中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

シルクロード世界史(読書感想文もどき)理科系的歴史学に注力です

シルクロード世界史 シリーズ名 講談社選書メチエ 733 森安孝夫/著 出版者 講談社 2020.9 1.概要 ソグド、ウイグル、マニ教が交錯する 中央ユーラシアから見た世界史 の素描を試みた書です。大草原に展開した2千年におよぶ激動と、人類史の 潮流を、行きか…

今週のお題「感謝したいこと」 対象は定番、妻・子供・両親・姉妹や叔父叔母、

1.今週のお題「感謝したいこと」です。 話は、どこまでも大きくなりそうですね。 私の場合も、ご他聞にもれず、(ある程度の年齢まで生きた人 同様に)「感謝したいことがたくさん」あります。 生命体として存在していること自体が奇跡的であり、ありがた …

文字世界で読む文明論(読書感想文もどき) フィードバック・システムの創造が必須

文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点 鈴木董/著 出版者 講談社 2020.7 1.概要 科挙はなぜ中国内部の凝集力を高めたのか? 古代ローマと現代アメ リカに共通する限界とは? 洋装はいかに非西欧世界に受容されたか? といった古今東西の出来事を題材に、…

WHOはなぜ統一基準策定に動かないのかな? 当方の対応は冷静・論理・比較 これは基本でしょ?

1.また新型コロナに対する私見 新型コロナで、マスメディアの大騒ぎは、長く続いてますね。 「これに対応して」、ではないですが、2月後半くらいから、私も時々 このブログでコメントしています。直近では、 先日11月19日に、PCR検査の陽性基準について触れ…

科学化する仏教(読書感想文もどき) 修行と瞑想 人類の真理を探る思想と技法だ

科学化する仏教 瞑想と心身の近現代 碧海寿広/著 出版者 KADOKAWA 2020.7 1.概要 ときに対立し、ときに補い合う仏教と科学の歴史から、日本近代の いかなる姿が浮かび上がるのだろうか。 催眠術、念写、オウム、そしてマインドフルネス。宗教と現代人の …

やはり広域行政への移行が必要では? 技術革新背景に少子高齢化対応に必須との私見

1.行政区分の切り替えの必要性 本日は、少し硬い話。 あくまで私見ですが、結論は以下の通り。 「明治以降確立した基本的に150年変っていない都道府県体制も、 効用より弊害が大きいと感じる。非効率性も強いと思う。 技術革新の現状を踏まえ、どうしても…

人はなぜ死ななければならないのか(読書感想文もどき) 死があるからこそ生に意味が与えられる

人はなぜ死ななければならないのか 小浜逸郎/著 出版者 洋泉社 2007.2 1.概要 今回も、理解に大変でした。 最も今日的な生=死とは何かについて 「死の自覚こそが生を規定する」という考え方を日常生活の 基本項目に即して展開し、日常における普通の人々…

今週のお題「ピザ」 いつものずらしで ピザトースト さめたピザ、カクテル他

今週のお題は「ピザ」ですが、いつものように、本論から「ずらし」 「こじつけ」「飛躍」を多用し、私が書けることを書きます。 1.ピザトースト いきなり「ずらし」を使い、ピザトーストについて、書きます。 我が家は、朝食は常に食べます。 米飯が60から7…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その14」 今回もまた多数紹介

敗戦記「その14」も同じイラスト 本年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回14回目です。 イラストもあえて、同じものを使用、趣旨も同じで、硬軟とり交ぜ、 読者への何らかの参考となればと・・・ …

真実の情報と存在するのだろうか、という問い自体が変 歴史は勝者の歴史

1.米国選挙を契機に 今日はまた、変なタイトルです。 タイトルのきっかけは、米国大統領選挙です。 11月3日の投票日から3週間弱経過していますが、トランプ陣営の 「不正選挙」主張の法廷闘争が、まだまだ続いており、憲法上も だ「次期大統領の確定」まで…

スマートフォンがメモ用手帳代わり 高齢者の独り言 自分の存在意義

1.忘れ物 先日の外出時、部屋に忘れたスマートフォン取りに帰りました。 幸い電車の中で思い出したのではなく、自宅を出てゆっくり歩い ていて、ある思いつきをメモしようとして、置き忘れに気づいた という顛末です。 実は、ほんの数年前まで、「携帯電話…

PCR検査の陽性基準を、リポートしない不思議さ これをもっと国民に知らせるべきでは?

1.PCR陽性請基準 新型コロナについては、何度も書いてきました。 私は、「日本は集団免疫成立済み」というのが、基本的考え方で PCR検査で「残骸」を検査して、陽性者だどうだと騒いでも、あま り意味がない、という考えです。 いつも、不思議に思って…

癒しとしての死の哲学(読書感想文もどき)死は人間的な生の要素であり条件

癒しとしての死の哲学 小浜逸郎/著 出版者 洋泉社 2009.7 1.概要 最も今日的な生とは、死とは何か。 脳死とガン告知を手がかりに、死との新しいつき合い方を問いかけま す。また医療における死の問題を哲学的な死の考察に結びつける情理 を兼ね備えた試み…

今週のお題「鍋」 好き勝手に味付けする「家庭料理」です。

今週のお題「鍋」です。 昔も今も、冬は鍋料理をよくだべます。 割と歓談な料理といってしまえば、それまでで「手抜き」のそしりを 免れないかも知れませんが、それはそれ。 要は、本人や家族が好みであれば、それはそれでいいのです。 まず、不可欠の要素土…

宝くじを買う心理 自分の努力や頑張りと無関係の「夢」を求めて?

1.私は宝くじを買うことがあります。 (1)「趣味」や「マニア」からは、程遠く、場所や売り場を選ぶ とか、買う日付や、買い方、番号等にこだわることは、ありません。 購入金額も、極めて少額です。 とはいえ、たまに買っていることは事実です。 そこで…

李登輝(読書感想文もどき)実績を残した方は、言葉の重みが違います

李登輝 いま本当に伝えたいこと 早川友久/著 出版者 ビジネス社 2020.9 1.概要 李登輝が「現代を代表する政治家」の一人であることは否定する 人は、少ないと思います。 李登輝については、幾多の本が書かれています。 「鉄人王」という日本人監督の映画…

頑張る高齢者再論 周りの反応という報酬があるから、頑張る? 元気の補完材料も多々。

1.頑張る高齢者 先日11月2日のこのブログ 「好きなこと」に頑張れる高齢者は、うらやましい いろんな要素が積み重なって、でしょうが・・・ - 中高年michiのサバイバル日記 において、頑張る高齢者は、好きなことだからやっている、という ことを書きまし…

文明の海洋史観(読書感想文もどき) マルクス史観や生態史観の「視点抜け落ち」は理解できました。

文明の海洋史観 川勝平太/著 出版者 中央公論新社 2016.11 1. 概要 近代はアジアの海から誕生した、という説。 農業社会から工業社会への移行という「陸地史観」の常識に挑戦し、 海洋アジアを近代の発生源とする「海洋史観」を提唱します。 マルクス史観…

今週のお題「最近見た映画」、話をずらしハリーポッター絡みの勝手なことを書きます。

1.やはりハリーポッター 今週のお題「最近見た映画」ということです。 私は平日は家の外にいることが多いのですが、ある夜家に帰っ てきたら、家人がTVでハリーポッターの作品をを見ていました。 ハリーポッターシリーズは、世界中でよく受けましたよね。 …

鴨川に行って来ました。断水には参りました。次の輪廻転生はマンボウ?

1.旅行一般 私はプライベートで、そんなに旅行をする方では、ありません。 出張も、最近はありません。 コロナは余り関係ないですが、諸般の事情により、海外旅行は 最近ご無沙汰です。 国内は、3月末に、伊豆の下田で一泊旅行をしました。 伊豆の下田で考…

正統性議論 米国大統領選挙に「不正」があるなら芽を摘んでおかないと、世界の危機

米国大統領選挙に関係して、現時点(日本時間で11月9日月曜)で 考えていることを少し書きます。 具体的に大見出しは2つです。 現時点とは、現地11月3日の投票の結果が「一応」出た、バイデン が勝利宣言をし、世界各国の首脳が当選の祝電を打ち、次の体制に…

死にたくないが、生きたくもない(読書感想文もどき) 長生きしてしまうのは避けられない

死にたくないが、生きたくもない。 小浜逸郎/著 出版者 幻冬舎 2006.11 1.概要 著者は59歳、死ぬまであと20年。団塊の世代を早く「老人」と認めて くれ、と主張しています。 「生涯現役」「アンチエイジング」など、「老い」をめぐる時代の空気 への違和…

長い間稼ぐには情報の蓄積が必要 学びながら稼げる体験は得だと思う。

1.仕事の損得勘定? なんか、年寄りの小言みたいになりそうですが、本日言いたいことは 以下の通り。 〇属する組織が提供する「広義の研修」はうまく利用しよう。 〇学びながら、つまり勉強しながら、費用を支払わないで、逆に お金をもらえる体験は、とて…

ズルや不正は、小粒とは言えない大きな問題には避けて欲しい 選挙開票作業報道から

1.訳の分かったような、意味不明のような、高齢者の独り言のような、 またあまりに当たり前過ぎる内容です。 タイトルの話は、米国大統領選挙の投票締めの翌日、未確定州の結果集計 に関して、どうも変だ、という話が横行しているのを聞いて、ふと私が思 …

葬式は、要らない(読書感想文もどき) 10年前の作品ですが、方向転換どころか流れは加速

葬式は、要らない 島田裕巳/著 出版者 幻冬舎 2010.1 1.概要 (1)日本の葬儀はいつから豪華になったのか。古代から現代に至る 葬儀様式を鑑みて、日本人の死生観の変遷を辿りつつ、今激しく変わる 最新事情から、葬式無用の効用までを考察しています。 …

基準が違うので、議論がかみ合わないはず コロナ、選挙、宗教観から。

今日は、また書評でも特定の社会問題でもなく、私の勝手な思索。 といっても、単純な話です。 よく「議論がかみ合わない」と感じることがありますが、往々にして 「基準が違うのではないか」と思いあたります。 1.PCR検査を例にとりましょう。 新型コロナ…

今週のお題「急に寒いやん」 昔話(運動会) 衣(ネクタイ) 食(鍋、アルコール)

今週のお題「急に寒いやん」です。 ネットを見ると「雨やん」「晴やん」とかのスタンプもあるそう ですし、ある地方に行ったとき「・・・やん」を会話に連発する 女性に会ったことは、ありますが、私自身が「・・・やん」を使 ったことがなく、いまいち、ニ…

捨てられる宗教(読書感想文もどき) 自分が生きてきた証を何かに求めて

捨てられる宗教 葬式・墓・戒名を捨てた日本人の末路 島田裕巳/著 出版者 SBクリエイティブ 2020.9 1.概要 島田裕巳さんは、昨年11月に「仏教」について取り上げています。 とても分かりやすい本です。 教養として学んでおきたい仏教(読書感想文もどき)…

「好きなこと」に頑張れる高齢者は、うらやましい いろんな要素が積み重なって、でしょうが・・・

1.「好き」で過ごせる高齢者はうらやましい。 今日はいきなり、結論から入ります。 いろんな理由により、世界的に健康寿命が長くなったと思います。 「過去形」でなく、現在進行形です。 そういった中で、「経済的理由」により働かざるをえない状態が大部…

フェルドマン教授の未来型日本経済最新講義(読書感想文もどき)デジタル化は加速

フェルドマン教授の未来型日本経済最新講義 ロバート・フェルドマン/著 出版者 文藝春秋 2020.8 1.概要 フェルドマンさんは、ワールド・ビジネス・サテライトを見ていて、 少し知っていました。彼のコメントは、基本的に私にとり違和感は ありませんでした…