中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦前の中高年がざっくばらんに書きつける日記

コロナ危機 ジャレド・ダイアモンド氏見解の紹介 戦いに勝つには国際的な協力体制が必要

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新型コロナウイルスとの戦いに勝つために

1.過去のジャレド・ダイアモンド氏引用
(1)新型コロナ対応問題に関して、匿名でなく有識者の見解を、

実名で引用しています。

本日は、生物地理学者ジャレド・ダイアモンド氏です。 

彼については以前3月12日に、著作の紹介・引用をしています。

新型コロナウイルスのニュース一色のなか、「銃・病原菌・鉄」の一部を読み直してみました - 中高年michiのサバイバル日記

一部抜粋すると

人間の死因でいちばん多いのは病死である。

  そのため、病気が人類史の流れを決めた局面も多々

 ある。

    過去の戦争において勝利できたのは、

   たちの悪い病原菌に対して免疫を持っていて、免疫

 のない相手   側にその病気をうつすことができた側で

 ある。   

  上巻 P361  11章 家畜がくれた死の贈り物

   (進化の産物としての病原菌) 

(2)別項目で、同氏は日本の人口問題(下記昨年11月14日記事)

にもコメントしています。

日本の人口減少は労働力不足の要因だが、人口減少自体はプラス面あり? - 中高年michiのサバイバル日記

日本における最大の問題の一つが資源不足だからです。

資源に対する需要は人口に比例します。

日本の外交政策にとって、1世紀にわたる難題はまさに

この資源の輸入でした。

もちろん経済的にも大きな問題ですから、人口減少は

日本にとってアドバンテージ(利点)になるのです。

2. 氏のコロナ危機対応のコメント

 今日の紹介は、2020年4月13日の日経新聞のインタビュー記事から

です。

(1)新型コロナウイルスの感染拡大の位置付け

14世紀の黒死病(ペスト)では欧州の人口の約3分の1

が死亡し、経済が回復するまでに1世紀の期間を要した。

世界恐慌は回復までには10~12年かかったが、今回は

より短いだろう。

それでも誰もが認める危機であり、若い人はもっとも

深刻と感じるはずだ。  

(2)中国に対して厳しい注文

SARSは野生動物が感染源となり、中国の動物市場から

広がった。

市場を閉鎖すべきだったが中国政府は見送り、同じパタ

ーンで新型コロナが拡大した。

中国は伝統的な医療のために野生動物の利用を続けてい

る。

このままでは確実にパンデミックが再発する。 

  もう一つ、中国の影響力の契機に関して

「状況は変わらない。中国は意思決定は早いものの、2000

以上続く独裁的な政治体制は誤った決断を下すリスクを

内包している。

市民は批判したり、選挙で意思を示したりできない。

新型コロナも当初は存在を認めず、公の議論を禁止した。

 (3)歴史への影響に関して

新型コロナの封じ込めは世界各国が足並みをそろえない

と困難だ。

戦いに勝つには国際的な協力体制が要る。

世界的な問題を解決するモデルになり、核や気候変動、

水産資源の保護といった課題に国際社会が協調して取り組

む契機になるのが最良のシナリオだ」 

(4)日本の現状に対して 

自国だけは例外と考えることが危機を乗り越える障害

となる。

米国に加えて日本もこうした傾向がある。

都市封鎖や感染経路の追跡にそれほど前向きではないよう

に感じるが、中国や米国と同様に感染者や死者が増える

リスクがある。

重篤な症状に陥りやすい高齢者の割合が世界で最も高い

ことを考慮すべきだ」 

争いの時代 協調こそ解 生物地理学者ジャレド・ダイアモンド氏 :日本経済新聞

 3.現時点の感想

このブログでも、たびたび書いているように、新型コロナウイルス

対応のような大きな問題は、一層冷静になり、広範囲な視点から、

自分の頭でよく考えることが必要と自認しています。

勝手に妄想していても仕方がない訳で、匿名でない有識者の見解は、

単純な賛同又は拒絶でなく、是々非々で、しっかり見ていきたい

思っています。

 

直近の氏の著書「危機と人類」を紹介します。

電子書籍版、続いて紙の書籍です。