズとなってたくさんあって、これを目当て

に彼の自宅に同級生の友達が集まります。

もちろん、一緒に遊んだりするのですが、なんとなく、マンガタイム

となると、部屋で、話もせずに、めいめいが彼の大きな本棚を漁って、

勝手に読んでいた経験があります。 

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昔っぽいマンガのイラストを採用したつもりです。

 大人の今となると、他愛もない内容のものですが、当時はとても面

白かった記憶があります。

「世の中を知らない」のと、「自分は将来何かできるかもしれない

の幻想」があったからでしょう。

申し越し後の時代ですが彼の作品「俺の空」も、「一気読み」の部類

かも知れません。

(3)高度成長期との因果関係は、いまいち解りませんが、1960年

代後半から1970年代前半は多くの大人も子供も「明日は、今日より

よくなる」との幻想を、持ちえた幸せな時代でした。

当時は、熱血モノ、スポーツ根性ものも盛んで人気のあったようです。

巨人の星は、その典型で、これは私も読んでいました。

また、小学生には少し高度でしたが「あしたのジョー」も読んだ記憶

があります。

あしたのジョー」が1960年と1,970年の安保闘争学生運動の時代の

大学生も読んでいた、と知るのは、後日です。

 

 3.漫画と日本文化

「一気読みした漫画」のネタは、早くもつきそうで、話をずらして、

「日本の漫画が、世界への輸出品」である話しをお少し。

「ナルト」や「ワンピース」とか、「現代マンガ」はよく知りません。

もう10年くらい前、日本橋丸善の「洋書コーナー」で一うろうろして

「ナルト」や「ワンピース」のコミック本を見つけました。

英語や北京語でなく、たしかフランス語だったような。

なるほど世界への「輸出品」であるゆえに、日本国内でも売れるの

でしょう。それとも海外帰国時の「お土産なのかな」。

 現在マンガを知らずに「アニメは日本の輸出文化」と、公言するのは

原体験を知らずに論評するあの、北九州八幡の新日鉄のスペースワ

ールド論評と同じ。

つまり、あの堅い硬い新日鉄が企画立案した「遊園地」という概念だけ

が、取り上げられ、それを論ずる経家者も、自分で遊園地としてのスペ

ースワールドを体験したことがない、というもの。

以前「自分が読んでない本を堂々と論ずる方法」なrう挑戦的な題名の本

がありましたが、よく周りを眺めてみると、

自分が良く知らないこと、理解していないことを堂々としゃべるのは、

実はよくある話」と、気づきます。