中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

PCR検査の陽性基準を、リポートしない不思議さ これをもっと国民に知らせるべきでは?

1.PCR陽性請基準

新型コロナについては、何度も書いてきました。

私は、「日本は集団免疫成立済み」というのが、基本的考え方で

PCR検査で「残骸」を検査して、陽性者だどうだと騒いでも、あま

り意味がない、という考えです。

いつも、不思議に思っていたのは、新型コロナで大騒ぎする人々が

どうしてPCR要請基準について、議論しないのか、ということで

した。

私は、新型コロナに対して、普通程度にニュースや、解説情報を入手

しているつもりですが、私が知りたい「PCR要請基準」について、

ほとんど情報がありません。

少し古くなりますが、2020年11月8日の新聞記事で、それらしきも

のを初めて見つけたので、各位と情報共有し、私見を少し書きたい

と思います。

新型コロナ:PCR「陽性」基準値巡り議論、日本は厳しめ? :日本経済新聞

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新型コロナのPCR検査陽性数値基準は、各国まちまち

2.新聞記事内容と、私の短いコメント

(1-1)新聞記事 

新型コロナウイルスを巡り、PCR検査で「陽性」「陰性」を判断する

基準値に注目が集まっている。

基準値に国際標準はなく、実は日本の陽性者が別の国では陰性と判断

される可能性もある。基準値をどう設定するかは海外でも議論になっ

ている。

 PCR検査は検体の温度の上げ下げを繰り返すことで、ウイルスの中

にあるRNAを増幅し、感染の有無を判断する。わずかな量でもウイ

ルスを検出できれば、感染を確認できる。ウイルスが存在しないか、

極めて少なければ「陰性」と判断される。

 (1-2)私見コメント

・とりあえず、この新聞記事内容が「真」としてコメントします。

やはり、基準値に国際標準はなく、実は日本の陽性者が別の国では

陰性と判断される可能性もある、とのことですね。

・PCR検査は「ウイルスの残骸を検出」と聞いていますが、この

記事もそうですね。やはり陽性者を感染者というには、無理がある

ように思います。

 

(2-1)新聞記事

陽性と判断する基準値には、増幅に必要なサイクル数(CT値)を使う。

基準を高く設定するとウイルス量が少なくても陽性と判断される。

国立感染症研究所の新型コロナの検査マニュアルでは、原則この値が

40以内でウイルスが検出されれば陽性と定めている。

 一方、台湾では35未満に設定しているとされる。日本で陽性となった

人が台湾では陰性となる可能性がある。中国は中国疾病対策予防セン

ター(中国CDC)によって37未満を陽性と判断するが、37~40の場合

は再検査などを推奨している。

 日本でも一部検査機関では40に近いと再検査する機関もあるが、国

指針などはない。国際的にも40程度に設定している国が多いとみられ

る。

 (2-2)私見コメント

・台湾がコロナ対策の「最優等生」と聞いたいましたが、35未満とい

うのは「40よりゆるい」と読めます。

 中国はともかく、台湾と日本や、ニュージーランド、オーストラリ

は同程度と思っていました

 

(3-1)新聞記事

基準値が問題になるのは、この値を高めに設定すると、ウイルス量が

ごく微量で、他人に感染させる恐れがない人まで陽性と判断してしま

う恐れがあるためだ。

入院や治療が不要な人まで陽性とされる懸念がある。

 英オックスフォード大学の研究チームはPCR検査が死んだウイルスの

残骸を検出している可能性があると報告。英国の別の研究では、値が

25より小さい陽性者の85%以上は他人に感染力があるウイルスが培養

できたが、35を超えると8.3%しか培養できなかったとの結果もある。

 米ニューヨーク・タイムズの報道では、米国でも基準値は40前後に

設定されているが、一部の専門家から「30~35程度が適正だ」との

声も上がっているという。

 日本臨床検査医学会で新型コロナ対策を担当する柳原克紀・長崎大

教授は「ウイルスが極めて微量だから感染性がないとは現状では言え

ない。使う機械や試薬によってもCT値は異なる。この値だけで断言

するのは難しいだろう」と指摘する。

(3-2)私見コメント

本来の感染者、重傷者を対応するのが、医療の趣旨でしょうから、

素人ながら、「30~35程度が適正だ」と思います。

PCR信仰が消えない日本で、台湾並みに、した方が「PCR陽性

者」はより正確な情報になるかと思います。

 

(4-1)新聞記事

基準値を高めに設定することで、発症前や感染初期でウイルス量が

増える前の陽性者を確実に見付けやすくなる可能性もある。

柳原教授は「現在は安全性を第1に考え、日本は最も厳しく設定され

ている。研究が進めば基準の変動もあり得る。国際的な議論が必要

だろう」と指摘する。

 退院時にPCR検査を行い、陰性を確認する医療機関もあり、不必要に

入院期間を長期化させる恐れもある。日本感染症学会は10月、「検査

で陽性でも感染性が低い症例がかなりの頻度で存在する可能性があ

る」との見解を示した。

無症状でも退院させられない症例が増加しているとも指摘している。

 (4-2)私見コメント

 医療関係者が「慎重」な判断をするのは、立場上当然です。

これを踏まえて、政治決断は経済状態、国際比較等もっとマクロな

見地に立つべきで、また、それに伴う責任を持つのが政治でしょう。