1.やはり話題は、コロナウイルス
これを書いているのは2020年2月の初旬です。
連日、コロナウイルス関連のニュースが、各方面から流れてきます。
仕事関係の方と話したり、会食したりする際は、
(言えないインサイダー情報は、別として)、各自が関係する企業の
収益に与える影響や、経済全体に与える影響を一般論的に話したり、
しています。
また、より足元の話で
「中高年男女だけでなく、東京の若者も結構気にしているよ」
「奥さんが、マスクが入手できないと、言っている。」
「稼ぎ頭お店の収益が極端に落ち込みそう・・・・・」
2.数字の信ぴょう性、算出根拠、比較対象に耐えうる?
さて、今日の小文は、タイトル通り
も少し言葉補うと
「数字に基づき論理的に(自分の頭で)考えよ、そして熟考の後判断せよ」
と言われても、
➀数字に信ぴょう性があるのか?
②比較検討しようにも、数字の基準は統一されているのか?
となります。
少し事例を上げて、考えましょう。
と、と言った割には、正確な統計数値からの引用がなくて、申し訳あり
ません。
「オマエの妄想だろう」と、言われても仕方がないです。
さて、話を進めます。
(1)数字の信ぴょう性
➀感染者と死亡率
事例は、今回のコロナウイルス報道です。
各データの、感染者数と死亡率が正しいとすると、算数レベルの話です
が、どうも数字が合わない、感じがします。
当局が、物理的に正確な感染者数を把握できていないのか、各種圧力や
いろいろな隠ぺい工作なのか・・(もちろん私に情報はなく憶測です。)
②一つは「感染者」をどう見るか。
私に医学的知識がなく、「潜伏期間」とか「感染の兆候」は、解りま
せんが、特定地域住民を、一定期間に100%拘束くして、全員検査など
できないという推測くらいは、私にも解ります。
当局発表と、各種機関発表の数字が、著しく違うのもカウント手法や、
推定手法等が違うためと思います
③「感染による死亡」と言ったって、原因特定が100%できるので
しょうか?
特に、高齢者の場合、体力が弱っているので、
何等かの原因で、死亡するのでしょうが、「老衰」の範疇でなけ
れば、どれかに分類?誰の判断?
大抵、複数の要因で、お亡くなりになることが多いと思います。
それを、医師の判断で主要因を特定する、ということになるのでは
と思います。
少し脱線します。
よく「がん」での死亡率が上昇と言いますが、高齢者になればなる
ほど「老衰」の範疇でなければ、何らの死因を特定するわけで
死因として「がん」の割合が上昇してくるのは、ある意味当然の気が
します。
(2)数字の基準の話
➀完全失業率の国際比較
話は飛んで、経済のこと。
経済指標の各国比較で、よく「完全失業率」の比較をします。
当然、数字を算出するには、信頼できる当局が、しかるべき手順で
作業して、無論隠ぺい工作などないのが前提。
さすれば、ある特定の国での、数字の過去比較は分析に値すると思
います。
但し、各国別の数字を引っ張り出して、安易な横比較で論ずるのは
、極めて危険かと思います。
当然ですが、「失業」の基準が違います。
同じ基準で、比較しないと、比較にならない、とは誰でも解ります。
とはいえ、各国が自国の基準を、すぐ帰るはずはなく
「そのことを考慮して」比較分析をすることは、必巣でしょう。
(老婆心ながら・・・・)一つの国の指数の過去比較でも、例えば
10年前20年前とは、基準を改定することもあり、注意は必要です。
②再び、「死亡率」について
また、感染症の話すに戻ります。
オマエが言うように、「感染者数」の発表に、信ぴょう性疑いあり、
は解った。
しかし「死亡者数」の工作は、さすがにできないだろう、と主張
されます。
確かに、おっしゃる通り、「死亡」したという事実は、変わりませんが
(1)②で書いたように、死亡原因は、「解らない」面はあると思います。
3.まとめ
「中高年michi」は、何でもかんでも、ケチをつけるやつた。
楽しく飲もうと思っているのに、なんとクライ奴だ。
とのご同輩の意見も、散らほら聞こえてきそうですが、
それはそれ、これはこれ。
「数字に基づき、ちゃんと考え、行動しましたよ、デモ失敗しました」
というのは世の常、歴史上の常です。
そんな、単純に割り切れる、話でないのは、皆さんご承知のとおり。
「成功」が常に、貴方を待ち構えているとしたら、それは素晴らしいし
貴方は歴史上で見ても「稀有な存在」かともいます。
私が、この小文で、言いたかったのは、そんなことでは、ありません。
成功の法則が、そんなに簡単に転がっているわけではありません。
判断材料の数字が、決して完全ではない(完全なことは、ありえない)
ことを十分認識したうえで
「数字に基づき論定的に(自分の頭で)考えよ、そして熟考の後判断せよ」
ということです。
今回も紹介は、「出口治明」さんです。