中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

1月6日の米国連邦議会での動きを私的歴史観から 権力から外れると忘れられてしまう。

1.米国大統領選挙、1月6日の連邦議会
(1)疑惑州の票を不採用にする(トランプの勝ち)か、採用する
(バイデンの勝ち)か、州議会へ差し戻す(連邦議会には決められない)
かを、上院議長であるマイク・ペンスさんの、采配に拠ったよったの
ですが、結果は各位ご存じの通り、採用(バイデンの勝ち)となりました。
いろんな意見があり、これからも延々と議論が続くでしょうが、手続きとしては、一つ終了です。
(2)本日はペンスさんの話でなく、
・議会に暴徒が突入し、連邦議会が混乱、中断、再開後可決、
民主党下院議長他、扇動したとしてトランプ大統領を糾弾の動き
という報道について、の私見
どうも変です、常識を働かすと、すぐ解ると思います。
素朴な話です。一般民衆が実力行使で、議事堂に入場できるのだろうが?
「暴徒の突入」タイミングも共和党のテッドクルーズ演説最中、と出
来過ぎの感もあります。
軍人の特殊部隊ならいざ知らず、一般市民が警察の規制を超えて、議事堂に入場などできることではなく、何らかの手引きとか、意図的に規制を緩めないと、不可能な気がします。
早速ニュースでは、警察が自主的に防護柵を移動したとか、トランプ・サポーターに扮したアンティファ・メンバーが突入した(顔認証ソフトがとらえているとの報道)とか、ありますが、もちろん私にウラは取れません。
(3)今後のこと
今回の1月6日の一連の動きは私見としては、アメリカ民主主義の変
貌、中国共産党の影響力ますます増大、というのを象徴付ける出来事
だったかと思います。
第一幕の終了であり、「今後のこと」の意味合いは、戦いは、ずっと
続くと思います。
トランプ氏は、高齢(74歳でしたっけ)の、大富豪だし、ココで引退
して悠々自適の「老後」が待っているかと思います。
それでも『戦っている』のは、彼の理念のためでしょう。
それができることは、はうらやましいし、立派だと素直に思います。
世界中で、「不正」と戦っている人が、昔も今も各地にいて(例えば
香港の活動家アグネス・チョウ)、その人の力にはなっているでしょう。

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久しぶりに、アメリカ合衆国の国旗を使います。
2.歴史的事実解釈は、後世になってから
(1)本日、言いたいことも、極めて当たり前のこと
①枚挙にいとまない、どころか、権謀術数は権力闘争の常道
少なくとも政治史は、「勝者の歴史」であり、ズルや不正、扇動、情報 操作も一つの手段
③同時代人の「負けた方の想い」が、後世に伝わる方がまれ
忘れ去られるのみ
ゆえに、トランプ指示派が、ずっと主張・行動してきた「選挙不正」もなかったこととして、歴史から、消えていくのでしょう。
私が50年先、100年先の米国政治を、見届けられたら、コメントするのでしょうが、それはあり得ません。
例えば、学生時代日本史で、日本の普通選挙を勝ち取るために「不正な弾圧」との数限りない闘い、と聞きますが、
仮に現在の裁判制度をもってしても「証拠不十分」で負けるでしょう。
(2)私の妄想と言われてもなんだし、一つ事例を見ましょう。
 「貞観の治」で有名な、唐朝の第二代皇帝、太宗(たいそう)
李世民の話です。
彼は、高祖李淵の次男で、李淵と共に唐朝の創建に尽力。
その後、兄(李建成)と弟を退けて、権力を握ります。
wikipediaから引用すると

李建成と李世民はしだいに対立し、李建成は李淵に訴えて李世民

の謀士である房玄齢と杜如晦を遠ざけるなどの対抗策を採り、

李世民の追い落としを図った。

それを事前に察知して身の危険を感じた李世民は、2人と密

かに連絡し、626年(武徳9年)6月、長安宮廷の玄武門

で、李建成と弟の李元吉を殺害した(玄武門の変)。

この政変により、李淵は8月に李世民に譲位し、事態の収拾

を図った。

兄弟を殺して、権力を握るというのは、ある意味よくある話で、
日本でも、ワカタケルが兄や従兄弟を排除して雄略天皇に、なっています。
(3)ここで言いたいのは、権力を握る手段はいろいろ、というこ
と。現代社会では、明らかな殺人・すぐバレそうな不正は、主流では、ないですが、
権力を握るために、もしくは権力維持、権威保全既得権益を守るために、ありとあらゆる手段を、人は使う、ということ。
「不正」を正すために、こちらが「正統な手段」に限定していては、負けてしまう、こともありそう、と言いたかっただけです。