中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

昨年に続き再度道州制の提言 今回の新型コロナ騒動で問題点露呈もあり

1.道州制の再度の議論

また、堅い話です。

先日安全保障でなく私権制限観点から憲法改正についてを書きましたが、
(のど元過ぎれば・・・・、です。)
今日は地方自治にあり方の、また硬そうな話題は、
昨年11が地に書いた道州制提言、広域行政の話です。
まず、先般ブログの要約を書きます。

やはり広域行政への移行が必要では? 技術革新背景に少子高齢化対応に必須との私見 - 中高年michiのサバイバル日記

(趣旨)行政区分の切り替えの必要性

あくまで私見ですが、結論は以下の通り。

「明治以降確立した基本的に150年変っていない都道府県体制も、

 効用より弊害が大きいと感じる。非効率性も強いと思う。

技術革新の現状を踏まえ、どうしても少子高齢化が避け難い日本で

事行の効率性から広域行政への移行が必要と思う。」

(補足)私の勝手な論点整理

(1)目指すもの

目指すところは、広域行政による行政の「効率化」です。

制度度を変えていくことには、非常に国民は保守的で、何においても

現状制度が回っている以上、変更には反対論はつきものです。

変更のデメリットは必ず存在します。

(2)広域行政の具体的構想

アメリカ合衆国のように州に独立権限を与えるのは、日本の歴史的経

緯を考えてもそぐわないと、思います。

幕藩体制」的な、地方分権には、戻すべきではありません。

私が思うのは、連邦制でなく、現在の「地方自治法」のレベルでの、

広域行政と権限拡大です。

都道府県レベルの大きなくくりが10くらい、後は地元密着の人口50万人

くらいの組織、大きくこの2段階で、行政は回るように思います。

 (3)制度上のインフラは、完備しつつある。

言うまでもなく、科学技術の進歩は、実に大きい。

諸手続きの大半がオンラインで行えるし、今後制度は拡大していく

でしょう。

  (4)高齢化について、おカネの面から

100歳や110歳まで、生きる人が増えてくる。やり残したと、感じる人

はへり、充分生きたのにまだまだ「老後」が続く人が増える。

 (5)おカネの話、補論

a: 広域行政により、多数の公務員の人件費を削減できると思います。

b:実はもう一点、費用的には僅少でも、議員という立法府の人員削減も

「効率化」アナウンスメント効果は、充分あると思います。

c: 別の観点ですが、国会議員も、大幅削減できるともいます。

地元貢献をアピールするのでなく、日本の将来のことだけを考えて

意見を出す人は500人も不要で、現状では「悪貨は良貨を駆逐する」

状態に私には、思えます。

 

f:id:xmichi0:20210604133219j:plain

昨年11月にも使った「広域行政」のイラスト

 2.昨今の新型コロナ

ブログの趣旨は、昨年11月と同じで、広域行政の推進提言ですが、

昨今のコロナ騒動で、強く感じたものを加筆したものです。

(1)新聞記事情報から 

 

コロナが問う道州制

平成期は市町村合併が進み、道州制も提唱された。コロナ禍で地方

移住が多少進んでも、結婚や出産をためらう人も多く、人口減は

当面加速しそうだ。

半面、コロナという有事は、体力・気力と時間に限界がある生身の

首長が、どこまでの範囲を「地元」として適切に統治できるかと

いう問いも突きつけている。

 コロナが問う道州制: 日本経済新聞

 危機や。「非常事態」が生じた問いに、問題が露呈するのは世の常です。
憲法改正議論での私権制限もしないし、行政の長が「超法規的措置」を
取るわけでもないので、「うまくいかないなあ」といつも感じています。
今後もっと大きな、もっと深刻な問題発生の時、いたづらにメディア迎合
しないで、迅速な問題解決を望むところです。
今後、どんどんでてくるでしょうし。
 
 
(2) 昨年11月から半年経過で、テクノロジーは一層進歩しています。
「使う人の対応」という意味では、「コロナ騒動」が進めた面はあります。
 確かに、1都1道2府48件は、既成事実として現実に機能しています。
 江戸幕府老中阿部正弘のグランドデザイン、薩摩の大久保利通の実行力は
 素晴らしかった。
 それゆえに、明治維新150年の制度疲労は、重くたまっているようです。
 まさに現代人が修正すべきときではないでしょうか?