中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

書評

使ってはいけないエセ心理学 使ってもいい心理学(読書感想文もどき)Q&形式のうまい構成

使ってはいけないエセ心理学 使ってもいい心理学 妹尾武治/著 出版者 PHP研究所 2016.9 1.概要 (1)うさんくさいのに、なぜか魅了される心理学。人間の成長や 自己向上に関わる俗説を取り上げ、それらが「使ってはいけない エセ心理学」かどうかを、心…

未来は決まっており、自分の意志など存在しない(読書感想文もどき)絶望でなく希望

未来は決まっており、自分の意志 など存在しない。 心理学的決定論 妹尾武治/著 出版者 光文社 2021.3 1. 概要 楽しい心理学の知の旅に出よう! 「この世は全て事前に確定 しており、自分の意思は幻影だ」という仮説を唱える気鋭の 心理学者が、心理学・生理…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その28」 時事経済的、学術的、やや軽め、古典小説と全く違う4冊

敗戦記「その28」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回28回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

お経で読む仏教(読書感想文もどき)原典である「お経」の現代語訳と優しい解説はありがたい

お経で読む仏教 著者 釈徹宗/著 出版者 NHK出版 2021.1 1.概要 ブッダの教えからお経のエッセンスまで、仏教が一望できる入門書。 仏教の歴史に沿って「スッタニパータ」「涅槃経」「ミリンダ王の問い」 「維摩経」「阿弥陀経」を取り上げます。 それぞれ…

ようこそ地獄、奇妙な地獄(読書感想文もどき)地獄意識の変遷、でしょうか。

ようこそ地獄、奇妙な地獄 星瑞穂/著 出版者 朝日新聞出版 2021.6 1.概要 仏教とともに地獄の存在を知って以降、常に地獄を身近に感 じながら生きてきた日本人。 「往生要集」「日本霊異記」「平家物語」といった古典文学 や絵画をひもときながら、時代の空…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その27」 古典的近未来小説はじめ嗜好が全く違う4冊

敗戦記「その27」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回27回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

. あなたのまわりの怒っている人図鑑(読書感想文もどき) ほぼ100%理解できて趣旨に納得の一冊

あなたのまわりの怒っている人図鑑 事例に学ぶアンガーマネジメント 安藤俊介/著 出版者 飛鳥新社 2020.7 1. 概要 (1)久々に、読みながらクスリと、よく笑った本でした。 ハウ・ツー本の分類は、私があまり読まない分野です。 題名に惹かれて手に取りま…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その26」今回は、日経記載の小説あり、ルポあり、「批判の常識」あり

敗戦記「その26」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回26回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえ…

統計で考える働き方の未来(読書感想文もどき)可能な限り働くことが必須

統計で考える働き方の未来 高齢者が働き続ける国へ 坂本貴志/著 出版者 筑摩書房 2020.10 1.概要 賃金は増えていないのか。格差は広がっているのか。年金はもつのか 労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度 の変遷等を統計デー…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その25」 今回も堅い本3つと、柔らかい(子供向け)1冊

敗戦記「その25」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回25回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

歴史を活かす力(読書感想文もどき) また出口治明さん 最後にちょっと違ったコメントあり。

歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A 出口治明/著 出版者 文藝春秋 2020.12 1. 概要 日本史、世界史の垣根を越えて、「マネー」「失敗」「リーダー」など10 のテーマに分類し、一問一答形式で歴史のエッセンスを易しく紹介して、 います。出口さんの作品の…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その24」 今回は堅めの3冊と、大昔読んだ推理小説の再読

敗戦記「その24」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回24回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

仕事に効く教養としての「世界史」 久々に出口治明さん著作です

仕事に効く教養としての「世界史」 出口治明/著 出版者 祥伝社 2020.6 1.概要 歴史はなぜ中国で発達したのか。神はなぜ生まれ、どうして 宗教はできたのか。 交易の重要性、アメリカとフランスの特異性、アヘン戦争が 分岐点。ビジネスをしている人に役に…

内なる辺境/都市への回路(読書感想文もどき)阿部公房です。ほんの一部は理解したつもり

内なる辺境/都市への回路 安部公房/著 出版者 中央公論新社 2019.4 1.概要 (1)まずは一般的解説から 現代の異端の本質を考察した連作エッセイ「内なる辺境」、 芸術観のすべてを語った「都市への回路」。 前衛作家の創造の核心を知りうる好著の合本。 …

宗教と日本人(読書感想文もどき) 宗教を信仰・実践・所属の三要素に分解する視座

宗教と日本人 葬式仏教からスピリチュアル文化まで 岡本亮輔/著 出版者 中央公論新社 2021.4 1.概要 (1)日本人と宗教の不可思議な関わりはどこへ向かうのか。 新宗教の退潮とスピリチュアル文化の台頭、変わる葬式や神社 の位置づけ、古代宗教のブーム…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その23」 今回は全く毛色の違う4冊となりました。

敗戦記「その23」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回23回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

伝え方の魔術(読書感想文もどき)及川幸久さんの「気持ち」もよく伝わります。

伝え方の魔術 集める・見抜く・表現する 及川幸久/著 出版者 かんき出版 2021.2 1.概要 (1)著者の及川幸久さんは、いわいる国際情勢YouTuberです。 私は、たまたま一度聞いて、まじめだな、解り易いな、との 印象でした。 その後、関心のある内容を、…

西洋哲学史(読書感想文もどき)バートランド・ラッセルによる整理です。

西洋哲学史 原タイトル:A history of Western philosophy バートランド・ラッセル/[著] 市井三郎/訳 出版者 みすず書房 2020.11 1.概要 イギリスの哲学者であり、論理学や数学基礎論に貢献した バートランド・ラッセルによる西洋哲学史。 ソクラテス以前…

38億年の生命史に学ぶ生存戦略 人間のビジネスも、地球の大先輩生物に学ぶこと多々

38億年の生命史に学ぶ生存戦略 並列タイトル Learned from Life History 稲垣栄洋/著 出版者 PHPエディターズ・グループ 2020.9 PHP研究所(発売) 1.概要と著者の前作 (1)植物や生き物たちは、勝ち抜き、生き抜くための「戦略」を発 達させてきた。「GA…

遺言(読書感想文もどき) 養老孟司さんの「語り下ろし」でなく、「書き下ろし」

遺言 養老孟司/著 出版者 新潮社 2017.11 1.概要 ヒトの意識と感覚に関する思索は、人間関係やデジタル社会の息苦しさ から解放される道となる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなる」 との見解です。 それはそうですか、80歳で叡智の到達点に達した…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その22」 今回も内容の難易度、形式等様々です。

敗戦記「その22」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回22回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

イスラム2.0 まさに私のイスラム関連情報がアップデイトされた良本でした

イスラム2.0 SNSが変えた1400年の宗教観 飯山陽/著 出版者 河出書房新社 2019.11 1.概要 インターネットの普及により一般のイスラム教徒が啓示に容易にアク セスできるようになったイスラム2.0時代のイスラム教を論じています。 つまり、『コーラン』は神…

私の個人主義(読書感想文もどき) 夏目漱石の講演を直接聞くのは、じつは初めて

1. はじめに ブログのカテゴリーは、読者にとってどうでもいいことですが「書評」 の範疇に、はいりますでしょうか。 私にとっては、漱石の講演は、近づき難かったのですが、なんとか読ん でみた、という具合でしょうか。偏見もありました。漏れ聞いたエピソ…

絶対に挫折しない日本史(読書感想文もどき) 社会学者視点 とても解り易い記述

絶対に挫折しない日本史 古市憲寿/著 出版者 新潮社 2020.9 1.概要 思い切って固有名詞を減らしてしまい、流れを超俯瞰で捉えれば、 日本史はここまでわかりやすくて面白くなる、との触れ込み。 あとがきによれば、著者に「サピエンス全史」と似たような…

台湾についての二冊から 40歳代学者の台南視点と、かの後藤新平の話

私の最大関心事の一つが「台湾」ですが、 久しぶりに、ブログで台湾関連を取り上げます。 昨今の須賀さんの訪米で、少しマスメディアでも台湾海峡の問題 を流したようですが、現在の政治問題は、今日は書きません。 直近読んだ二冊の紹介です。 あくまで、私…

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その21」 今回は珍しく日本の小説2つあり

敗戦記「その21」も同じイラスト 昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」 というのをアップしていますが、今回21回目です。 私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。 ありがたいことです。 イラストもあえて…

「人類700万年の進化」が教えてくれる理想の食事術(読書感想文もどき)酒の部分は特に印象深い

「人類700万年の進化」が教えて くれる理想の食事術 NHKスペシャル「食の起源」取材班/著 出版者 主婦と生活社 2021.1 1.概要 体にも心にもよい究極の「幸せな食」とはについて、 糖質、塩、脂質、酒、美食と いう5テーマで、「人類の進化」の歴史から“理…

マスラオ礼賛(読書感想文擬き) 多彩な男性像の紹介、祖父や恩人もあり

マスラオ礼賛 ヤマザキマリ/著 出版者 幻冬舎 2016.8 1.概要 登場人物は、ハドリアヌス帝、スティーブ・ジョブズ、空海、プリニ ウスという古今東西の著名人だけのピックアップでなく、著者の祖父、 若い頃の恩人、テレビの向こうの人、アニメキャラクタ…

歴史の定説100の噓と誤解(読書感想文もどき)幅広い、多面的な、そして寛容な考え方を持とう

歴史の定説100の噓と誤解 世界と日本の常識に挑む 八幡和郎/著 出版者 育鵬社 2020.3 扶桑社(発売) 1.概要と著者史観 (1)「日本書紀」の万世一系が「史実」である証拠、室町幕府は 江戸幕府より強力、坂本龍馬を殺したのは会津藩、ジャンヌ・ダルク は…

なぜ、地形と地理がわかると世界史がこんなに面白くなるのか(読書感想文もどき)

なぜ、地形と地理がわかると世界史が こんなに面白くなるのか 全50項目に地図がついてよくわかる! 関真興/編著 出版者 洋泉社 2016.1 1.概要 「なぜ、その場所だったのか」 世界史において、地形と人類の動きは 切っても切れない関係にあります。 その関…