2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
1.自由であること 私の考え方の基本にあるのは自由であることです。 普遍的、絶対的といった価値観や考え方には、どちらかというと 組しない方向です。 人間は、決して崇高なものでなく、いい加減で、利己的なもの、 能力差はちょびちょび、成功・失敗と「…
イスラームからヨーロッパをみる 社会の深層で何が起きているのか 内藤正典/著 出版者 岩波書店 2020.7 1.概要 新書版で250ページ程度と決して「分厚い」わけではないですが、 読みごたえがあります。 ヨーロッパとイスラームの共生は、なぜうまくいかな…
1.歩くことについての独断と偏見 先日、20200109に書いた、個人的見解を再度載せます。 基本的に私の考えは変わっていません。 (1)考えが纏まるのは歩いている時、というのは良くあります。 もちろん、大したことは考えていなくて、だからなんだ、とい…
今週のお題「いも」、とのことです。 本日は、歴史や経済の話は置いといて(とはいえ少し触れます。) 食材としての「いも」の話とします。 1.サツマイモ このブログの他のところでも触れていますが、私は九州の田舎 の出身。落ち葉を集めて「焼き芋」を実…
歴史の教訓 「失敗の本質」と国家戦略 兼原信克/著 出版者 新潮社 2020.5 1.概要 主張は、極めてノーマルです。 政治と軍事が国家最高レベルで統合されていない限り、日本は同じ 過ちを繰り返すかもしれないと危惧し、 近代日本の来歴を独自の視点で振り返…
1.書く内容について アウトプットの手法とは一般的には、書く、話すが中心かと思います。 絵画や彫刻として残す、歌う、肉体で表現する等もあるのでしょうが、 とりあえず、上記二つが中心でしょう。 書くことについて必要なのは、①内容、②伝え方 2つが重…
民族という虚構 著者 小坂井敏晶/著 出版者 筑摩書房 2011.5 文献あり 索引あり 書誌注記 初版:東京大学出版会2002年刊 1.概要 我々が当然視している「民族」という概念を文化、記憶、歴史、 政治など様々な視点から分析して、それが「虚構」に過ぎな…
1.現代社会は情報があふれる 世界的規模で、特に、この10年くらいかと、思っています。 大げさに言うと、歴史上の転換点のような気がします。 最も、後々の世界は私が生きているわけでないので、検証 しようにもできませんが・・・・ 「情報化社会」といわ…
敗戦記「その13」も同じイラスト 本年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回13回目です。 イラストもあえて、同じものを使用、趣旨も同じで、硬軟とり交ぜ、 読者への何らかの参考となればと・・・ …
1.一枚の子供の写真 ある事象が、特定の人にだけ意味があり、ほとんどに人には無意味 ということはあります。 タイトルにあげたような、自分の子供の写真がその典型でしょう。 宗教の話はしません。宗教が生活の一部どころか、宗教が支配する 人生観に基づ…
今日も暗い話です。 特定書籍引用から、考えた私見でなく、平時ツラツラ考えていること を少しまとめます。とはいえ、今日書くことは、単純で、 ①時代や地域を超えて永続する「絶対的真実」は存在しない ②正しいほう、正義が勝つのではなくて、逆に「勝った…
責任という虚構 小坂井敏晶/著 出版者 筑摩書房 2020.1 1.概要 責任という現象の構造・意味は何か。自由意志によって行為がなされ るという常識を斥け、この知見を背景にホロコースト、死刑制度、冤 罪を考察。 道徳や社会秩序の根拠がどのように生成され…
Ⅰ.いつの時代も「不安」は同じ 今年の7月末にこのブログで「いつの時代も不安は同じくらい」との 趣旨を書いています。 要約しますと、 1.権威があるもの、昔は権威があったもの (1)理科系のノーベル3賞(物理学、化学、生理学・医学)は、 まだまだ…
1.集客ニーズ 勉強会とか、セミナーとか銘打って、割と安めの講習費用に設定し て、集客することは常道です。 昔も今もよくあります。 そもそも、困りごと、不安を解消するのが、商品販売の基本。 保険商品などは、その典型ですね。 自分は100歳まで死なな…
神の亡霊 近代という物語 小坂井敏晶/著 出版者 東京大学出版会 2018.7 神の死によって成立した近代。その袋小路を俯瞰し、死にまつ わる誤解、善悪の根拠、規範論の正体、集団責任のからくりなど を考察しています。 (註)がとても詳しい。本文の3倍くら…
神の亡霊 近代という物語 小坂井敏晶/著 出版者 東京大学出版会 2018.7 神の死によって成立した近代。その袋小路を俯瞰し、死にまつ わる誤解、善悪の根拠、規範論の正体、集団責任のからくりなど を考察しています。 (註)がとても詳しい。本文の3倍くら…
1.今年は日本人受賞無し 今年は日本人(日本国籍)のノーベル賞の受賞はなかったようです。 この季節(10月上旬)の前後、歳時記のように毎年盛り上がりま すね。 昨年は化学賞の受賞があり、昨年書いたブログを少し引用します。 ノーベル化学賞、吉野彰…
1.台湾への想い 私が台湾への想い強いことは、何度かこのブログでも触れています。 台湾には思い入れがあり、好きです。選挙後の今後にさらに注目 - 中高年michiのサバイバル日記 上記は、今年の1月23に書いたものですが、時事的な話と、幼いころ からの台…
大分断 教育がもたらす新たな階級化社会 エマニュエル・トッド/著 大野舞/訳 出版者 PHP研究所 2020.7 1.概要 歴史家、文化人類学者、人口学者という言葉が、肩書にマッチ するエマニュエル・ドットさんかと思います。 本書は、教育こそが格差を拡大し、…
1.東京都心の空き家 (1)ネットでニュースを見ていたら、東京の世田谷区で空き家5万 戸に上り、そのうち2割以上が市場に流通せず、いうのがありまし た。 世田谷区の人口比較で「5万戸」をどうみるかですが、タイトルにあ るように「元に戻す」という発…
1.人生は、トレードオフ 誰しも、二つの人生は、選べません。 一つの選択をすることは、他のすべての可能性を(その時点 では)捨てること。 当たり前のことです。 学校の選択、結婚、就職等を挙げるだけでなく、(主観の問題で) 大きな選択、小さな選択、…
1.日本学術会議 日本学術会議の会員の一部任命見送りの件で、「双方」だけでなく、 様々な意見が盛り上がっているようです。 (1)NHKの記事から少しニュースの見出しを、取り上げてみました。 時系列で、流れが解るかなと、勝手にピックアップしましたが…
1.組織においてリーダーが必要なのは必須です。 というか、言葉の定義として、いかなる組織であっても、一部の決断 して組織の方向を決める人と、それに従っていく多数の人がいるの は、当然です。 ボスのいる猿山しかり、リーダーが正しい判断をすると、…
1.ライフワークバランス タイトルは、何か、暗くて、おどろおどろしい感じですが、2.以下 に私が日常感じる軽めの話を、2つ、3つと書いてみます。 先日、ある講演を聞いたいたら、 ・ライフワークバランスという発想自体がおかしい ・1年間で8,760時間の…
1.考えかたの「転向」は、混乱の元 一つの考えで、押し通す方が、ずいぶん「楽」な場合もありますし、 政治や経営方針に限らず、周りが「あの人はこういう考え方だ」と 評価しているのに、突如「転向」すると、混来の元になる、という のもしかりです。 何…
1.先日は、クビライを一人取り上げました 参照は「世界史の10人 出口治明/著 文藝春秋 2015.10」 本日は少し視点を変え、歴史上の人物を材料に、「出口治明さん 的モノの見方」が現れれている部分を、特に取り上げます。 なぜ、取り上げるかは、私が気に…
今週のお題は「運動不足」です。 はて、私は運動不足なのだろうか、仮に運動不足だとして 何が問題なのかと、と改めて考えてみました。 1.運動不足が心身に及ぼす影響 (1)サイトを参照すると、運動不足が心身に及ぼす影響として 一般論ですが以下の記載…
1.ノーベル賞は歳時記 歳時記という言葉があります。 もともとは四季の物事や年中行事などをまとめた書物だそうです。 最近のこの時期の日本ではノーベル賞が、歳時記に取り上げられそう ですよね。 今年2020年のノーベル賞の発表日程は以下の通り 10月…
1.謙虚になろう また、意味不明のタイトルのようですが、 我々ホモサピエンスは、将来を予測できるほどそんなに賢くないの ではないか。天災・人災、どう定義しても、呼んでもいいが、 将来のことはわからない。 地震も、日本列島では今後30年の間には、相…
1. 窮屈な現代社会 今の日本が窮屈な社会であり、若者に対してその窮屈さを乗り越え て頑張れ、という論調は、多いですね。 窮屈と感じるのは、現代社会共通のものであり、程度の差はあれ どこに住んでも同じ、社会を変えることは(あなた個人の力ではで き…