中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

刺激的な言葉は、ヒト惹きつける しかし軽々しく「医療崩壊」はいけない 冷静に熟考し楽観論で

1.刺激的な言葉

当たり前ですが、報道は、「人に知らせること」が目的の一つでしょう

から、ヒトに関心をもってもらうために、刺激的な言葉をより使います。

マイナスイメージの音場の方が、より関心を引くでしょう。

最近のメディアで踊っている「新型コロナで医療崩壊の可能性」は、ま

さに、刺激的な表現で、ひきつけを狙っているのでしょうが、どうも

いけません。しかも、医療関係者(とはいえ実務者ではなく、いわい

るエライさん)の発言とは驚きです。

冷静に考えて、「日本の医療体制の現状とは、その程度なもの?」と

思ってしまいます。

私の持論である、「PCR陽性者と、新型コロナ患者は定義が全く違う」

「重傷者というが、新型コロナ主原因の重症者数は不明」は、ココでは

横に置きます。

 

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疲れている医者のイメージ

2.医療参加者を増やすと「崩壊の可能性」は激減

今日言いたいのは、

同じ人口当たりでみて、患者数も死亡者数も、欧州や米州より、二けた

少ないのにコロナ主因で日本の「崩壊の可能性」なのだろうか?

100倍も多い欧州や米州で、現状崩壊しているのだろうか?

 私のつたない「常識」で考えても、なんか違和感がります。

そんなに日本の医療体制は、脆弱ではないだろう、と思います。

人間は、いざとなったら、柔軟に対応するでしょう。

まじめで能力もある、医者、看護師、他医療スタッフは、全国津々浦々

存在し、それを活用すればよい。

現有のベッドや、節義機器のインフラを使わせないで、「崩壊の可能性」

と言ってもらうと、誤解を招くのでは?

エライさんは、このまま「拡大」すると、人材が足りない、治療のイン

フラが足りない、としきりにコメントしますが、現行制度のなかの、

極めて限定されたリソースの範囲で考えるからであって、視点を変え、

制度を変え、広く、応援体制を取ると、日本の医療スタッフは、まだ

まだ充実していると思います。

素人的に言いますが、感染症分類を2類から、5類に変え、現在の体制

の「全員参加型」に変えると「崩壊可能性」は消え去るように思います。

たとえば、欧州へ米州の100分の1の数字が10倍拡大し、10文の1にな

っても、十分うまく対応できると、信じています。

 

3.崩壊という言葉

(1)「崩壊」という言葉は、刺激的で李、ヒトをよく惹きつけます。

「学級崩壊」という言葉は、よく聞きますし、実際「学級」の現場

では、発生している例もあるでしょう。」、もう少し大きく「学校

崩壊」の事例も、あるかもしれません。しかし、それが全国で一斉に

「崩壊」することは、現在も、近未来もなさそうです。

(2)話を巨視的に歴史上からみて、ホモ・サピエンスは、何度も

感染症」に負けそうになり、絶滅しかかったことはあるようで

すが、結局(種全体としては)生き延びて、今や70億の個体数を

超え、地球上で大繁栄です。

狭い狭い独りよがりの議論で、「医療が崩壊」してしまうとは、

私には思えないのです。

いつも、書いているマスメディアの、報道姿勢批判は今日は、

書きません。

メディアでなく、「医療関係者の「エライさん」にしっかりして

ほしい、というお願いです。 

 

4.結局対応手法は?

「大変なこと」が起こった場合の対処は、よく勉強して、過去

事例を多面的に分析して知っておくこと、これに尽きると思います。

歴史をつぶさに知っておけ、ということだけでなく、また過去の事

象を取り巻く法律、経済、文化状況だけでなく、科学的基礎知識を

知っておくこと。

こう、サラリと書くのは、カンタンですが、「知ること。理解する

こと分析すること」は難しいし、というか、正確に言うと本人の

能力の限界があります。無理なものは無理。

仕方ありません、それはあきらめるしかないでしょう。

(1)ただし、未来に向かっては、楽観論がいいと私も思います。

私が書くより、出口春秋さんの言葉を引用しましょう。

悲観論や極論、陰謀論で人々を脅かす方が大きな反響を得ら

れるで、そう言う本や過度に悲観的なことを主張する人が

後を絶ちません。しかし、歴史を振り返れば悲観論は全敗し

ています。これは劇的か科学や技術の進歩を、人間のあま

り賢くない脳みそでは想像できなかったからです。

 還暦の底力 p197

(2) もう一つは、金融の世界、株式市場の動きから、私の言葉で。

  「今回ばかりは、過去と違う。過去の経験則は通用しない。

    全く新しい動きだ。」と豪語する人々の言葉が、よく残っ

ていますが、  大方、こちらも相場に負けています。

 どうも人間は、同じ過ち繰り返しているようです。

 なお、「チャートにすべての情報が反映されているので、過去の

チャートを 勉強すると未来が見える」、との見解には、私は同調し

ません。

 「すべての要素」を織り込んだとしても、そのすべてが同じ量だけ、

同じ タイミングで影響を与えるという未来の事象は、ありえないで

しょう。

 類似点は、多々ありますが、厳密に同じはあり得ず、その意味では、

「歴史は繰り返さない」とも、言えるかもしれません。

結論的には、「その場で対処、冷静・熟考・楽観論」でしょう。