中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

事業承継は難しい バフェットもいつかは引退 バークシャーの直近ポートフォリオから考えたこと。

1.本日の結論

どの世界も「事業承継」は難しい。いくら組織化しても「創業者者個人

の力量」に、追う部分が大きいモノもあります。

株式投資の世界も、その典型の一つ。

ウォーレン・バフェットが築き上げた、バークシャーハザウェイも世代

交代は否めません。人間は年を取るものだから仕方ない。

新しい世代が、バークシャーハザウェイのポートフォリオを引き継ぐ

でしょう。

事業承継がうまくいったか否かは、今後の投資成績で、客観的評価さ

れます。

バフェット亡き後も、私が生きている限り(というか私がボケない限り)、

バークシャーの動向を追っていくと思います。

 

 2.バフェットとバークシャーの復習

私は若い頃から長年、仕事として株式投資に携わっており

 個人としても、バークシャーハザウェイを率いる

ウォーレン・バフェットの信奉者の一人です。

彼の軌跡や動向について、折に連れて触れており、今年の夏この

ブログで「株式投資の基礎」として20回強のシリーズを書いた

とき中心の一人というか、私の投資手法は彼によっている、とい

ってもよいでしょう。

以下少し抜粋しますと。

〇ウォーレン・エドワード・バフェット(1930年8月30日 - )

は、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家である。

〇世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイ

筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。

〇バフェットは、長期投資を基本スタイルとし、バークシャ

ー・ハサウェイに高い運用成績をもたらしている。

〇地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っているた

め、1997年にニューヨークタイムスからオマハの賢人」

とも呼ばれる

〇投資手法は固定の拘りが強く、新規業界より既存業界を

好む。

1990年代のドットコムブームではテクノロジー株を蜃気楼

だとして、投資しなかった。

〇しかし、バフェットも、2016年にアップル株を大量に買

い付けた。

更に「これまでアマゾンに投資しなかった自分は馬鹿だった」

過去のテクノロジー株への偏見があった反省を述べた。

アマゾン株も買っている。

〇バフェットの投資に関する考え方はベンジャミン・グレアム

の理論をベースにしている。

株式が企業の一部であることを意識し、市場に惑わされず、

安全余裕率を忘れないことが重要な要素だとしている。

 株式投資の基礎 ウォーレン・バフェットの名言から その1 ビジネスを買う(株価変動に拠るのではない) - 中高年michiのサバイバル日記

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世代交代による事業承継のイメージ

3.名言集も、引用

同じブログから、私が特に好きな名言をいくつか、再度書くと

 ・ 喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10

分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない。

・仮に株式を購入した翌日に市場が閉鎖され、その5年間取引が行われ

ない事態になっても、私はいっこうにかまいません。

・経営成績がよくなるか悪くなるかはどれだけ効率的に舟を漕げる

かという点よりも、どのビジネス船に乗り込むかという点が大きく

影響する。

乗り込んだ船が慢性的に浸水していると気づいたとき、より前向きな

対処法は浸水部をふさいでまわることより、船を乗り換えることだ。

つまり、買うのはビジネスであって株券ではない、ということですね。

 

4.直近の動向

【米国株動向】衝撃の事実:バフェット氏がこの9カ月で35銘柄を売却 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

上記にリンクの記事から、少しまとめます。

(1)判断を任せる?

 過去55年にわたり、一時的感情に左右されないバフェット氏の長期

的な投資スタンスは偉大な成功を収めています。

  同期間のS&P500指数の年率リターン(配当を含む複利)が10%

なのに対し、バークシャーは2倍以上の20.3%であり、株価は2019年

12月31日までの55年間で2,700,000%以上上昇しています。

  ところが、そのバフェット氏も2020年はこれまでと大きく異なる

動きを見せています

 こうした予想外の展開の説明として、バフェット氏が自身の後継者

候補とされるトッド・コームズ氏とテッド・ウェシュラー氏に日々

の投資判断を任せるようになっているということが考えられます。

(2)事例

①バフェット氏は以前のインタビューで、バークシャー保有株式

の売却に消極的なわけではないと表明しており、実際に保有

業が見込み薄と判断した場合、同氏は数四半期以内に保有株を全

売却しています。

 ところが今年の動きを見ると、売却した10以上の銘柄で売却比率

は9%未満と控えめな水準にとどまり、バフェット氏のいつものや

り方とは異なるように見えます。

 ②一方で、バリック・ゴールドに関しては持ち分を40%以上減ら

しました。

 ③ 極め付きは今年9月、クラウドデータ管理会社のスノーフレーク

(NYSE:SNOW)株を新規株式公開(IPO)前に610万株超購入したこと

です。

  失礼かもしれませんが、バフェット氏はスノーフレークの事業モ

デルを正確に説明できない可能性もあります。

 (3)このコラムの結論

 バフェット氏はコームズ氏とウェシュラー氏の投資を承認したで

しょうが、バークシャー・ハサウェイポートフォリオがバフェッ

ト氏によるものではなくなってきていることは明らかです。