1.また傘を置き忘れた
(1)私は公私とも移動時は電車の乗り換えをよくやります。
遅い時間の今朝の出来事ですが、座席に座って傘を横に置い
ていたのに、到着駅で降りる時は、存在を忘れていて後で、
しまったと、気づきました。
その後も、(乗り換え等で)電車に乗る訳ですが向かいの座席
の人々は、皆いつものスマホ姿ですが、 確り濡れた傘を手にし
っかり持っている、いやはや・・・・。
(2)「注意力がちない」「意識が低い」と言われると、まさ
にその通り。傘案件に限らず、指摘が「正論」であっても、言
い方、感じ方次第で、トラブルのもとになるのも世の常。
今日は、言い訳を書きます。
ちょうど、著名人のエッセイを読んでいて、意識がそちらへ、
というもの。
私とレベルが違いますが、出口治明さんも、読書中、 ついつい
電車の下車駅をのりすごすことがある、と何かに書いていまし
た。
物事に集中すると他が見えなくなることは、よくありがちです
が、これが「美談」として歴史上も残っているのは、何らかの
成果を残した人でしょう。
2.ブランド価値の話
(2)さて、傘置忘れ事件の時、読んでいたエッセイですが、
なんの変哲もない、とは失礼ですが、軽めの割と、よく見か
ける論調。
無論駄文では、ありませんが「著者名を隠したら、売れない
だろうな」と思ったりします。
過去の実績があり、それなりの地位を確立している人の文章だ
から、読んでみようか、という人が多くて、売れるのでしょう。
内容に書かwらず、本を買いそうな「ファン」を形成するのは、
すごいことで、「ブランド価値」と言えるのでしょう。
(2)ブランド価値はすごい、として思い起こすのは、「コカ
コーラ」です。ジョージア種跡乱打本社の、あのグローバル企
業です。
今日は、米国株式市場の観点から、企業財務、のれん価値しての
コカ・コーラのすごさは、論じません。
私の昔話から。
今を去ること、40年以上前。
若い私は、タイの南部を一人、旅していました。
暑い気候で、冷たい飲み物が欲しくなります。
ある旅の先輩から、以下の話を聞いていました。
「氷入り飲料は危険だ。どんな水で作っているか不明、
を買え。そして自分で開けて、その場で飲め」
なるほど、「安全」というブランド価値の大きさを象徴して
います。
今でも、よく思い出すのは、言いつけ守らず私が「当たった」
から。つい、氷入りのうまそうな飲料を飲んだわけですが、
「下痢」となりました。
幸いバンコクへ戻る途中であって、その後医者に駆け込みまし
たが、もともと英語ができないうえに、医者に医学用語を説明
されても、さっぱり理解不能で、往生しました。
隊の名誉のために再度言うと、今から40年前の話です。
3.金儲けの神様邱永漢の話
(1)40年前のタイの旅の思い出のアロ、作家の邱永漢が浮かび
ました。「金儲けの神様」も、はるか前にに故人です。
思い出したのは、彼の息子の一言
「父は、すごいです。私の結婚式・披露宴は長いと言ってもたか
だか数時間です。父は、その様子やお土産をネタに連載記事で、
3回くらいに渡って、書いていますから・・」
(2)邱永漢は、私の好きな「台湾人」の一人なのですが、今度は
娘さんの言葉を引用しましょう。
そこで、娘の邱世嬪の評価も交えて、彼の実態を書くと、
自分でも認めているように、作家としては小結クラスであ
り、(P281)、 実際はビジネスは下手で、「金儲けの神様」
というのは自分で作った虚構、イメージ(P286)である。
短く評すると、
欲と理想が1人の人間の中に矛盾なく共存する、好奇心の塊、
大人になれなかった子供(P292) です。
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