中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

書評

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その31」 今回も全く毛色の違う4冊

敗戦記「その31」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回31回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その30」重い、軽い、一度紹介の補足、古典的小説再読の4冊

敗戦記「その30」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回30回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その29」また分野の別れる4冊 「世界史の理論」は完全理解不能

敗戦記「その29」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回29回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

使ってはいけないエセ心理学 使ってもいい心理学(読書感想文もどき)Q&形式のうまい構成

使ってはいけないエセ心理学 使ってもいい心理学 妹尾武治/著 出版者 PHP研究所 2016.9 1.概要 (1)うさんくさいのに、なぜか魅了される心理学。人間の成長や 自己向上に関わる俗説を取り上げ、それらが「使ってはいけない エセ心理学」かどうかを、心…

未来は決まっており、自分の意志など存在しない(読書感想文もどき)絶望でなく希望

未来は決まっており、自分の意志 など存在しない。 心理学的決定論 妹尾武治/著 出版者 光文社 2021.3 1. 概要 楽しい心理学の知の旅に出よう! 「この世は全て事前に確定 しており、自分の意思は幻影だ」という仮説を唱える気鋭の 心理学者が、心理学・生理…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その28」 時事経済的、学術的、やや軽め、古典小説と全く違う4冊

敗戦記「その28」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回28回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

お経で読む仏教(読書感想文もどき)原典である「お経」の現代語訳と優しい解説はありがたい

お経で読む仏教 著者 釈徹宗/著 出版者 NHK出版 2021.1 1.概要 ブッダの教えからお経のエッセンスまで、仏教が一望できる入門書。 仏教の歴史に沿って「スッタニパータ」「涅槃経」「ミリンダ王の問い」 「維摩経」「阿弥陀経」を取り上げます。 それぞれ…

ようこそ地獄、奇妙な地獄(読書感想文もどき)地獄意識の変遷、でしょうか。

ようこそ地獄、奇妙な地獄 星瑞穂/著 出版者 朝日新聞出版 2021.6 1.概要 仏教とともに地獄の存在を知って以降、常に地獄を身近に感 じながら生きてきた日本人。 「往生要集」「日本霊異記」「平家物語」といった古典文学 や絵画をひもときながら、時代の空…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その27」 古典的近未来小説はじめ嗜好が全く違う4冊

敗戦記「その27」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回27回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

. あなたのまわりの怒っている人図鑑(読書感想文もどき) ほぼ100%理解できて趣旨に納得の一冊

あなたのまわりの怒っている人図鑑 事例に学ぶアンガーマネジメント 安藤俊介/著 出版者 飛鳥新社 2020.7 1. 概要 (1)久々に、読みながらクスリと、よく笑った本でした。 ハウ・ツー本の分類は、私があまり読まない分野です。 題名に惹かれて手に取りま…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その26」今回は、日経記載の小説あり、ルポあり、「批判の常識」あり

敗戦記「その26」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回26回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえ…

統計で考える働き方の未来(読書感想文もどき)可能な限り働くことが必須

統計で考える働き方の未来 高齢者が働き続ける国へ 坂本貴志/著 出版者 筑摩書房 2020.10 1.概要 賃金は増えていないのか。格差は広がっているのか。年金はもつのか 労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度 の変遷等を統計デー…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その25」 今回も堅い本3つと、柔らかい(子供向け)1冊

敗戦記「その25」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回25回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

歴史を活かす力(読書感想文もどき) また出口治明さん 最後にちょっと違ったコメントあり。

歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A 出口治明/著 出版者 文藝春秋 2020.12 1. 概要 日本史、世界史の垣根を越えて、「マネー」「失敗」「リーダー」など10 のテーマに分類し、一問一答形式で歴史のエッセンスを易しく紹介して、 います。出口さんの作品の…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その24」 今回は堅めの3冊と、大昔読んだ推理小説の再読

敗戦記「その24」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回24回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

仕事に効く教養としての「世界史」 久々に出口治明さん著作です

仕事に効く教養としての「世界史」 出口治明/著 出版者 祥伝社 2020.6 1.概要 歴史はなぜ中国で発達したのか。神はなぜ生まれ、どうして 宗教はできたのか。 交易の重要性、アメリカとフランスの特異性、アヘン戦争が 分岐点。ビジネスをしている人に役に…

内なる辺境/都市への回路(読書感想文もどき)阿部公房です。ほんの一部は理解したつもり

内なる辺境/都市への回路 安部公房/著 出版者 中央公論新社 2019.4 1.概要 (1)まずは一般的解説から 現代の異端の本質を考察した連作エッセイ「内なる辺境」、 芸術観のすべてを語った「都市への回路」。 前衛作家の創造の核心を知りうる好著の合本。 …

宗教と日本人(読書感想文もどき) 宗教を信仰・実践・所属の三要素に分解する視座

宗教と日本人 葬式仏教からスピリチュアル文化まで 岡本亮輔/著 出版者 中央公論新社 2021.4 1.概要 (1)日本人と宗教の不可思議な関わりはどこへ向かうのか。 新宗教の退潮とスピリチュアル文化の台頭、変わる葬式や神社 の位置づけ、古代宗教のブーム…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その23」 今回は全く毛色の違う4冊となりました。

敗戦記「その23」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回23回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

伝え方の魔術(読書感想文もどき)及川幸久さんの「気持ち」もよく伝わります。

伝え方の魔術 集める・見抜く・表現する 及川幸久/著 出版者 かんき出版 2021.2 1.概要 (1)著者の及川幸久さんは、いわいる国際情勢YouTuberです。 私は、たまたま一度聞いて、まじめだな、解り易いな、との 印象でした。 その後、関心のある内容を、…

西洋哲学史(読書感想文もどき)バートランド・ラッセルによる整理です。

西洋哲学史 原タイトル:A history of Western philosophy バートランド・ラッセル/[著] 市井三郎/訳 出版者 みすず書房 2020.11 1.概要 イギリスの哲学者であり、論理学や数学基礎論に貢献した バートランド・ラッセルによる西洋哲学史。 ソクラテス以前…

38億年の生命史に学ぶ生存戦略 人間のビジネスも、地球の大先輩生物に学ぶこと多々

38億年の生命史に学ぶ生存戦略 並列タイトル Learned from Life History 稲垣栄洋/著 出版者 PHPエディターズ・グループ 2020.9 PHP研究所(発売) 1.概要と著者の前作 (1)植物や生き物たちは、勝ち抜き、生き抜くための「戦略」を発 達させてきた。「GA…

遺言(読書感想文もどき) 養老孟司さんの「語り下ろし」でなく、「書き下ろし」

遺言 養老孟司/著 出版者 新潮社 2017.11 1.概要 ヒトの意識と感覚に関する思索は、人間関係やデジタル社会の息苦しさ から解放される道となる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなる」 との見解です。 それはそうですか、80歳で叡智の到達点に達した…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その22」 今回も内容の難易度、形式等様々です。

敗戦記「その22」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回22回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

イスラム2.0 まさに私のイスラム関連情報がアップデイトされた良本でした

イスラム2.0 SNSが変えた1400年の宗教観 飯山陽/著 出版者 河出書房新社 2019.11 1.概要 インターネットの普及により一般のイスラム教徒が啓示に容易にアク セスできるようになったイスラム2.0時代のイスラム教を論じています。 つまり、『コーラン』は神…

私の個人主義(読書感想文もどき) 夏目漱石の講演を直接聞くのは、じつは初めて

1. はじめに ブログのカテゴリーは、読者にとってどうでもいいことですが「書評」 の範疇に、はいりますでしょうか。 私にとっては、漱石の講演は、近づき難かったのですが、なんとか読ん でみた、という具合でしょうか。偏見もありました。漏れ聞いたエピソ…

絶対に挫折しない日本史(読書感想文もどき) 社会学者視点 とても解り易い記述

絶対に挫折しない日本史 古市憲寿/著 出版者 新潮社 2020.9 1.概要 思い切って固有名詞を減らしてしまい、流れを超俯瞰で捉えれば、 日本史はここまでわかりやすくて面白くなる、との触れ込み。 あとがきによれば、著者に「サピエンス全史」と似たような…

台湾についての二冊から 40歳代学者の台南視点と、かの後藤新平の話

私の最大関心事の一つが「台湾」ですが、 久しぶりに、ブログで台湾関連を取り上げます。 昨今の須賀さんの訪米で、少しマスメディアでも台湾海峡の問題 を流したようですが、現在の政治問題は、今日は書きません。 直近読んだ二冊の紹介です。 あくまで、私…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その21」 今回は珍しく日本の小説2つあり

敗戦記「その21」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回21回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

「人類700万年の進化」が教えてくれる理想の食事術(読書感想文もどき)酒の部分は特に印象深い

「人類700万年の進化」が教えて くれる理想の食事術 NHKスペシャル「食の起源」取材班/著 出版者 主婦と生活社 2021.1 1.概要 体にも心にもよい究極の「幸せな食」とはについて、 糖質、塩、脂質、酒、美食と いう5テーマで、「人類の進化」の歴史から“理…