1.まずは日本の高齢者パワーの話
(1)報道姿勢の一般論から
人間は、恐怖、嫉妬にとりわけ強い関心があるように思われます。
それは、ヒトがは生き延びるための本性の一つかもしれません。
これを受け、報道姿勢が、恐怖心や嫉妬心を「煽る」のは、当然と
言えば、当然でしょう。社会的事件や、芸能関係ニュースはどうし
ても一過性になりがちななか、新方コロナ報道は、1年半以上に続く
格好の材料となっています。
いくら報道姿勢に批判があっても、「恐怖を煽る」手法には、勝て
ないようです。
(2)若者より老人向け政策
一連の政府の新型コロナ対策は、行動制限然り、ワクチン接種然り
明らかに、若者(及び現役中高年)の犠牲の上に樽、高齢者対策と
言えるでしょうが、これも数の力を感じる当たり前の話。
改めてビックリしたのは2020年時点の日本で、すでに65歳以上の
人口割合が4分の1以上とのこと。しかも 選挙に行く割合は「若者」
よりずっと多いでしょう。
ちなみに、団塊の世代は200万人を越えている(一部お亡くなりになっ
た現在でも)でしょう。 (1年あたりの咽喉、以下同じ)
一方、中高年が130万人から170万人くらいとして、「若手層」では、
100万人を切りそうな動向。
日本中で騒がれいろんな議論ありですが、結果として「少子高齢化」
のトレンドは変わっていなくて、一昨年2019年の新生児は86万人、
昨年2020年は84万人しか生まれていないそうです。
直近のニュースで「緊急事態宣言下」の影響か、妊婦の数がまた減少と
言っていました。
「選挙不正」の話は置いといて、現在の日本で選挙結果に基づく政権
を正当なものとして、つまり数の力を正当なものとしすので、政策が
「高齢者寄り」になるのは、「人数が多く、かつ選挙に行く割合が高い」
現実では、変わりようがないでしょう。
(3)個人消費回復も高齢者頼み
ワクチン接種の是非、実効性はここでは議論しません。
何度も噛みますが、心理的効果は絶大と思います。
・先ず、いろんな考え方があるとはいえ、ワクチン接種に臨む高齢者は
多い。
・摂取により、心理的に「安心感」を得る方が大半
・高齢者の一部は、相対的に経済的に余裕のある方いる。
彼等の「我慢」から「消費爆発」への移行が読み取ます。
冷たい現実ですが、「若者」の資金力と「高齢者」の資金力では、比較
になりません。
2.独断と偏見、世界は人口増加国家の勝ち?
(1)日本の前後の高度成長期の分析をよく読みますが、人口増加
しかも、若年層の増加の要因が大きいでしょう。
冷静に見て、人口が据える国賀栄、減少する国は衰えていく、と言
っていいと思います。
非常に大枠(予測が当たる可能性は未知数)ですが、国連の集計で
1950年、2020年、2100年の世界人口上位3ケ国及び全世界(億人単位)
とすると
1950年 中国5.5 インド3.8 米国1.6 全世界25.4
2020年 中国14.4 インド13.8 米国3.3 全世界77.9
2100年 インド14.5 中国10.6 米国(4位)4.3 全世界108.7
結論は、割と解り易くて
①米国は、一貫して人口が増えていきそう。米国経済が世界の中心で
ある頃は変わらないだろう。
②中国の2020年統計はあまり信用できないが、傾向は読み取れる。
残念ながら「豊かになる前に衰退へ」となりそう
③インドが第二のパワーになりそうだが、人口ボーナスならぬ人口オ
ーナスの影響は、まだまだわからない。
(2)パワーバランスの結論めきますめきますが、日本の近隣諸国を
を見て、勝手に思うのは
①日本、韓国、中国は公営化と人口減少で衰えていくだろう
中国が(連邦制でない)一つの国がいつまで続くか不明
②オーストラリアは、人口高齢化問題はあるが人口減少は遅れそ
うで、割と健全
③アジア地域でも、米国の力が今後も安定・健在であろう
④東南アジア諸国のコメントは今回割愛します。政治情勢分析含め、
今日は書けません。
さて、そのオーストラリアですが
1970年の人口1,300万人しかいなかった。ちょうど白豪主義からの
転換とか、日本の大手貿易相手国とか学校で習った記憶があります。
2000年ですら人口は1,900万人、2020年には、2,500万人まで増加、
確かに変化率(人口増加率)は、すごいですね。
実は、2005年ころ、家族を連れて旅行に行った際、その下調べで同国
の人口増加増加に、びっくりしたことがあります。
(3)今日の妄想的結論ですが
中国(中華人民共和国)が政治的m軍事的、経済的脅威であり続ける
ことは想定され、日本としては、人口が減っていなそうな、米国、イ
ンド、オーストラリアとは、継続して「仲良く」していくことが、
安全保障上、必須かと思われます。
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