中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

メディアについて思うこと 関心分野 一方的 より過激に 等々のワードから

仕事のうち、いわいる「実務的な作業を行う時間」が以前よりぐ

っと減ってきて、ありがたいことに「読書時間」はかなりとれる

ようになりました。

加えて、マス・メディアに費やす時間つまり日本語ニュース記事

を見ている時間が、ずいぶん増えました。

批判的にニュースを見るスタンスは以前から変わらないのですが、

ニュースに接する時間が長い分、感じること・気になることも多

くなりました。

以下、いくつかの論点を書いてみます。

1.関心分野

マス・メディアには広い裾野を持った話題がいいですよね。

健康問題は、誰しものが関心を持ち生活上の制約も絡んできます。

新型コロナ感染症は、うってつけの話題提供となりました。

いわいる芸能関係ニュースは、マニアの方は多いにしても全国民の

関心事とは思えないし、米国大労量選挙不正疑惑も、尖閣竹島

防衛と日本全土の安全保障上の問題も、矢張り「全国民的」にはは

今一歩です。

否応なしに、ほとんでお全国民の社会生活に影響行動制限も加わる

感染症の問題は、大きい。

恐怖心を煽れる典型は、関心を常に引きやすいし、直近でいうと

ワクチン接種ビジネスの傾向が感じられます。

  しかも、2021年6月末現在。世界的に見て「収束の方向」とは、

まだ言えないようです。 

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メディアの報道姿勢は、誰が決めるのだろう

2. 一方的報道姿勢 

(1)教科書的に言うと報道の中立性性と公平性が求められ

るわけですが、どうも、一方的報道が目につきます。

少し引用しましょう。

6月27日日曜の夜のニュースからですが

都の担当者の発言として

「少しずつ感染者は増えてきている。きょうも渋谷や新宿な

どの繁華街では人出が非常に多く、変異株の影響を踏まえる

と感染の再拡大の可能性はより高まっている。

コロナ疲れもあるとは思うが、人との接触をできるだけ避け

る行動をとってほしい」と呼びかけています。

 以下は私の意見

・毎度私は「PCR検査(日本の基準で)陽性者を感染者」と

 呼ぶことには、常々疑問ですが、ここは、議論しません。

・「変異株の影響を踏まえると感染の再拡大の可能性はより

 高まっている。」と発言は理論が一方的であり、拡大・不

 拡大の両論併記が必要。

「可能性が高まる」というより前後の文脈から、断定的」

・人と人の接触を割けつ、荒野は根拠を示してほしいし

・(引用文にはないが)「感染に気をつける手法」が、いかに

もあいまいで、抽象的。

(2)「収益目的志向」からくる一方的傾向

テレビ、新聞等の大手メディアは、まさに大手の民間企業とし

て自らの組織が、生存のための高い収益を必要としています。

収益嗜好は、民間企業と言え当然なのですが、一定程度の視聴

者関心を維持するため、常に刺激的で、受け入れやすいような

一方的報道をすることがあります。

競争社会において、常に自分に関心を持たせるには、恐怖心は

有効だんだん、刺激を強くしているしかないようです。

報道姿勢の方向転換は、収益維持の目的志向からは、なかな

か修正が難しいこともありえます。 

  (3)思い込み

これは、私の偏見かもしれませんが、多く右寄り左寄りで分けた

場合、「左寄り」の人は「正義は我にあり」的傾向がより強い

ように思います。

思考の寛容性が、相対的に低いように、感じるのです。

 

3.より過激になる傾向

寛容度が低いことも通じますが、ワクチンビジネス推進派は、

既存の安全、安価かな、治療薬は制限する方向が見えます。

例えばイベルメクチンが、「既存」「安全」「安価」の例かも

知れませんが、ワクチン推進派は、利用制限を画策している

ようです。

利用者にとって、予防であるワクチンと、治療効果が認められ

る安全・安価な薬の双方を欲しているはずです。

(2)「より過激」は、人間の本性かもしれません。

 理論的説明は、私の力に余りますが、少し歴史を振り返ると

フランス革命当時、相対的に穏健なジロンド派は、過激なジャコ

バン派に 取って変わられ、 

ナチス・ドイツの幹部は組織への忠誠心を示すため、より過激に

また、日本の連合赤軍の場合も、少しの思想の違いを「反対派」

と見なして「仲間」を粛清していく。

一種の思考の「麻痺」もあるように思います。

 (3)常に刺激を

  話が、「粛清」と暗くなったので、最後の締めは少し戻しを。

「戦いを見せる」ことが仕事のプロレスラーも、興行の連日連夜

高いモチベーションを維持するのは困難で、興奮剤や、強い刺激

の気付け薬も必要。

また、お笑い芸人は「笑わせてナンボ」でしょうし、泣かせてナ

ンボもあるでしょう。

「職業人」はいつにおいても、何の職であっても大変です。 

. あなたのまわりの怒っている人図鑑(読書感想文もどき) ほぼ100%理解できて趣旨に納得の一冊

 あなたのまわりの怒っている人図鑑

事例に学ぶアンガーマネジメント

安藤俊介/著  

出版者    飛鳥新社 2020.7

1. 概要

(1)久々に、読みながらクスリと、よく笑った本でした。

ハウ・ツー本の分類は、私があまり読まない分野です。

題名に惹かれて手に取りました。

「マネジメント技術を解り易く」、に徹しています。自粛

警察、ネットいじめ、パワハラ等々、各地で怒りのパンデ

ミックが発生している現象を取り上げ、なぜイライラして

怒りを発生させるのかを考察し、日常生活で目にする様々な

「怒りの事例」と対処法をしています。

(2)「特徴」「Why? なぜ怒る」「怒っている人へのADVICE」

を軸に、良くまとまっています。

 私の解説は不要で、気に入ったカテゴリーをいくつか列挙して

みます。

本書の効果として、以下を述べます。

  怒る必要のあることには上手に怒ることが出来、怒る必要

  のない事には、怒らなくて済むようになる

その線引きができるようになることを目指します。 P34 

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怒っている人のイラストはたくさん、今回中年男性にしました。

 2.本文の事例引用

事例の紹介がとても面白くて

  正義案を振りかざして怒る人

  マスクなしに憤るコロナおじさん

  自分を棚に上げて怒る人

  価値観の違いを受け入れず怒る人

  正当に評価されていないと怒っている人

など名と、思い当たるふしばかり

公共の場・日常生活部分から3つほど引用

(1)立場が下の人に強く怒る人

「特徴」

自分より立場が下、反撃してこない相手には強く出る。

自分より下だと思っている人に反撃されると、逆切れする。

「Why? なぜ怒る」

本来、気が小さい人が多い。その反動で相手が自分より弱い

立場だと分かると、反撃されないと安心して、強く出てしま

う。

「怒っている人へのADVICE」

下の者に怒りをぶつけても解決になりません。自分だけで抱

え込まず勇気をもっていじめてくる相手と対峙してください。

その怒りは正当です。  ‘P47

 

(2)芸能人の不倫に怒る人

「特徴」

自分い出来ないことを謳歌している人が許せない。手っ取り

早い娯楽として「怒ること」を楽しんでいる。実はうらやま

しいと思っている。

「Why? なぜ怒る」

 人生の優先順位が付けられていないので、自分い関係ないこと

にまで関わろうとし、自分の立場や感情と重ね合わせて怒りを

増幅させる。

「怒っている人へのADVICE」

自分に関係ないヒトのことでイライラしそうになったら、何か

別の楽しみを探しに行こう  P53

 

  (3)メカトラブルマジギレする人

「特徴」

パソコンが立ち上がらない、動作が遅い、止まった等でイラ

イラする。相手がモノであっても勝手に人格を反映させて怒り

エスカレートする。

「Why? なぜ怒る」

仕組みは解らないけど、動いて当然、満足に動かないものが売

られているわけがないという思いがあり、その通りにならない

と怒る。

「怒っている人へのADVICE

先ずはIT機器の便利さに感謝して、IT機器についてのリタラシー

あげることで回避することはできるので、ある程度の知識をみ

につけること。 P57

 

 3.私の感想を加えて

 解説は不要であり、私の身につまされる感想から

・上記(3)で引用したことですが、メカトラブルに対してITリタ

ラシーの向上が必須と思いました。

 

・怒りのタイプの6分類を紹介しています

1.正義の味方方タイプ

2.完全主義者タイプ

3.意識高い系リーダータイプ

4.頑固な心配性タイプ

5.悲劇の主人公タイプ

6.自由人タイプ

簡単なテストで場合分けするのですが、私の場合、気分により

タイプが変化するようです。それも危険ですよね。

 

・「反射的に怒ってしまわない練習」も秀作だと思いました

①数をかぞえる

②気持ちの落ち着く子おt場を待つ

③意識を「今。ここ」に集中させる

④怒りの温度をつける

⑤その場から離れる

⑥思考停止する

 

 ・エピローグにある「怒りから解放されると人生が楽しく

なる」は至言だと思います。

 〇怒っている人は防衛している人

 〇箍(タガ)が外れると怒り易くなる

 〇自分の人生に集中しよう

 

 

投資手法には同感だが、方針実行の継続がとても難しい話

1.投資の王道

(1)記事投稿者の属性は忘れましたが、先日「投資の王道」的な

記事を見つけました。

彼の投資手法提言は

①確りした投資対象の選定

②時間を味方につける

③当初の投資対象を動かさない(売却せず保持する)

というもの、具体的には、

 米国株式のインデックスに投資し、複利で年率4%の収益を

30年継続することで当初の240万円が,2000万円になる計算。

30歳で投資開始して、60歳には、老後資金が確保できると

といったもの。

(2)下記の一般的な、投資手法を批判します。

彼の、反論を纏めます。

国債日本株、リート(不動産投信)に三分割して、資産を保持

しようというもの。

これに題する批判は、妥当であると思います。

国債が「安全資産」の一つであることは認めるが、現在に利回り

は、1%を切っているし、今後も高金利は望めそうになく、複利

の効力も生きてこない

日本株投資は、日本経済の今後の成長に投資することであり、世界

的にみても、今後の日本経済の成長性は低いのではないか。

③不動産を小口化流動化したリートは、商品性として優れているもの

の、継続した長期の収益性は、日本の都市の鳥の有効利用に依拠。

昨今のレテワーク、都心回避にみられる現象は一過性でなく、不動産

賃料上昇予測はは、明るくない、と言った趣旨。

言い回しに多分に私のンデフォルメも、入っていますが、彼の意見の

大筋は、上記であり、私もほぼ同様の見解です。

 

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好き嫌いでなく、経済の将来性はやはり米国でしょうか

2.論者の具体的提言

(1)米国株投資で4%複利で30年以上は達成可能というのが、

これまでの120年間にわたっては正解であり、今後も可能性は

高いと、論じています.。

私も同感で、

いわいる「先進国」の少子高齢化は避け難いトレンドの中、米国は

現在も人口がまだ減少段階ではなく、移民等の社会的影響もあり

今後も少子高齢化のスピードは相対的に低くなると思われます。

また、投資のインフラ(システムだけでなく、法律、税等の諸制度

を含む)も整備されていて、相対的に世界一魅力的な市場が、米国

でありそうとは、多くに人が同感するでしょう。

(2)さて、何にどうやって投資するかの銘柄ポートフォリオを組み、

これを機動的に組み替え行くのは、ほとんど不可能であり、彼は

インデックスへの投資を推奨しています。

これも王道でしょう。

具体的には、30銘柄のNYダウ平均でなく、分散化が進み、まさ

「米国を買う」イメージのSP500への投資を紹介しています。

 

 3.現実上の問題点、個人的体験から

投資方針、手法はその通りで、あり「参考」となる話は以上で終

わり。

 以下は、決めたことを「なかなか実行できないのが人間」という
当たり前の話を、個人的体験から。
 自慢話になりますが、おそらく正しいであろうとの投資師計画を
組み25年以上となり
当初のポーティフォリオそのままならば、実績が上がっていた。
となります。
現実には、資金が不足して、ここからキャッシュ化した結果、
「残念でした」という結論。
(2)情けない結末となった原因を少し
①生活維持のための、定期的な収入の減少
何のことは無い、給与所得を指しますが、「ポートフォリオ」を
組んだのち、生活を維持するための定期的収入が、減少したり、断絶
したり。
事業所得も、上手くいかず・・・。
②「倹約」は難しい
上記1.投資の王道の論者は「倹約」も強調していましたが、倹約は
現実には難しい。
言いわけは、ヤマホドあります。
妻子持ちであれば、住宅、教育はじめ支出は、非弾力的に一定程度
かかり、キャッシュ不足に呼応できるほど減らない、というのが典型
また「今楽しまなくて、なんの人生ぞ」的な、出費は、常に存在して
います。
 (3)言いわけの蛇足
 上記は、なんとも情けない報告ですが、
何度となく、当該株式資産売却に手をつけてきたのですが、往々に
して、早期に売却銘柄の方が、後で売却した資産や、現在保有銘柄
より、(保持しているとすれば)大きな資産となったはず、という
のもあります。
投資手法紹介に始まり、情けない個人的体験での締め、となりま
した。
 

今週のお題「一気読みした漫画」 またまた昔話になりました

1.今週のお題「一気読みした漫画」

私は、自分の凝り固まった思考パターンを崩して、少しは関心分野

を広げようとの意図で、この「今週のお題」については、極力対応

しようとしています。

とはいえ、気の利いたものは書けなくて、多くの場合「昔話披露」

に終始する状態で、今回も似たようなものになりそう。

子供の頃は「マンガ」も読んだのですが、はて「他のことを忘れる

ほど没頭」したものは、なんだろう、思い起こしてみます。

マンガに限らず、振り返ってみて遊び、勉強、趣味、仕事と、「他の

ことを忘れるほど没頭」した経験が、あまり思い出せず、寂しい人生

だった(いや、まだ終わってはいませんが・・・)のかもしれません。

 

 2.漫画の記憶

(1)マンガのなかでも、ギャグで落とす4コマ漫画とか、政治を風刺

したような歴史教科書に載りそうなマンガは、あまり記憶にありません。

私の子供は幼い頃「学習漫画日本の歴史」を見ていたようですが、私は

小学校までいわいる「理系的」であり、歴史はあまり興味がなかったよ

うです。

(2)お題の「一気読み」

「劇画」とは、今どき言わないのかな。

私の記憶で「一気読み」にあたるとしたら、本宮ひろ志さんの「男一匹

ガキ大将」がそれにあたるかもしれません。

小学校高学年か、中一くらいだったでしょうか。

わりと裕福な(確か歯医者の息子)同級生の友達の自宅の彼の部屋には、

いわいるコミック本がシリーズとなってたくさんあって、これを目当て

に彼の自宅に同級生の友達が集まります。

もちろん、一緒に遊んだりするのですが、なんとなく、マンガタイム

となると、部屋で、話もせずに、めいめいが彼の大きな本棚を漁って、

勝手に読んでいた経験があります。 

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昔っぽいマンガのイラストを採用したつもりです。

 大人の今となると、他愛もない内容のものですが、当時はとても面

白かった記憶があります。

「世の中を知らない」のと、「自分は将来何かできるかもしれない

の幻想」があったからでしょう。

申し越し後の時代ですが彼の作品「俺の空」も、「一気読み」の部類

かも知れません。

(3)高度成長期との因果関係は、いまいち解りませんが、1960年

代後半から1970年代前半は多くの大人も子供も「明日は、今日より

よくなる」との幻想を、持ちえた幸せな時代でした。

当時は、熱血モノ、スポーツ根性ものも盛んで人気のあったようです。

巨人の星は、その典型で、これは私も読んでいました。

また、小学生には少し高度でしたが「あしたのジョー」も読んだ記憶

があります。

あしたのジョー」が1960年と1,970年の安保闘争学生運動の時代の

大学生も読んでいた、と知るのは、後日です。

 

 3.漫画と日本文化

「一気読みした漫画」のネタは、早くもつきそうで、話をずらして、

「日本の漫画が、世界への輸出品」である話しをお少し。

「ナルト」や「ワンピース」とか、「現代マンガ」はよく知りません。

もう10年くらい前、日本橋丸善の「洋書コーナー」で一うろうろして

「ナルト」や「ワンピース」のコミック本を見つけました。

英語や北京語でなく、たしかフランス語だったような。

なるほど世界への「輸出品」であるゆえに、日本国内でも売れるの

でしょう。それとも海外帰国時の「お土産なのかな」。

 現在マンガを知らずに「アニメは日本の輸出文化」と、公言するのは

原体験を知らずに論評するあの、北九州八幡の新日鉄のスペースワ

ールド論評と同じ。

つまり、あの堅い硬い新日鉄が企画立案した「遊園地」という概念だけ

が、取り上げられ、それを論ずる経家者も、自分で遊園地としてのスペ

ースワールドを体験したことがない、というもの。

以前「自分が読んでない本を堂々と論ずる方法」なrう挑戦的な題名の本

がありましたが、よく周りを眺めてみると、

自分が良く知らないこと、理解していないことを堂々としゃべるのは、

実はよくある話」と、気づきます。

意思決定の形式と実質につき株主総会から派生 国会の議員の「質とコスト」の話 やはり人数の問題かと思う

1.株主総会

6月21日月曜から月末にかけては、日本は株主総会の季節。

ご案内のように3月決算が多い日本の会社は、法律により

株主総会を3ケ月以内、つまり6月末までに、開かねばなり

ません。

昨今の「新型コロナ騒動」の影響を受け、過去から総会の形式が

変わった点がありますが、必ず開かねばなりません。

「厄介だな」と事務局が思うことはいつも同じ。

大きな会社、部門が多様な会社であればあるほど、「株主主総会

想定問答」準備に膨大な時間とコストをかけ、いざ総会となり、

これが「無事」なり、終了すると「使わなくてよかった」とほっと

する、変な文書ですよね。

今日は形式と実質の語りですが、

会社の意思決定の最高機関か、株主総会であることは、論を待ちま

せんが、「実質性」を持たせるように、いろんな手法が流行っては、

すたれ、何となく進んできました。

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日本の6月下旬は、株主総会の季節

昔は「総会屋」が頑張っていたらしいのですが、昭和56年の商法改正

とかは、学校で習ったものであり「総会屋」は、私には、小説の中の

世界です。

「ものいう株主」が海外からやってきたとか「委任状合戦」とか「株主

側が役員使命」等等、異論亜ニュースも日経新聞中心に、紙面をにぎあ

わせました。

 上場・非上場問わず、日本の「株式会社」地盤沈下が言われて久しいで

すが、付加価値を生むのは、結局公的機関でなく「民間企業」でしかな

いと私は思っています。

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国会議事堂は「場所」出あって、そこで何を生むかが問題

2.(日本の)国会の話

株主総会は、一つの事例であり形式と実質も問題で、今日書きたかった

のは国会と国旗議員の話。各所で書いているのですが、再度まとめて書き

たいのですが、結論はいつも同じ。

国会議員の質が低く、立案の先見性や実効に欠けており、実質膨大な費用

や時間の無駄が、生じているように思う。処方箋は、人数を減らすのが、

最善かと思う。ということ。

明治以来続く都道府県制度も、「もう時代にあって居なく久しい」地方自治

制度かと思いますあ、これは、別稿で。

①まず、「質」について思うこと。

知識見分、能力、意志力、洞察力等々点から、質が低下しているのは

否めない。

そもそも、都道府県議会、市町村議会といった地方議会が沢山あるの

だし、「地元」のことは、他に任せて、国会は国政、日本の在り方を

考えて欲しい。

「地方と国をつなぐパイプ」という発想自体が、どうも利権の香りが

強くて胡散臭い。議員の本来業務とは、どうも違う気がします。

国政に専念する、国民の中から選ばれる「選良」は、最高品質を求め

られるべき。

②「質」続き

そうすると、議員候補者の時代も、議員就任後も、「世界のなかの

日本」観点から、勉強に専念してほしいが、そもそもの能力が必要で、

及第する人間が、そんなに多くはないのでは?

その中で、人数が多いと「悪化は良貨を駆逐する」状態になるのでは

と、懸念しています。

全体主義国家や、発展途上国比較でなく、いわいる西側民主主義国家

比較での、国会議員比較でみても、決してスクな図ぎることはない。

日本には「人口当たり国会議員の敷くなさ」のlトップを飾ってほしい

ところ。

③波及効果 人数を減らすメリット

人数を絞って「質」を上げる子おtのほかに、費用のメリットも莫大

です。

一人の議員の歳費、交通費のみならず、公費で雇っている人数や場所代

当の経費を、減らすのは「役人」であるゆえ、「回避」は、とてもうま

い。民間で当たり前の発想である「市場原理」が働きません。

一人あたりの経費削減議論は、結局「千年、川清を待つ」的になり

そうで、実効性に疑問を持ちます。

「国全体のことを考える」国会議員に限定して、議員の人数を減ら

すことが経費削減の出発点であり、ゴールの気がします。

大学受験で多数の「公平さ」担保には、技術が必要 派生して「大学」に門外漢が思うこと。

私のブログでは、過去になかったことですが

「大学教育」について、思うことを少し書きます。

1.入り口入試の話

今日の、ニュース記事から思ったこと。

私の結論は、大量の受験者がいる場合、記述式試験断念は技術的

に仕方ない。出来ないことはできないし、というもの。

記事を要約すると、以下のとおり。

大学共通テスト 英語民間試験と記述式導入断念へ 文科省

2021年6月22日 11時59分

大学共通テスト 英語民間試験と記述式導入断念へ 文科省 | 教育 | NHKニュース

・まず事実関係 

文部科学省有識者会議は、2025年の大学入学共通テストにおける、

英語民間試験の活用と記述式問題の導入について「実現は困難」とする

提言案を示す。

 ・過去経緯

地域格差や経済格差の懸念など制度の不備への指摘が相次ぎ、おととし、

いずれも導入が見送られました。

  ・断念要因

英語民間試験は地理的、経済的事情への対応が不十分で、コロナ禍で

中止も相次いだ外部の試験に依存することへの課題が指摘される。

記述式問題も50万人以上が受験する中で公正な採点体制の確保などの

課題を克服できない

さて、以下思うことを書いていきます。 

科挙の時代ならいざしらず

「大量」の情報処理となると、画一的処理のため記述式は、やはり無理

と思います。

今後の情報処理もそうでしょうし、少し昔の話ですが、切実だったと

思います。

現在の中高年なら「足切り」という用語をご存じ、かもしれません。

当時「共通一次」というのがあり、選抜を一次と二次に分け、一次で

終わる人が「足きりに合った」となります。

大学側としては、受け入れたい生徒、つまりその後の大学教育を受け

させて、より成果が上がりそうな人物を選抜したいのですが、「記述

式」という手法が不可欠と思っているが、「事務処理能力の限界」か

ら逆算して「二次試験該当者」を絞る、という手法でしょう。

 

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共通テストイメージ、マスクは無しとしました。

今日言いたいのは、昔話でなく今後の情報処理の方法についてです。

主催者側が記述式での回答を渇望したととしても、事務処理能力の

限界から、現在でも、マークシートにならざるを得ないと思います。

 

AIでもなんでもいいですが、採点者が記述式を、「一定の客観性を

持った公平な基準」で採点できて、その要員(コンピュータ台数?)

を増やして24時間フル稼働したら可能かと思います。

「夢の技術の実現」な度と、悲観されそうが、一昔前に言われた「ユ

ビキタス」もスマートフォン普及である程度実現しているし、電子書

籍や、車の「自動運転」今後広範囲広がるのでは?

ヒトの心理的抵抗は別にして、実は近い将来「事務処理上のネック」

は解消されそうな、気がします。

 

2.オンライン授業

先度記載しますが、AIが「一定の客観性を持った公平な基準」で採点

できるとなれば、「事務処理上の限界」は、クリアできそうで、話を

広げていると、授業を人間がやる必要があるの?となります。

 今般、世界的な「新型コロナ騒動」は、いろんな問題を露呈させまし

たが「大学教育」もそうでしょう。

オンライン授業でいいなら、しかも各種の学説を比較検討検討して、

講義するスタイル(授業をする人の「学説」は主張しなくていい)、

ヒトよりAIの方が上手な場合もありそう。

視点かえて、教育ビジネスとしてみると、

仕入れ」に相当する、入学試験の在り方も変わってくるでしょう

し、事業である「授業」もインフラ面で、相当変わってきそう。

ほかの業界同様大学もオンライン普及で「場所」の制限がずいぶん

緩和されたことですし、、、、。

岡目八目目でないですが、門外漢だからよく解かるところもあり

ます。

私は「教育界」には、今まで全く無関係で大学・高校で教えるど

ころか、「記述式の祭典一つしてことがありません。

ふと、大学教育について、思ったことでした

 

3.教育機関と研究機関

(1)「大学」という組織も取り方で様々多くの人にとっては、

教育機関ですが「研究機関」の側面もあります。あり、

受験する本人や、脱稿、予備校、塾等の取り巻き機関にとって

は「教育機関」の側面がほとんどでしょうが、

「学者」と呼ばれる人々は、教える人であると同時に研究者であり、

どちらかというと研究がメインなのでしょう。

(2)また、○○大学基金とか、大きなお金が動く場所でもあり、

運用を受託したい金融業者にとっては「潜在大口顧客」であり、「寄付」

を募れる「集金マシーン」とも言えます。

東京都内にたくさん取りを持っている大学は、当面収入が大丈夫な大地

主だね、と思ったりもします。

当たり前ですが、「大学」といっても、千差万別で、いろんな顔を持つもの

だと、今回の「共通テストの記述式」報道から、思い出しました。

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その26」今回は、日経記載の小説あり、ルポあり、「批判の常識」あり

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敗戦記「その26」も同じイラスト

昨年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」

というのをアップしていますが、今回26回目です。

私の現在形として、本を読める環境というのは、変わっていません。

ありがたいことです。

イラストもあえて、同じものを使用、趣旨も同じで、硬軟とり交ぜ、 

読者への何らかの参考となればと・・

1.ネオウイルス学

河岡義裕/編  

出版者    集英社 2021.3

新型コロナのパンデミックとその先を見据える学問の新領域で、

今どんな研究が進んでいるのか? ウイルスと生命、その共生と進化

の未来を専門家20名が平易に解説する、とあります。

平易かどうかは、もちろん個人差有で、執筆者はそれぞれ丁寧な

記述かと思います。

 数多の論文集から、好きな表現がありました、

タイトル 「温泉の古細菌ウイルス   望月智弘∥著」

から、一つ引用します。

  地球と生命の起源を求めて温泉へ

  よく「仕事で温泉巡りできていいですねー」と羨ましがら

  れます。

  しかし実験は、できるだけ多くの温泉水採取を目的として

  いるため、一日の終わりには水の重みで肩にアザができる

  ほどの重労働です。     P230

  

 2.望郷の道 上、下

北方謙三/著  

出版者    幻冬舎 2009.3(上巻)   幻冬舎 2013.5(下巻)

私があまり読まない小説ですが、以前日経新聞記載(2007年8

月から)連載で、お気に入りだったものです。

(上巻)

時は明治。自分の信じた道を突き進んでいく男と、家業の賭場

を守る健気な女がいた(一人娘だった)。

縁があって藤家ヘ婿養子として藤家ヘ入る正太だが、先を読む

独特の能力と男気で藤家を先代以上の処迄引き上げた。

ここに、それを妬む人物が出てくるのは、ある意味小説の定番。

近代史の一面をみますね。 

(下巻)

愛する家族を守るため凶行に出た正太は、九州を追放され日清

戦争後の混乱著しい台湾へ。

だがある日、失意の正太の前に妻が幼子を連れて現れる。

活力を得た正太は台湾で菓子屋を創業し、競争の激しい商いの

世界に身を投じています。

実務的な、細かい描写が確りしていて、小説に厚みを持たせます。

「ドロップ」成功なのですね。私の子供の頃も、定番菓子でした。

 

以前読んだ北九州の賭場関連記述より、日清戦争後の台湾記述が、

今回は特に印象に残りました。

主人公正太の台湾での商売感覚に「なるほど」と思うシーンは、

従前と同じでした。「企業(起業)小説」という前の「人間の真

なもがき」を強く感じました。

  

3.混迷の国ベネズエラ潜入記

北澤豊雄/著  

出版者    産業編集センター 2021.3

破綻国家と噂される、南米ベネズエラで見たもの…それは絶望か、

それとも希望か。

三度に渡りベネズエラに潜入した新進気鋭のノンフィクション

ライターによる、限界ギリギリの冒険紀行といえます。

新型コロナ報道で、高橋洋一さんが、マス・メディアの「情報の

切り取り」について、熱弁していましたが、古今東西ある話だと、

私も改めて思います。

こういったルポルタージュをたまに読むと、またそれを感じます。

いわいる「特派員報告」とは、情報の質・レベルの差異を思います。

(著者が、ベネズエラメリダというとして食事に向かうところ)

 国家破綻寸前で食料がなく停電が多いと報道されている国で享楽

にふける若者がいるとは思いもよらなかった。そこら中に飢え死に

寸前の人々が転がっていると思っていたのだ。  P65

日本で生まれ育ち日本語で試行する私と、中安米の支配階級でない

市井のヒト、インドの同様の環境のヒト、イスラム原理主義者の方々

は、思考回路が全く違うのでしょう。

 

 4.共産主義批判の常識

小泉信三/[著]  

出版者    中央公論新社 2017.8

戦後における小泉信三の思想形成の出発点であり、マルクス主義批判

の入門書。民主主義との相反を暴いた終戦後のベストセラーを著者

没後50年に復刻、とあります。

わずか2,3世代前には「常識」であったのでしょうが、現代は?

現在は、ソ連の崩壊、中華人民共和国の「社会主義市場経済」他、共産

主義の実態をを、つまり当時は見えていなかった実態をが見えています。

ハイエク研究者の楠さんの言葉を引用します。

  権力に反抗しながら一方で権力に阿ね、講和条約締結に際して

  平和と説きながら国内では闘争を煽り、増嫉を原動力として平等

  を語る論者にみられた精神構造を小泉は文明的でないとし、敗戦後

  の日本が再び独立するたっめの障壁と見た。

  小泉は『共産主義批判の常識』その他の数々の著作を辻て現代に生

  きる私たちに語りかけている。 P24 

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