中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

数の力を改めて感じる 日本では高齢者パワー 世界では人口が減らない米国、インド、豪州

1.まずは日本の高齢者パワーの話

(1)報道姿勢の一般論から

人間は、恐怖、嫉妬にとりわけ強い関心があるように思われます。

それは、ヒトがは生き延びるための本性の一つかもしれません。

これを受け、報道姿勢が、恐怖心や嫉妬心を「煽る」のは、当然と

言えば、当然でしょう。社会的事件や、芸能関係ニュースはどうし

ても一過性になりがちななか、新方コロナ報道は、1年半以上に続く

格好の材料となっています。

いくら報道姿勢に批判があっても、「恐怖を煽る」手法には、勝て

ないようです。

(2)若者より老人向け政策

一連の政府の新型コロナ対策は、行動制限然り、ワクチン接種然り

明らかに、若者(及び現役中高年)の犠牲の上に樽、高齢者対策と

えるでしょうが、これも数の力を感じる当たり前の話。 

改めてビックリしたのは2020年時点の日本で、すでに65歳以上の

人口割合が4分の1以上とのこと。しかも 選挙に行く割合は「若者」

よりずっと多いでしょう。

ちなみに、団塊の世代は200万人を越えている(一部お亡くなりになっ

た現在でも)でしょう。 (1年あたりの咽喉、以下同じ)

一方、中高年が130万人から170万人くらいとして、「若手層」では、

100万人を切りそうな動向。

 日本中で騒がれいろんな議論ありですが、結果として「少子高齢化

のトレンドは変わっていなくて、一昨年2019年の新生児は86万人、

昨年2020年は84万人しか生まれていないそうです。

直近のニュースで「緊急事態宣言下」の影響か、妊婦の数がまた減少と

言っていました。

「選挙不正」の話は置いといて、現在の日本で選挙結果に基づく政権

を正当なものとして、つまり数の力を正当なものとしすので、政策が

「高齢者寄り」になるのは、「人数が多く、かつ選挙に行く割合が高い」

現実では、変わりようがないでしょう。

(3)個人消費回復も高齢者頼み

ワクチン接種の是非、実効性はここでは議論しません。

何度も噛みますが、心理的効果は絶大と思います。

・先ず、いろんな考え方があるとはいえ、ワクチン接種に臨む高齢者は

 多い。

・摂取により、心理的に「安心感」を得る方が大半

・高齢者の一部は、相対的に経済的に余裕のある方いる。

彼等の「我慢」から「消費爆発」への移行が読み取ます。

冷たい現実ですが、「若者」の資金力と「高齢者」の資金力では、比較

になりません。

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数字と論理と事実が、やはり考え方の基本でしょう

2.独断と偏見、世界は人口増加国家の勝ち?

(1)日本の前後の高度成長期の分析をよく読みますが、人口増加

しかも、若年層の増加の要因が大きいでしょう。

冷静に見て、人口が据える国賀栄、減少する国は衰えていく、と言

っていいと思います。

 非常に大枠(予測が当たる可能性は未知数)ですが、国連の集計で

1950年、2020年、2100年の世界人口上位3ケ国及び全世界(億人単位)

とすると

1950年          中国5.5    インド3.8      米国1.6      全世界25.4

2020年          中国14.4 インド13.8     米国3.3      全世界77.9  

2100年         インド14.5    中国10.6      米国(4位)4.3   全世界108.7  

結論は、割と解り易くて

①米国は、一貫して人口が増えていきそう。米国経済が世界の中心で

ある頃は変わらないだろう。

②中国の2020年統計はあまり信用できないが、傾向は読み取れる。

残念ながら「豊かになる前に衰退へ」となりそう

③インドが第二のパワーになりそうだが、人口ボーナスならぬ人口オ

ーナスの影響は、まだまだわからない。

(2)パワーバランスの結論めきますめきますが、日本の近隣諸国を

を見て、勝手に思うのは

①日本、韓国、中国は公営化と人口減少で衰えていくだろう

 中国が(連邦制でない)一つの国がいつまで続くか不明

②オーストラリアは、人口高齢化問題はあるが人口減少は遅れそ

うで、割と健全

③アジア地域でも、米国の力が今後も安定・健在であろう

④東南アジア諸国のコメントは今回割愛します。政治情勢分析含め、

今日は書けません。

さて、そのオーストラリアですが

1970年の人口1,300万人しかいなかった。ちょうど白豪主義からの

転換とか、日本の大手貿易相手国とか学校で習った記憶があります。

2000年ですら人口は1,900万人、2020年には、2,500万人まで増加、

確かに変化率(人口増加率)は、すごいですね。

実は、2005年ころ、家族を連れて旅行に行った際、その下調べで同国

の人口増加増加に、びっくりしたことがあります。

(3)今日の妄想的結論ですが

中国(中華人民共和国)が政治的m軍事的、経済的脅威であり続ける

ことは想定され、日本としては、人口が減っていなそうな、米国、イ

ンド、オーストラリアとは、継続して「仲良く」していくことが、

安全保障上、必須かと思われます。 

 

 

テレビがメディアの主役の座にいるのは、いつまでだろう。最近のデータから。

 1.テレビ離れ、の追認

メディアは、「ヒトを惹きつけてナンボ」の世界でしょうから、「テレビ

離れが衝撃」と書かざる得ないのでしょうが、私には、「栄枯盛衰の解り

易い、典型的な流れ」に思えます。

私見の前に、まず記事の紹介から

( )内と、太字化は私です。

10~20代の約半数、ほぼテレビ見ず「衝撃的データ」:朝日新聞デジタル

 10代、20代の半数がほぼテレビを見ない――。

NHK放送文化研究所20日に発表した国民生活時間調査で「テレビ離れ

が加速している実態が浮かび上がった。

(データの母集団は?) 

 この調査は日本人の生活実態を探ろうと、1960年から5年ごとに実施。

今回は昨年10月に行った。全国10歳以上の7200人を無作為に抽出し、

郵送によって、4247人から有効な回答を得た。

(具体的には?) 

 テレビ視聴は、調査日にテレビを15分以上視聴した場合のみ「見た」

として集計。平日に「見た」人は、

▽10~15歳56%(前回2015年は78%、22ポイント減)

▽16~19歳47%(同71%、24ポイント減)

▽20代51%(同69%、18ポイント減)。

 いずれも5年で20ポイント前後減った。

 上の年代でも、

▽30代63%(同75%、12ポイント減) ▽40代68%(同81%、13ポイント減)

▽50代83%(同90%、7ポイント減) ▽60代は前回と同じ94%、

70歳以上は95%で1ポイント減だった。

  全体でも85%から79%に下落している。

 (原因分析)

・ 若年層のテレビ視聴減少の背景要因として、主に夜間帯はインターネット

の利用の活発化、朝の時間帯は男女を問わず化粧や身支度などの身の回りの

用事が増えていることを挙げている。

 ・渡辺洋子研究員は「衝撃的なデータ。若年層にとってテレビは毎日見る

『日常メディア』ではなくなってしまったために減少幅が大きくなった」と

みている。

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テレビ画面を通して見るものも変わりつつある?

2.相対的に面白くなくなってきたのでは?

まず、私見の一つは、「テレビの内容が面白くないから」なのでは?

上記の記事で、若年層の「夜間帯はインターネットの利用の活発化」

をあげていますが、ツールの問題より、内容の問題の方が大きい。

「マスメディア」ですからマス=大勢を捉えて、同一情報を提供する

のですが、これではおのずから個別対応にニーズに劣る気がします。

「恐怖心に裏打ちさて、視聴せざるを得ない全体主義国家のプロパ

ガンダ放送ならいざ知らず、強制されない場合、自分が好むものに流

れるのは、人間の本性でしょう。

つい先日まで、「テレビやマンガばかり見ていないで勉強しろ」とは、

オトナが自分の子供を叱るときの常套文句だったかもしれません。

当時の子供にとり、テレビやマンガが面白かったからであり、いまは、

テレビに流れない、もっと面白いコンテンツがあるから、それだけだ

と思います。

PCや携帯電話、タブレット等一定のインフラと活用スキルは必要です

が若年層には、もう大きな「壁」ではないのでしょう。

例えば、食地中テレビを見ている人、食事中スマホを眺めている人の

年齢左派、歴然と別れるようです。

そして人間の習性として、食事中スマホを眺めている若い人が、高齢になっ

テレビ視聴に流れるのでなく、高齢になってもスマホ(未来の最新端末)を

眺めていると、想像します。

マスで流される情報でなく、自分の求める情報を表示できるのだから。

 

3.自分で情報を制御できるツールではない

テレビ離れ私見の続きですが、どうも自分の意見・考えと合わない

と感じる割合が、増えてきたように思います。

(今日は詳細書きませんが、書籍からの情報収集は、現状維持が減少で

あり、爆発的増加は、ないでしょう。)

昨今と言っても、もう1年半以上となりますが、新型コロナ感染症

報道は、その一つでしょう。

技術革新の波はすごい。ほんの数年前まで、個々人がリアルタイム

で世界中の情報をとることなどできなかったのですが、現在は、状況

が違います。

例えば、米国の大手報道機関が「報道の中立性や、倫理」からは離れ

て「特定勢力の宣伝機関に近い考え」と感じることは、最近とみにあ

ります。

そもそも中立はあり得ないにしても、偏りがひどいと感じています。

 そして、その特定の報道機関から「海外政治情勢報道」を一方的に入

れ手、テレビで流す日本のメディアもその傾向があります。

ブログで、「日本の大手メディアが左傾化している」と主張している

方が、いらっしゃいましたが、同感です。

「恐怖と煽る」と同じく、「とにかく体制側がやることは否定、批判

するそして(建設的意見は言わない)」というのが、視聴者の関心を

引く要素であり、「左傾化」それもどんどん「極端化していく」方が

寄り、魅惑的に感じられるのでしょう。

 

4.絶滅危惧種には当面ならない

とはいえ、テレビは絶滅危惧種に反らず、当面生き延びる、というのが

私の考えです。 

車の運転は別ですが、食事の洗い物や、アイロンがけ、軽作業ほか、

テレビを見ながらできる労働は、今後も多くあります。

そもそも、真剣に見ているわけでなく「音と映像がないと寂しい」と

思う人はいるわけで、

上記データのように30代でも6話位以上がまだテレビを見ています。

50年後彼らが80歳になったころテレビ視聴が皆無はというとそうで

はないでしょう。人間の慣習はなかなか変わらない。

細々と、テレビは生き続けていると、思います。 

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仕事に効く教養としての「世界史」 久々に出口治明さん著作です

仕事に効く教養としての「世界史」

出口治明/著

出版者    祥伝社 2020.6

1.概要

歴史はなぜ中国で発達したのか。神はなぜ生まれ、どうして

宗教はできたのか。

交易の重要性、アメリカとフランスの特異性、アヘン戦争

分岐点。ビジネスをしている人に役に立つ、世界と日本を理

解する世界史10の視点を解説しています。

恐らく私のこのブログで、一番言及しているのが、出口治明

さんではないかと思います。

今回も、私のお気に入り部分を、引用する形とします。

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出口さん著作は、この本だなイラストです。

2.本文から

いろいろ歴史を知っていると、人々とのコミュニケーション

を取る時の最初のバーが低くなる。だからビジネスをしてい

る人にとっても、歴史は役に立つのです。   P6

 

後期倭寇の実態は、中国や朝鮮半島、日本の海に生きる民の

連合共和国だった気がします。台湾とか五島列島とか、権力

の及ばない島を根城にして海で暮らしていた人々が自由な共

和国をつくっていた。僕は後期倭寇のことを、海上国家とか

海上共和国とか呼んだりしています。  P30

 

世界は常につながっているという事をきちんと理解しようと

思うと、交易が最大のキーワードとなります。  P37

 

王位を簒奪したが故に、必死にいい政治をしようとする。クビ

ライも永楽帝もそうですね。そうすることで天命は元々俺に

あったんだと歴史に残そうとする。負い目がばねになって善政

を行う。歴史が大事にされて発達した国には、そういうおもし

ろい人々を生みだるところがあると思います。  P61

 

人間の周囲にあるものを順番に支配していって、具体的なもの

から最後に抽象的な原理までも支配したいと思い始める。

必ずしも神と呼ばなくてもいいのですが、自然界を動かしてい

る原理を突き止めたいという気持ちが、ドメスティケーション

の最終段階になって生まれていたように思います。何者かが自

然界のルールを作っているのではないか。それは誰だろうと、

思い始めた。  P71

 

諸子百家は必ずしも対立していたのではなく、棲み分けていた

のではないか。老子と講師が対立していたのでなく、それぞれ

のポジションをきちんととっていた。法家は霞が関儒家はアジ

テーション、墨家は平和デモ、それを冷ややかにみている知識

人は道家というように、済み分けていたのではないか。そのよう

に見ることもできます。  P110

 

宦官は遊牧民の伝統です。遊牧民が勝気をコントロールする

時には、雄の数が多すぎたり、あるいは体が弱い雄の子供を

生ませても儲からないので、去勢という方法を取り入れます。

従って宦官という発想自体が、遊牧民でなければ生まれない

のです。 P122 

 

これほど手ひどくイスラム軍に負けて苦労しているのに、教

会は税金を払わないで贅沢をしている。教会のおカネをぶんど

って戦費にした方がいい。(中略)

「聖書に帰れ。聖書をちゃんと読め。偶像など拝む必要はない」

これが皇帝の考えです。建前はモーゼに帰れ、本音はお金が欲

しい。   P162

 

(ローマ教会は)失った北欧、ドイツ、イングランドはもう戻

らない。ルターもイングランドの王様もしぶといし、我々には

武力はないから取り戻すことはできない。代わりに領地を探そ

うという事になりました。そしてコロン(コロンブス)が到達

した新大陸に注目したのです。  P180

 

彼女(エレアノール)は、自分の子供たちを、人版に父親に

反抗させます。男の子がみんな母親につくので、ヘンリー二

世は素晴らしい女性と結婚して五人も男子を作ったのに、結局

自分のこどもたちろの争いの中で一生を終えてしまいます。P217

 

「生態系を守ろう」そう発現する人がいます。

しかし、それはちょっとおかしいなと、思うことがあります。

人間の歴史を見ると、外の世界との交易によっていろいろな

ものを持ち込んで豊かな歴史を作ってきたのです。  P238

 

(元の時代、科挙が中止となり、豊かな江南地方に行って、豪族

の家庭教師にある知識人イメージ)

科挙を目指して勉強してきましたが、科挙がなくなりました。

私は20年も勉強してしましたから、何でも分かります。息子

さんを賢くしますので雇ってください。」  P263

 

「これまでの慣習を少しづつ改良してい行けば世の中は良く

なる。要するにこれまでやってきたことで上手くいっている

こと変えてはいけない。まずいことが起こったたら、そこだ

けをなおせばいいだろう。」

こういう考え方が、バークやトクヴィルの「保守」の真の意味

だと思うのです。したがって、理性を信じる人間が頭で考える

ことが正しと慢心した人工国家に対する反動として、近代的な

保守主義が生まれたのではないか。 P323

 

3.今回もいつもの感想

 学者や官僚、ジャーナリスト出身でなく、民間企業の現場を

知る出口治明さんの視点には全部、彼の考えかたの多くには

賛同するところです。

現在日本の引用でまた締めます。

中高年の人は、21世紀の日本は不況で、ひどい時代だとか、

失われた30年とか言ったりしますが、それは戦後の夢のよう

な時代を標準に考えているからです。無私kr今のような状況

が、世界史から見た自然な姿なのかもしれません。

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今週のお題「雨の日の過ごし方」 結局、読書や飲酒話題では「雨の日」の特筆なし

今週のお題「雨の日の過ごし方」です。

 1.梅雨入り

今年は「例年より早い梅雨入り」と、メディアで話題になって

いるようです。

「例年」とは、どれくらいの期間で考えているのでしょう。

もちろん、それぞれのニーズに対応してでしょう。

まさか地球の歴史の生命史のように38億年前からや、最後の氷河

期が終わってからとか、そんなスケールの大きすぎるようなこと

はないと思います。

それぞれ報道の「目的」によるのでしょう。

 

2.話の「時点」

話がずれますが、地球の温暖化とか、寒冷化かとか、センセーショ

ナルに「恐怖心を煽る」報道は、どの時点を基準にして、話をしてい

るんのでしょうか。

この地球の地用の温度か40億年以上の間に、かなり変動したのは、知

っているつもりです。今後も変動するのでしょう。

私は、今後ホモサピエンスとしての人間の活動が、地球の気温に大きな

影響を与えると、考えるのは、どうも傲慢に思えます。

どうも、地球温暖化を声高に主張する人の目的が見え隠れしているようで、

反証に十分耐えうる理論やデータが、どうも上滑りに思えるのですが、

私のうがった見方かも知れません。  

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ありがたいことに、晴れでも雨でも、そんなに生活に支障はありません。

3.雨の日

(1)私は、旅行や出張、短期滞在を除き、全期間日本で過ごしています。

ほとんどの期間が九州と関東ですし、四季の区分や、晴天・雨の日区分も

ショッキングな経験は、ありません。ごくごく一般的な体験かと思います。

(2)雨の日の外出は、強風と重なる時一番困ります。

ごく普通の白または黒のビニール傘を使っているが一般的なのですが、突然

の強風で、傘の骨が折れることがあります。

これも、程度問題なのでしょう。

あまりに傘の骨が協力で、なかなか折れないと、結局別のところに力がかか

って、ついよろけて転倒するとか、ありそうです。

傘の骨ならぬ、「自分の骨」に影響があっては、困ります。

今の私は、特段アウトドア派でもないので、転倒したら、柔らかい土でなく

アスファルトの地面が多そうですし。

(3)過ごし方

お題は「雨の日」そのものではなく、「過ごし方」です。

①先ず仕事上で、雨が特別の影響を与える仕事は、今まで経験がありません。

アウトドアの作業は、数少ない「現場調査」程度であり、大半は雨露をしの

げる場所(建物の中)で、椅子に座っている時間が多かったようです。

②若い日のラグビー

若い頃、小学生から大学生ことまで、スポーツは球技を少しやったのですが

「雨の日の過ごし方」と言えば、ラグビーの練習や試合でしょう。

基本、雨の影響でラグビーの試合が中止になることはないのですが「過ごし

方」は、晴天の日とは違います。

それぞれ技術レベルに合わせて、晴れの日と雨の日では、戦略・戦術に、

変化があります。

③釣りでは、「雨」も一要素。

磯釣り、を例にとりましょう。潮の満ち干の状態、潮の流れ、海水温度が

大事ですが、持ち論地上の天気予報も大事。人間の「気分」に天候・気温

は影響を与えます。だって釣るのは人間ですから・・・

④あんまり関係のない読書や飲酒の時

私が過ごす時間で長いのは、読書と飲酒でしょうか。

晴れでも雨でも読書と飲酒は、私の定番です。

外での読者や花見酒はあり得ますが、どちらも中心はアウトドアではなく、

室内で。

極端な寒暖の場合は別ですが、読書も飲酒も、自分の内側へ深く入っていく

ような場合が多くて、逆に外の様子はあまり気になりません。

つかる「雨の日の過ごし方」はそもそも問題になりません。

 

4.結局

「雨の日の過ごし方」というお題で、少し書いてみましたが、家事のうち、

洗濯や日曜大工的な仕事は少なく、外での仕事も、広義の趣味もあまり影響

がない、ということで、最後まで締まらない、文章と相成りました。

ものは言いよう 感情論も必要でしょうが行き過ぎはどうも困る、客観的な分析は必要

1.ものは言いよう

(1)最近、 内閣官房参与高橋洋一さんのコメントで、みず

からツイッターに、各国の新型コロナウイルスの感染者数の

グラフとともに

「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」

との投稿があったとのこと。

この記事が、「炎上」という形で、注目を集めたようです。

否定、肯定、さまざまな意見がメディア上に現れていいます。

(2)私見としては、

 新型コロナ感染の客観的な数字比較を知る資料が話題となり、

はじめて確認した人もいたのではという意味では、良かった

かと思います。

どうも、新型コロナに関して、感情論が先立ち一方的な主張

が多い中で

特定勢力が包み隠していて、触れたくないであろう現実数字に

対し、注目度を挙げたことは結果としてよかったかと。

人間は感情の動物であり、恐怖心を煽る勢力にとって「さざ波」

という表現は突っ込みどころ満載であり、また内閣参与という

政府側立場の役職もある中での五輪開催可否言及や、(笑・笑)

という表現は、軽率だったかも知れません。

マイナスを被っている人への「失言」として、反対メディアが

叩く口実とはなるでしょう。

その際メディアは、自分たちのゆがんだ報道姿勢でマイナスを

被っている人がいるには考慮しないのでしょう。

しかし、諸外国の感染・死亡事例の数値から日本が極端に少な

のは客観的な事実であり新型コロナで「煽られている人々」

にとって、明白な事実認識の機会ができたのは、良い事ことか

と、思います。

事実と意見を分けようというのは、議論のイロハのイですよね。

(3)ちょっと、ジャーンリステックな事例を持ち出しました

ものは言いようというのは、広くあてはまるケースです。

 例えば「望みを捨てるな、頑張ろう」という趣旨で

コップの中の水が、もう半分しかない、ではなく

コップの中の水は、まだ半分もある、と使うことがあります

 また、

株価が大きく下落した場合とか、河川が氾濫して被災した場合

〇〇以来の大暴落とか、△△以来の降水量とか、いかにも

恐怖心を煽って、注目を集めるニュース報道の典型も多々

あります。

良く分析すると、論点がずれて居たりして・・・・

いつも同じ条件での比較が、分析の基礎でしょうが、それで

は煽りニーズに合わないというのは、良く解ります。

ここで言いたいことも単純で、言い方ひとつ、書き方ひとつ

で、理論ではなく、感情が揺さぶられることも、多いという

こと

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言い方、受け方も人それぞれ

2.前向きの方が「得」

言い方ひとつで、それを受ける方の感情が前向きになったり

後ろ向きになったりすることはよくあります。

捉え方次第、と言ってしまえばあそれまでですが・・・

若い人、一本気な人からすれば、ずるいととらえられるのは、

承知で言いますと、

先のこと、つまり未来は、誰にとっても、いつでも解らない

のだから、後ろ向きより前向きに取らえた方が得でしょう。

つまり楽観的に。

オマエは、生き方を損得勘定で捉えるのか!と言われようが、

答えは、「はいそうです。」ということ。

「最悪の社会」と怒るより「何とか死なずに生きれいられ

て幸運」と受け入れる方が、得な気がします。

人間の感性は変わらない 一方的誘導に対抗するにはやはり常識に基づく知的武装

1.常識に基づく知的武装

大そうな小見出しにしましたが、今日書くのも至って当たり前のこと。

私はこのブログで古典もよく紹介していて、そこで何度も書いている

のですが

「人間の感性は変わらない。昔も今も」ということ。

ドメスティケーション以降、少なくとも1万年以上人間の脳は変わって

いないそうて、つまり人間の感性の方も、変っていないのでしょう。

それを踏まえて

いままで生きてこれたのは幸運であり、そして今後も生き抜くためには

常識に基づく知的武装が必要、ということ。

常識で考えて「なんか変だな」という事は、おそらく当たっているで

しょうし、感情に?流されない冷静さを保持することが必要です。

一体、何を話しているんだ?となりそうで、事例をもとにしましょう。  

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眼鏡を探しているのですが「必死」のイメージ

2.私が変に感じる事例

私が変だと感じる事例は,ヤマほどあるのですが、かなり広範囲情報が流れ

た事例で、直近のものを、例にとります。

 (1)米国のBLM活動で、ジョージ・フロイド氏の事件でおお騒ぎとなり

ました。彼を逮捕した警官の有罪の評決となり、騒動は一服したようです。

今日の視点は「フロイド氏を賛美するような報道」がいくつもあった事。

それは変だと思います。

BLMの思想、活動とは別で、彼自身が犯罪者であることは、変りません。

死亡事件の発端は、犯罪を犯して、公権力といざこざになったこと(決し

て思想信条の対立ではなく)が出発点であり、「冷静」に公(おおやけ)

になった情報を見ると、私見は「圧力を受けた評決結果」はどうかと

思います。

私見はここでは置いといて、言いたいのは「犯罪者個人への賛美報道」は、

私の常識とは相いれません。

(2)昨今のイスラエルハマスの戦闘報道です。

民間人の女性・子供も先頭に巻き込む非道のイスラエル軍、との報道は

どうも不正確で、ハマスをテロ組織指定していることや、彼等も民間人

を「人間の盾」とし、自己の安全を図る戦略も報道すべきでしょう。

一般的に日本人の関心が薄く、情報が乏しいだけに一層、いわいる地上波

テレビとか、一般的な新聞は、少なくとも双方の立場を、つたえるべき

でしょう。

 (3)直近の入管法改正法案の廃止

特定事件にからめて、感情を煽って一方的な報道も、ますメディアがよく

やる手法です。ほんの一例を、あたかも全体と思わせわざと誤認させる手

もよく使います。

よく理解sていないで「声の大きい」著名人を使うのも、よくやります。

極めつけは、閣議決定し、爪に詰めた法案を、「選挙に負けるから」とひっ

こめてしまう、与党には。ほんとびっくり。

国家の将来を考えた改正法の成立より、目先の選挙の有利不利を優先という

政治家の思考パターンが良く解ります。

 

 3.少し考えたこと

 タイトル通り「人間の感性か変わらない」のですが、テクノロジーの発達

や、絶対的ひとりの強者(情報を完全鮪コントロールできる主体)の不在

のこともあり、かえって以前より「情報操作、印象操作」ができやすい気

がします。

 

一つ上げると  

「世界が涙した。」「アジアが怒っている。」「大多数の市民団体が反対

している。」等等、根拠なし、数字なしで、感情に訴えるのは、文学的

表現としてはいいし、対象物を販売促進したい手法の一つといえます。

同じ手法が、映画や書籍についても言えます。

販売促進はいいとしても、「報道」に使うのは、困ったもの。

また、 強者=悪、弱者=善であり、「弱者はかわいそうだろう」、に訴える

ことはよくあります。(偽善も含めて)

インパクトのある映像を多用、繰り返し流し、感情を刺激するのは得意な

ところでしょう。

 

  

 4.まとめ的に

(1)マズメディア含め一連の報道には、鵜呑みの対応をせず常識をもって

冷静に対応すること。その意味で継続的な情報収集は必要でしょう。

冷静になり、蓄積された常識も活用し自分の頭でよく考えること。

(2)広義のメディアには自分で対応できるとして、現任の政治家には批判

しても無理な要素が多そう。。

「この程度の人間を、選挙で自分が選んだのだから、仕方ない」との諦め理論

しかない気がします。

もちろん、選挙は終わりでなく、今後も継続しますが・・

「元々選びたい対象者がいない」との見解は、対抗できません。

それこそ「諦観」しかないでしょう。

(3)明るく考えましょう

 そうはいっても、人間社会は続いています。

私が考えそうなことは、1万年以上前から、考えている人がいたはず

もっと真摯に、もっと広い視野で、もっと精緻な理論で・・・

 その意味では、生物のうちでマシな世界なのでしょう。

先人より、有利なのは、私が生きていて、先人から学ぶこと出来ること。

 どうこう言っても、まだこの世界は続いているそれでよしとしましょう

 

内なる辺境/都市への回路(読書感想文もどき)阿部公房です。ほんの一部は理解したつもり

内なる辺境/都市への回路

安部公房/著  

出版者    中央公論新社 2019.4

1.概要

(1)まずは一般的解説から

現代の異端の本質を考察した連作エッセイ「内なる辺境」、

芸術観のすべてを語った「都市への回路」。

前衛作家の創造の核心を知りうる好著の合本。

とあります。

目次を紹介すると、

内なる辺境の章立てとして

  ミリタリィ・ルック  端のパスポート

  内なる辺境

  チェコ問題と人間解放 鎖を解かれた言葉たち

  続・内なる辺境

都市への回路の章立てとして

  都市への回路  内的亡命の文学

  変貌する社会の人間関係

  

(2)私には、今回も難しい

「いっちょう読んでみようか」と手に取りましたが、今回もとても

難しい。

上記解説にあるような「前衛」という言葉自体もよく解からない。

砂の女」は、なんとか解ったつもりだし、テルマエ・ロマエ

ヤマザキマリさんが彼をとても評価していたのを知っている。

また東大医学部卒で、賢い理系なのだろうな、くらいは、思って

いました。

今回、「内なる辺境」や「続・内なる辺境」は、いまいちしっくりこず、

来なら「敗戦記」行きとして整理すべきところ、「異端へのパスポート」

や「都市への回路」の一部分、ドナルド・キーンの解説が、おぼろげなが

ら理解できたということで、ここにに紹介します。

 

 2.「異端へのパスポート」から引用

パラントロプスとともに滅びたのは、単なる社会性や非暴力ばかり

ではなく、定着しか知らぬあまりにも非暴力的な社会だったという

ことだ。そして、そこからはみ出した異端の群れだけが、人類の歴

史にむかって急進撃を開始したのである。この異端性と、移動本能

こそ、われわれの心臓に深く刻み込まれた、未来へのパスポートな

のかもしれないのだ。   P30

 

(「仲間と一緒に、年中ふらふらうろつきまわっている」以下の

記述を受けて)

べつに新宿のフーテン族のことを言っているわけではない。現代若

者気質を誇張して行ってみたわけでもない。実は、司馬遷史記

伝から、匈奴に関する記述の一節を、ちょっぴり変形して書いた見

ただけのことだ。   P42

 

国境の中では、空間も時間も、すべて国境の中だけの独自な法則で、

存在し、流れているのだ、と思い込んでいた定着民たちにとって、

外の空間でも、やはり同じ時間が流れていたのだという発見は、

どんな品物の功績や、知識の交流よりも、衝撃的な体験だったに

相違ない。  (1968年9月)   P44 

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演劇の舞台イメージとしました

3.「都市への回路」から引用

音楽ほどじゃないけれど、演劇も、かなりアナログ的なものなん

だね。

特に空間・時間の関わり方、例えば、芝居を十五分見て、ちょっ

と用があるからと中断し、翌日十五分目から観始めても、ちょっ

と具合が悪いだろう。

でも小説は、読んでいる途中でちょっとトイレに行って、また戻

ってきて続きを読んでも、そう影響はない。また、小説は、いくら

面白いと言っても、そう反復して読まないね。

ところが好きな音楽は何度でも繰り返して聞く。音楽は現在進行形で、

その瞬間にしか存在しないからなんだ。概念化された符牒として記憶

に刻まれることはない。だから、何度でも反復して聴けるわけだし、

また、聴いている間だけしか音楽との関係が生じない

文学は読み終わっても関係が残るから、繰り返して読むということは

あまりない。ここに本質的な違いがあるわけだ。

演劇も、やや音楽と似ていて、アナログ的な要素がかなり強いんだ。

 P211

 

今の日本の現状は誠に非暴力的な世界だね。ある人たちは眠りこけて

いる平和だとか何とか言ってケチをつけるけど、眠りこけているのは

自分のほうで、眠るか眠らないかは別に国家とは関係ないと思うんだ。

(中略)

われわれの日々が活力を失っているからと言って国家を責めるのは少

しお門違いなんじゃないかな。いつでも暴力が喚起されるのは国家が

衰弱し始めた時だ。国家機能にうんとゆとりがあるときは、国家機能

がゼロの時と似ていて暴力を起こす必要なんかどこにもない。 P248

 

4.解る範囲での感想

 「引用なんぞ、こんな時代に何の意味がある」と言われると、読み手

より、まさに書き手の私に意味があることで、ごめんなさい。

何とか、私がそれなりに理解できて、「共感あり」もしくは「明確な反

論あり」といったものしか、引用しないことにしています。

阿部公房の全容を味わうにはなるか離れていますが、異端性や、

演劇のアナログ性は、解ったつもりです。 

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