仙台に行ってきました。
私は九州出身で、予備校と大学は東京、
仕事はほとんど東京で、若い頃札幌駐在はあります。
また、国内出張で北海道から沖縄までいくつか回っています。
何度も仙台を通過したのですが、なぜかいままで仙台滞在は無縁でした。
1.そもそもビールとは?
「液体のパン」とも呼ばれるビールの歴史は古く、紀元前4000年
以上前までさかのぼります。 メソポタミアで人類が農耕生活をは
じめた頃、放置してあった麦の粥に酵母が入り込み、自然に発酵
したのが起源とされています。
も一つ引用すると
ビールの誕生については諸説があり、紀元前8000~4000年まで
さかのぼるといわれ、文明とともに古くから人々に親しまれていたの
は確かなようです。
人類最初の文明は、メソポタミアに興ったシュメール文明だといわれていますが、そこではすでにビールが飲まれていました。シュメールの
人々が粘土板に楔形文字で描いたビールづくりの模様が記録に残っ
ているからです。
自然発酵した液体を舐めて、うまい、いける、この出会いから
始まったのでしょう。ロマンを感じます。
2.仙台のキリンビール工場
今回縁あって初めて仙台滞在
キリンビールの工場に行きました。
工場見学は、麦も食べ、ホップにも触り、製造過程、発酵熟成、缶詰過程
までしっかり勉強しましたよ。
ちょっと不謹慎かもしれませんが、見学しながら2つのことを
考えていました。
①ビール事業は儲かるんだね。水商売だから?
ほかの飲食業同様、最終顧客は一般人だから、工場見学というアピール
手段は、必要ですが、相対的に、ほかの業種にくらべ工場見学に費用をか
けてるように感じます。
当然ながら、儲かっていないと人と資金をかけた接待はなかなかできません。
ビール事業は「税金との闘い」とはよく聞きますが、やはり儲かる事業だけ
に税当局も、放っておくわけがありません。
②今回一番搾りのメインの工場見学だったわけですが、瓶詰めのラインは今日
はお休みで、缶詰めラインはフル稼働。
時代の流れでしょう。瓶がどんどん缶にとって代わられているようです。
消費者が求めていることですから、企業はそれに合わせた対応は、必須で
しょう。
すこし脱線しますが、
消費者ニーズについて、 老舗和菓子屋の話を少し。
伝統を守り続け「昔と変わらぬ味」で勝負して、顧客を魅了し続ける「老舗」
なわけですが、味付けの実態は50年前と現在では、甘みが全く違う。
50年前の味なら「甘すぎてダメ」となります。
伝統を守るとは、「変わらない部分と、変わり続けていく部分」をしっかり
見極めているいうことでしょうか。
キリン一番搾り おいしさの秘密発見ツアー|キリンビール 仙台工場(宮城県)|キリンの工場見学|キリン
3. イベントでビール特需
何度か、触れていますが、ラグビーワールドカップのことです
下記リンクは、あえて8月の古い記事を使っています。
ラグビーでのビール消費量がサッカーの6倍だとして、
日本が予選プールを一位で通過で、大盛り上がりですし、
特需といっていいでしょう。
ご存じのように、競技の性格上、ラグビーは毎日試合をやるわけにいか
ないし、大会は必然的に長くなります。
贔屓チームが勝ち進むと、それだけブームも長続き。
今日は決勝トーナメントで、アイルランドはニュージーランドに敗れました
が、ビール好きのアイルランドサポートも、たくさんビールを消費したこと
でしょう。
ビール消費はサッカーの6倍~ラグビーワールドカップに「売り子」初投入- 特集:ラグビーワールドカップ 2019 日本大会:読売新聞
4.次は熊本のサントリー
仙台から飛んで、今度は熊本の話
ずいぶん昔、子供がまだ小さいころ、義父母、妻、子供と
熊本にあるサントリーのビール工場に行きました。
暑い夏でしたし、見学の後の冷たいソフトドリンクに子供はご機嫌です。
しかし、冷房の良く効きすぎた部屋では、冷たいビールはあまりたくさん
飲めません。
義父も私も、いわいる「飲兵衛」ですが、ビール飲みすぎは、おなかにたま
るし、寒くなるし、あまり好みません。
熊本帰省の折は、今は亡き義父と、焼酎三昧の日々でした。
ビールは会食の口開けと、のどが渇いた際の「チェイサー」の役割でした。
5. 鳥井信治郎
ですね
「やってみなはれ」の積極果敢な経営戦略はご承知の通りですが
鳥井信治郎の生涯を描いた 伊集院静の「琥珀の夢」の話を少し。
下記リンクは、集英社の単行本を示していますが
最初は、日本経済新聞朝刊の連載で、これで読んだ方も多数では?
私もそうです。
最後に短い引用を
わてが使う銭は皆がしあわせになりま
お金の使い方で、経営者の力量の一端が見えるものです。
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