1.ある政治家のコメント他
(1)東京オリンピック開催中止をつい先日まで連呼していた
ある野党政治家が
「オリンピック開催には反対
しかし)選手、関係者の活躍には心から敬意を表す
反対なら、応援するな、ではない」
と発言した様子です。
いろんな人が批判していますが、私も同感です。
どうも主張が矛盾している。
たとえば、「選手、関係者に敬意評する」なら、どうすれば
大会を安全に開催できるかに、知恵を絞るべきでしょう。
また
「ヒトの悪口をいい、人間性を貶めて、自分は何もせず社会
の成功の果実か鬱をかすめ取るだけ」
という厳しいコメントもおありました。
普通に考えたら、オリンピック開催反対勢力は「沈黙を守る」
というのが、順当でしょう。
(2)「手のひら返し」
オリンピック開催直前まで、コロナ報道でで煽りに煽り、大会
中止を叫んでいたマスメディアが、大会の競技が始まると一転
して、選手や関係者の称賛の嵐。
十分想定された話ですが、「手のひら返し」を批判するコメント
も多々の様子です。
2.競技から感じたあれこれ
(1)競技3日目の7月26日月曜の結果報道から
で、13歳の西矢椛選手が金メダルを獲得したとのこと。
13歳10か月での金メダル獲得で、1992年のバルセロナ大会で金
メダルを獲得した競泳の岩崎恭子さんの14歳0か月を抜いて、
日本選手で史上最年少のメダル獲得とのこと。また16歳の中山
楓奈選手が銅メダルを獲得。
さて私のつたない知識で確か、フィギュアスケート、年齢制限で
当時すでに第一人者の可能性もあった浅田真央選手が15歳未満の
ため出場できず。
それぞれ、競技特性もあり、個別のルール設定に、外野が文句を
言う話でないのかもしれないが
タイムレースでなく、表現を競い人間が「評価」する世界では、
個人的には、年齢制限はあった方がよいと思います。
「セクハラオヤジ」覚悟でいうと、健全な成人女性の肉体美を伴
う演技評価の基準とすれば、あまりに低年齢年連での参加は・・・
と思ってしまいます。
②柔道男子73キロ級で、大野将平選手が金メダルを獲得。大野
選手は、前回のリオデジャネイロ大会に続く金メダルで、2連覇。
(も少し報道コメントを続けると)
大野将平選手は「厳しい戦いが続いて、オリンピックで理想の
柔道を体現することの難しさを感じた。自分自身、まだまだだ
と思った」
と振り返りました。
コロナ禍での開催となった今大会については「アスリートの姿
を見て、心が動く瞬間があれば、光栄に思う」
と話していました。
どの世界においても、勝ち抜くのは大変ですが、
「王者」、「抜群の力量」、「本命中の本命」であっても、幾多
のマイナス事象も起こるなか、「モチベーションを維持し、結果
を出すこと」は、ただならぬことかと思います。
日本武道館で「柔道スタイル・姿勢・組手・技、すべてで差をつけ
て圧倒的な差をつけて勝つ」という柔道家の矜持を世界に示す、と
の報道コメントには同感です。
(2)新種の競技と最後の競技
①雑学的になりますが、今回の大会から新たに加わったのは、空手、
スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの4つだそう
です。
商業オリンピックや開催地の意向というのは、仕方がないと思い
ます。
どの協議も、スポンサーが付きやすい競技に思えます。
②最近導入競技で思い出すのは、ビーチバレーとバスケの3×3
比較的狭いグランドで、一定の観客と視聴率を集められそうな気
がします。
スポンサーも付きやすいのでしょう。
③開催地の意向
野球とソフトボールは今回が最後で、しばらくオリンピックでは
ないのでは?
開催地東京と開催国日本の影響はその通りで、野球もソフトボール
も「世界的競技」か、と詰められると、仕方ないでしょう。
(3)最後に
今回の金、銀、銅のメダルはリサイクル率100%とのことです。
自然界からの採掘コスト比較はともかく、「都市鉱山」産出(携帯、
PC,各種電気機器等)というのも、話題にはなるでしょう。