米国大統領選挙に関係して、現時点(日本時間で11月9日月曜)で
考えていることを少し書きます。
具体的に大見出しは2つです。
現時点とは、現地11月3日の投票の結果が「一応」出た、バイデン
が勝利宣言をし、世界各国の首脳が当選の祝電を打ち、次の体制に
ついて、スタッフを発令しつつある、という段階です。
1.選挙結果の決着について
選挙の対立側トランプの方は「選挙の不正」を主張し、法廷闘争
に入っています。
今回の選挙に関して「不正行為」が横行しており、正しく集計す
ると、結果が変わる、つまり自分の勝利である、という主張です。
私に、情報があるわけでなく、既存のオープンな情報を、私の
「常識」に照らして、論じているだけですが、トランプ側の主張
の方が納得のいくところです。
きっちり調査して、結果をオープンにしてほしいモノです。
しかしながら、現実考えると、「法廷闘争において、立証責任は
「不正を主張する側」にあります。
法理論からは、その通りで、これも納得いきます。
私に、入っている情報で
時間 に票が急に飛ぶ(大量の投票者数の入力)、しかも
バイデン 候補ばかりの得票
・選挙監視員を締め出してしまった
・登録者以上の投票者数があった
・すでに死亡した有権者からの投票があった。
・票の集計ソフトに不具合が多発している
上記は、一例ですがどれも「常識」からすると「不正」のにお
いがぷんぷんですが、法廷闘争に必要な「証拠」収集となると、
難しそうですね。
しかしながら、米国のみならず、世界の運命の一部を握る米国
大統領選ですから、確り「不正」は正してほしいものです。
2.米国の信用、国民及び世界各国の観点
(1)もう一つは正統性の問題。
つまり、ちゃんとした、不正でない手続きによって選ばれたので
ないと米国国民は信用しないし、世界各国にとっても「信用でき
ない」となります。
選ばれた、という「正統性」の問題が生じるわけです。
私が、声高に言う話でもなく、権力の正統性には長い長い議論
があります。
最初は暴力的な力の強い者や、生産能力に優位で経済的富を蓄
えたもの、から始まって血統、や身分といった、本人の関与で
きな部分での「権力の正当性」が続いたのでしょう。
「王権神授説」に見られるよう宗教的力をバックにする、軍事
的力をバックにする、そしてその複合系等、長い歴史のなかで、
動きはたくさんあります。
(2)近年、まさに我々の住む世界ですが、結局人間は、権力
の正統性を担保する、唯一無二の」仕組みは、見出しえず「相対
的に民主主義がマシな制度」ということのようです。
その民主主義を土台から支えるのが、選挙制度なのですが、
その選挙が、不正なしに、正しく実行されることが、前提と
なります。
つまり、不正選挙でないことが前提であり、これにより権力
の正統性がないと、誰も真から従わない、ことになります。
(3)2020年の現在、米国は依然として力があります。
実質的に、世界を引っ張っていることに、反論は少ないで
しょう。
例えば、「米国から見て対外」を三つに分けましょう。
〇一つは、中国問題(太平洋、インド洋も含めます)です。
バイデンと中国の関係を心配する向き、つまりバイデンが
不正をしないで、米国の国益のために動くのか、という不安
過去の「マイナス実績」を不安視する向きも多々あります。
「トランプの実績」とみていいのでは?加えて、エネルギー
に関し中東依存から自立を確立で来たことも、あげられると
、思います。
〇「その他」として、乱暴にも、ロシア、西ヨーロッパ、東
ヨーロッパを含ませますが、オバマ時代との比較で、見ると
よいと思います。
(4)話が広がりましが、言いたいことは、
王も皇帝も天皇もいない米国で、民意で選ばれる、つまり
選挙に勝つことが唯一の権力の正当性を維持する仕組みだから、
選挙の不正は、米国民主杉の根幹を揺るがすもので、避けねば
ならないということです。
3.最後に
どうも舌足らずは、否めませんが、言いたいことを再度まとめると、
「選挙の不正懸念の芽」は、ちゃんと摘んでおかないと、米国を
誰も信用しなくなるし、結果として世界情勢がが不安定になる、
ということです。