中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

自分の立場を守るために過激になりがちなことは、過去も現在もよくある

今日の話は、単純で、タイトルの通り、昔も今もよくある話です。

ある目的達成のために集まった集団が、急進、一途、非寛容になり、

結果として,もともとの主張より過激になりがちとのこと。

 1.過去事例を少し

フランス革命時のジャコバン派をあげましょうか。

王党派や穏健なジロンド派を、潰していきながら「恐怖政治」を続行

主張や政策はより急進的になり、理想は高て一途な思いはいいのです

が裏を返すと、妥協を許さず、自分と意見が違う人々を排除していき

ます。

「排斥」の多くは。相手の命を絶つことになります。

しかし最後にはジャコバン派の首領ロベスピエールも処刑されるよう

に、「反動」を引き起こしてしまいます。

ナチス・ドイツもそうでしょう。

組織の一員である自分の立場を守るため、より温和、中立に近い考

えの人を批判する子おtになり、より過激になって行きます。

ソ連スターリンに関しては、私の不勉強と、情報不足は否めませ

んが「人をたくさん殺した」という事は、反対勢力に力で対応した

ということであり、ヒトラースターリン毛沢東ポルポト

似たように思えます。

日本の戦後のいわいる赤軍派にみられる集団リンチもそうでしょう。 

相手を認める、つまり、自分と違った考え方や行動を認める寛容さ

が欠如してします。

目的達成のためには、手段を選ばない、正義は我にあり、との思い
込みがあります。 

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いろんな考え方を、冷静に寛容に検討すべし。
2.現在を見まわしても
(1)ある新聞社の社員が、住居侵入で逮捕との報道があり、
本人は取材だと主張していますが、ルール破りの「過激」な行動。
 この若い記者にとっては、自分は「取材という正しいこと」をし
ている感覚で、「正しい報道」という正義のためには、住居侵入
という違法行為も許される、という独りよがりなのでしょう。
(2)許される、という思い込みは、大昔に、ドストエフスキー
罪と罰」でしょうか。
少し、引用しますが
 主人公は貧しい青年のラスコーリニコフ
 彼のの下宿の近所には、金貸しの老婆がいました。老婆は強欲
 で、義理の妹を女中のようにこき使っていました。
 人の生き血を吸うことしかしない老婆に、生きる価値などある
 のか。 老婆を殺せば、借金に苦労している人が救われる。
といったものでしたよね。
これも独りよがりの典型。
(3)少し大きな話をすると、米国のブラック・ライブズ・マターや
南部国境の不法侵入者への結果的緩和政策、どうも、不寛容で過激な
対応に思えます。バランス感覚の欠如を強く感じます。
中国にしても、習近平政権は、権力維持のため、より強硬路線を維持
各国と対立を深めている政策継続の気がします。
(4)北朝鮮キム・ジョンウン政権は言わずもがな、でしょう。
 
3.あなたはどうなの?
 思想的に、過激にならざるを得ない「組織」に属しているわけでは
無いので、それは幸せです。
明日のこ食料を手に入れるため、自分お立場を守るため、そうなざ
るを得ない、といった環境にはない、といえます。
とはいえ、自分と意見が違う人、一つの考え方を「思い込んで」いる人
「凝り固まったた人」に対して、ついつい不寛容になりつつある自分を
感じます。
これには、気を付けないと・・・