中高年michiのサバイバル日記

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株式投資の基礎 第26回 商品(コモディティ)より株式 「経営を買う」投資手法

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商品より株式が好み 収益源泉は「経営」から

1.またウォーレンバフェット

オマエはウォーレンバフェット信者と言われようが、仕方ありません。

私は、投資は、実績がすべてと思っているし、バフェット個人の資質

キャラクターに興味、というより「実績の信者」であるのでしょう。

無論バフェットも結果として「失敗投資」もあります。

全知全能は、あり得ません。

タラレバは、投資に禁物ですが、ハイテクと金鉱株はもう少しはやめの

投資であればとは、残念に思います。

陽は、相対比較として「投資の実績を残している人」として、彼を評価

しています。

 

2.金(きん)ではなく金鉱株への投資

(1)結論は株式投資のおすすめ

投資対象は、商品(コモディティ)の金(きん)ではなく、金鉱山を

経営する会社への投資。

株式投資ですから、継続保有時は、配当収入として、売却時はキャピ

タルゲインとして。

金鉱山会社の利益は、金の価格に影響されやすく金の価格が上がれば

その分利益が見込めます

つまり、商品として金価格の変動からの利益ではなく、経営が生み出

す収益を狙ったものです。

(2)昔は、商品もハイテクも嫌がったバフェット

バフェットが1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握って

から2014年現在までの約49年間に、S&P 500の上昇率が約11,200%

(112倍)だったのに対し、バークシャー・ハサウェイの株価は約183万%

(18300倍)という桁外れの上昇をみせた。(第24回に書いています。)

素晴らしいの一言ですが、

このころは、ハイテクにも、金鉱株にも投資していません。

結果論からh、お友達んおビルゲイツの、マイクロソフトに投資して

いれば、良かったのに、とは思います。

「金」はただのモノであり「金は何も生み出さない」というのが、

基本感で、彼の投資スタイルは株価の上昇などによって利益を最大化

させる戦略であることは、変わっていません。

 

(2)事実関係とポートフォリオ

a.先週ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ

カナダの金鉱山会社のバリック・ゴールド【GOLD】を購入している

ことが第2四半期の決算報告書によって判明

バリック・ゴールドはカナダの産金会社で世界最大規模の金鉱山を

所有しています。

 報告書によれば、バフェットはバリック・ゴールド株を購入してい

る他、金融株のウェルズ・ファーゴ【WFC】、JPモルガン・チェース

【JPM】の株を一部売却、さらに、投資銀行大手のゴールドマン・

サックス【GS】の株もすべて売却。

b.補足すると、前回のリーマンショックのころ、G・サックスは優先株

の形で取得したものです。

今回のコロナ騒動は、バークシャーにとっても影響は、大きい。

先般の航空株に続き、金融株も売却。

最近のポートフォリオへの貢献は、アップルであり、アマゾンですよね。

ハイテクあり、金鉱株ありで、

「いまどきのファンドのポートフォリオ」の一面を示すようになり

ました。

 

3.あたらめて思うこと

米国株式市場活況ですよね。

前回、株式投資の基礎25回では、政治動向に一喜一憂するな、と書きま

した。

あくまで、「企業収益の予想」と「金利」の拠って、株式市場は見ていく

べきでしょう。

考えるべきは収益の源泉。

商品(コモディティ)の場合は、石油やトウモロコシや、農作物、金といった

商品そのものの価値変動、不動産の場合は不動産が生む地代家賃収入です。

株式投資の場合や、ハイテク商品やサービスそのもの、金の価格ではなく

企業の収益、それはとりもなおさず、経営の結果です。

つまり、株式投資の場合は、経営を買う、となります。