1.総括というより感想
One Teamが流行語大賞となったり、12月に入って、選手が有楽町
を練り歩くパレードが話題になったり、ラグビーがこれほどメジ
ャーになった年はないでしょう。
11月3日のブログで、「総括はまだ」と書いています。
ラグビーワールドカップ、ふと思うこと、総括はまだ - 中高年michiのサバイバル日記
実はその後も11月23日と12月3日に、ラグビーに関したことを
書いていますが、今日は「ラグビーワールドカップ」の総括を
すこし書いてみます。
そもそも地味なポジションのプロップの選手が「笑わない男」
とかタレントもどきの扱いとなり、競技としてのラグビー外で
話題となるのは、それはそれで、大変いいことだと私は思います。
いわいる「裾野」が、広がることで、そこから何か生まれる
かもしれません。
今大会の維持運営のパフォーマンスがとてもよかったとか、
ビールが売れに売れて、儲かった等は、再度書きません。
私の勝手総括は、
②日本代表の現在、および今後の件 とします。
2. オールブラックス
優勝できなかったのは、とても残念でした。
打倒オールブラックスに、絞って挑んできます。
いちばん強いから同然です。
今回イングランドの序盤の対応特に良かったと思います。
全包囲にあっても、勝ち続けるのが横綱相撲、と言ってしまえば
それまでですが、結果は結果です。
実力NO1は自他共に認めますが、こういうこともあります。
直接成績とは、違いまずが、彼らが始めた「おじぎパフォーマンス」
は、今回の私の総括に、ぜひ取り上げます。
3.日本代表
① 31人の代表のうち、外国出身が15名で、国籍が外国籍の選手
も7名キャプテンのリーチマイケルも外国出身、HCのジョセフも
そうですね。
ワールドカップが、始まる頃は。これって日本代表なの?
と私の親しい知人(彼は自称「にわかファン」)すら、言って
いました。
大会終了後の流行語大賞「One Team」 というのが象徴しています。
② 当たり前ですが、目的成就のためには、その目的が明確であり
その成就に向かて、すべての関係者が納得していること。
往々にして、日本の組織は、個々人は意識が高く、まじめで前向き
なんだけど、
組織として、明確な目標があり、それに向けて人を束なるリーダー
シップがあったか、どうか?
綿密な準備と、(想定外が多々起こる)本番での力の発揮も、
このリーダーシップがあればこそ、だと思います。
戦争を行う場合、明確な目標は、あってしかるべき、思いますよ
いちばん大事な人の生き死にかかわるわけですから
ところが、歴史を振りかえるに、「人の生き死にかかわる」場合
すら、組織はそれなりの明確な目標がなかった場合が見受け
られます。
今回日本代表は、明確な目標を提示し、それを達成したわけだし、
評価されて、しかるべきだと思います。
脱線ですが、優勝した南アフリカも評価されるべきと思います。
初戦でニュージーランド敗戦ですが、結果として優勝ですから。
厳しい言い方ですが、結果が全てです。
③昔プロ野球で、何かのスポーツ新聞で「無冠の帝王」の見出し
がありました。
「結果として無冠であるが、本来の実力は十分ある」と言いた
かったのでしょうが、
無冠は無冠であり、冠を獲得した人のほうが評価さえるべき。
も少し書くと、主観的に「努力している、ガンバっている」のは、
恐らく参加者全員であり、それを定量的に、外部の誰かが評価す
るのは難しと思いますよ。
私が言いたいのは、
外面的には結果がすべて。
しかし、内面でどう思うかは、全く別のこと。
スポーツや芸術のように、人の行く末に直接影響を与えない
ものでなく、影響大有りの経営判断、政治判断であっても、
というか影響大だからなおさら、結果がすべて。
④今後の話。
話はラグビーに戻って
再び、ジョセフが指揮を執るようだし頑張ってください。
今度は、スタート台が「前回大会ベストエイト」という、過去に
ない高いところですから、大変ですが頑張っってほしい。
なお、このジョセフの苦しみは、自分が属する業界でトップを
走る会社の経営者なら、よく知る世界でしょう。
4.まとめ
たかがスポーツじゃないか。
政治や経済問題と同等に扱うな、という議論は当然あります。
しかしながら、同じ程度の人間(私の基本観でもあります)が
一生懸命にやっている世界は、
何処でも、応用が利きそうな、話かと思います。
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