日本代表は全勝で予選プールを1位で通過、おめでとうございます。
またラグビーネタですが、今回は経済効果とフーリガンについて少し。
1.一般論ですが、スポーツイベントでホスト国が強い状況
だと、盛り上がります。
今回のラグビーワールドカップは、「ベスト8以上」の目標を達成、しかも世界ランキング2位のアイルランドを破り、全勝での予選プール突破ですからおのずと盛り上がります。
昨日まで心配された台風19号の影響もなんとかクリアーし、予選最
大会の経済効果について、少し書きたくなりました。
添付は9月19日付の日経新聞の記事
題して
ラグビーW杯 経済効果「4300億円」に期待 20日開幕
少しピックアップすると
11月2日の決勝まで1カ月半にわたる大会には20チームが参加し、海外からも多くの観客が訪れる。
組織委が2018年に発表したリポートでは、会場整備や大会運営、観客による消費、間接的な波及効果などを積み上げた大会の経済効果は4372億円に上る。国内客による消費は160億円、訪日客は1057億円と予測している。
ラグビーの観客はビールの消費量が多いといわれる。キリンビールは横浜工場でW杯の公式スポンサー、ハイネケン(オランダ)の生産を9月は前年同月の3.4倍、10月は2.6倍に増やす計画だ。英国風パブを展開するハブは横浜国際総合競技場に近い「HUB新横浜店」で普段の7倍のビールの生だるを用意する。
上記日経記事がでてから、今日で3週間と半分くらい
11月2日の決勝まで見ないと、解りませんが、日本代表の(想定以上?)の活躍もあり、盛り上がりは容易に想像がつきます。
確かにビールはよく売れているようですね。
昨日10月12日は、大風19号直撃で関東の試合は中止、
かったのは、残念至極でした。
台風一過で本日10月13日の日本vsスコットランド戦が開催されて、
大会関係者ではないが、一介のラグビーファンとしては一安心。
自宅だけでなく、日曜ですが、各地のスポーツバーも、盛り上がっ
たことでしょう。
2. ラグビーは、「紳士のスポーツ」であり、
大衆スポーツのサッカーとは一線を画するところがあります。
個人的には、ロシア戦での松島の3つのトライをサッカーのように「ハットトリック」と評されると、個人的には、いい気分はしま
せん。
さて、サッカーにありがちなフーリガンの件ですが、
私にとって面白かったのは、10月6日の
――なぜ「紳士のスポーツ」が暴力を招くか
という記事
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20191006-00143341/
要約すると
- フーリガンがサッカーだけでなくラグビーでも増殖している背景には「社会的に自分の存在を誇示したい若者」が増え、しかもその一部がサッカーから締め出されてきたことがある
- 「紳士のスポーツ」ラグビーの健全な発展のためには、紳士であることなど気にもしない人間をどう扱うかが新たな課題となる
ということのようです。
補足すると
サッカースタジアムがフーリガンにとって居心地のいい場所でなくなりつつある今、「紳士のスポーツ」、ファミリースポーツとして規制の緩いラグビーは、フーリガンの標的になったとみられるのである。
何とかまだ日本は大丈夫のようで
これと比べて、日本で開催されているラグビーW杯では、少なくともこれまでのところファンによる大きな混乱は起こっていない。それは、日本までこれるくらいの社会的地位と経済的余裕のあるファンには無闇に暴力的な行動にでるフーリガンが少ないからだけでなく、日本チームの出場する試合で不可解なジャッジがなかったこと、そして何より日本の観客が全体的に行儀がいいからといえるだろう。いわば日本のファンは、世界基準でみたとき、古き良きラグビーファンなのかもしれない。
今回各国代表、礼儀はいいですよね。
お辞儀パフォーマンスも好感持てます。
今日は、最後まではらはらするスコットランド戦でしたが、
来週決勝トーナメントに、無事期待を持ち越すことができま
した。