中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

メディアで飛び交う盛りだくさんの「刺激が強い言葉」 関心を引くとの目的からすると当然ですが

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マスメディア全般とSNS双方をイメージしたい、のです。


1.刺激が強い言葉、例えば

 メディアの世界で、「刺激が強い言葉」 が飛び交く昨今ですね。

文字情報、音声情報、動画等々多くの媒体でそう感じます。

(1)例えば、新型コロナ感染症問題で、某政治家がよく使う「正念場」

少し辞書を引いて切ると

「正念場」 とは

①歌舞伎・浄瑠璃などで、主人公がその役の本質的性格

(性根)を発揮させる最も重要な場面。性根場(しようね

ば)。

②(① から転じて)その人の真価を問われる大事な場面。

重要な局面。

 とのこと。

「自粛を守りなさい」を強調したいのでしょうが、短期簡に繰り返す

とさすがに、記憶に残っていますから

あれ、前回の「正念場」と今回の「正念場」どう違うの?と考えて

しまいます。

最も、こんな疑問を持つことが「日本人の風上にも置けないひねくれ

もの」であるかもしれません。

➀そもそも、発言者は「言葉のあや」であって、数的根拠と深い考察

に基づいた「重い言葉」ではなく、仮に突っ込まれると、返答に窮し

てしまう。

②情報の受け手は、言葉をあまり信用していないし、「受け流す」こ

と多々。

ある意味、受け手は言葉の重みを吟味していて、以前の発信者の発言

は、もう記憶にない場合も多々。

 (2)も一つ事例をあげると「たったひとつ」という言葉

「○○をなくすたった一つの方法」

「△△がうまくいくたった一つの道」

いかにも関心を惹きそうですね。もし、その「たった一つ」が、非

現実なものでなければ、すでに誰かが実行していて、「まだ残ってい

る方法」ではない、気がします。

 2.刺激が強い言葉、目的について

(1)報道を生業(なりわい)としている場合

➀受け手の注意を惹き、注目度を高めて、視聴者やアクセス数を増や

すことで広告収入等の収益向上に資すること、となります。

(いわいる「公共放送」を標榜するNHKも、含みます。)

収益のために報道をやっているのだから、という意味ではアタリマエ

です。

「受け手の注意を惹き、注目度を高めること」の手っ取り早い手段

は、受け手の「恐怖心」に訴えること。

この点、台風、地震等の自然災害は、大きな報道効果があります。

関心の度合いは、地球上の遠い地域のより、身近なほど、大となり

ます。

今回に新型コロナ感染症の報道は、まさにうってつけ。

感染症であること、新規性、地域の広がり、社会的制約強要、長期間

に渡る等、多くの方の関心を引く要素が、詰まっています。

誰しも「死」が怖いし、当然関心はあります。

「死亡報道」も、その報道の仕方でまったく印象が違います。

年代にもよるでしょうが、テレビを見る人は一定割合います。

いわいる「テレビに出る人」の報道は、一定の影響力を持つようです。

私は「煽る」という表現を何度か、このブログでも使いましたが、

そうとしか思えない局面も多々あります。

②報道の倫理、報道の公平性

これは、とても難しい

私が、ああだこうだと論評する世界でありませんが、少なくとも

数値根拠に基づき、ある程度の客観的説明他、報道を望むものです。

報道が収益ビジネスであることは、理解しています。

とはいえ、どの仕事にも「倫理」はあるし、報道という仕事の特性

から「公平性」の意識は重要かと思います。

 (2)情報発信者はだれしも

➀ 情報を発信する場合、何らかの「相手」を想定している訳で、なる

べく多くの方にアクセスしてほしいと思います。

想定する読み手の、関心があるものを、掲載しないとダメなのは解っ

ています。 

関心があることは、多様ですから、いろんな分野、切り口はありま

す。

自由競争の中で、関心を惹くためには、より刺激の強い言葉が、飛

び交うことになります。

タイトルと、本文中の記載内容が、矛盾する場合も、見受けられます。

②情報発信者の「倫理」は、ここでも大切なのですが、実質無法地帯

ですよね。

「誰でも楽にできる」「すぐ役に立つ」「絶対に✖✖できる」等等・・・・・

少し、考えると、どうも変だと思えることは多いのですが、実質は

詐欺まがいに「引っかかる」こともたくさんあります。 

3.最後に

本日は、何ら具体例の引用もなく、私が思っていることを、書き連ね

る形になりました。

私も情報発信者の一人です。

情報を発信する以上、なるべく多くの方にアクセスしてほしいと思

います。

読み手を想定し、読み手の関心を惹く内容を書きたいと思っている

のは、当然です。

であるがゆえに、

ちゃんと考えて書こう。

ウソは書かない。

数字には特に注意すること。

といったことを、自戒を込めて守っていきたい、と思っています。