中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

投資手法には同感だが、方針実行の継続がとても難しい話

1.投資の王道

(1)記事投稿者の属性は忘れましたが、先日「投資の王道」的な

記事を見つけました。

彼の投資手法提言は

①確りした投資対象の選定

②時間を味方につける

③当初の投資対象を動かさない(売却せず保持する)

というもの、具体的には、

 米国株式のインデックスに投資し、複利で年率4%の収益を

30年継続することで当初の240万円が,2000万円になる計算。

30歳で投資開始して、60歳には、老後資金が確保できると

といったもの。

(2)下記の一般的な、投資手法を批判します。

彼の、反論を纏めます。

国債日本株、リート(不動産投信)に三分割して、資産を保持

しようというもの。

これに題する批判は、妥当であると思います。

国債が「安全資産」の一つであることは認めるが、現在に利回り

は、1%を切っているし、今後も高金利は望めそうになく、複利

の効力も生きてこない

日本株投資は、日本経済の今後の成長に投資することであり、世界

的にみても、今後の日本経済の成長性は低いのではないか。

③不動産を小口化流動化したリートは、商品性として優れているもの

の、継続した長期の収益性は、日本の都市の鳥の有効利用に依拠。

昨今のレテワーク、都心回避にみられる現象は一過性でなく、不動産

賃料上昇予測はは、明るくない、と言った趣旨。

言い回しに多分に私のンデフォルメも、入っていますが、彼の意見の

大筋は、上記であり、私もほぼ同様の見解です。

 

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好き嫌いでなく、経済の将来性はやはり米国でしょうか

2.論者の具体的提言

(1)米国株投資で4%複利で30年以上は達成可能というのが、

これまでの120年間にわたっては正解であり、今後も可能性は

高いと、論じています.。

私も同感で、

いわいる「先進国」の少子高齢化は避け難いトレンドの中、米国は

現在も人口がまだ減少段階ではなく、移民等の社会的影響もあり

今後も少子高齢化のスピードは相対的に低くなると思われます。

また、投資のインフラ(システムだけでなく、法律、税等の諸制度

を含む)も整備されていて、相対的に世界一魅力的な市場が、米国

でありそうとは、多くに人が同感するでしょう。

(2)さて、何にどうやって投資するかの銘柄ポートフォリオを組み、

これを機動的に組み替え行くのは、ほとんど不可能であり、彼は

インデックスへの投資を推奨しています。

これも王道でしょう。

具体的には、30銘柄のNYダウ平均でなく、分散化が進み、まさ

「米国を買う」イメージのSP500への投資を紹介しています。

 

 3.現実上の問題点、個人的体験から

投資方針、手法はその通りで、あり「参考」となる話は以上で終

わり。

 以下は、決めたことを「なかなか実行できないのが人間」という
当たり前の話を、個人的体験から。
 自慢話になりますが、おそらく正しいであろうとの投資師計画を
組み25年以上となり
当初のポーティフォリオそのままならば、実績が上がっていた。
となります。
現実には、資金が不足して、ここからキャッシュ化した結果、
「残念でした」という結論。
(2)情けない結末となった原因を少し
①生活維持のための、定期的な収入の減少
何のことは無い、給与所得を指しますが、「ポートフォリオ」を
組んだのち、生活を維持するための定期的収入が、減少したり、断絶
したり。
事業所得も、上手くいかず・・・。
②「倹約」は難しい
上記1.投資の王道の論者は「倹約」も強調していましたが、倹約は
現実には難しい。
言いわけは、ヤマホドあります。
妻子持ちであれば、住宅、教育はじめ支出は、非弾力的に一定程度
かかり、キャッシュ不足に呼応できるほど減らない、というのが典型
また「今楽しまなくて、なんの人生ぞ」的な、出費は、常に存在して
います。
 (3)言いわけの蛇足
 上記は、なんとも情けない報告ですが、
何度となく、当該株式資産売却に手をつけてきたのですが、往々に
して、早期に売却銘柄の方が、後で売却した資産や、現在保有銘柄
より、(保持しているとすれば)大きな資産となったはず、という
のもあります。
投資手法紹介に始まり、情けない個人的体験での締め、となりま
した。